三崎口、この電車の終点です
この先へ続く計画は
京急本線は浦賀が終点です。この三崎口駅は、支線である京急久里浜線の終着駅なんですが、この先に線路を延ばす計画があったのでした。三崎港の近くに三崎駅を設置する案は、用地買収が困難だったので立ち消えになり、その途中の油壺まで延伸する案は、計画した路線上に位置する小網代地区が風致地区に指定されたことで観光開発が困難になり、観光地への輸送需要が見込めなくなってしまい、やはり立ち消えになりました。暫定的に開業した三崎口駅は、いまや三崎港や油壺へ向かうバス路線との接続駅として重要な地位を得ております。
どん詰まりにするつもりはなくて出来た駅なので、わずかながらも先へと続く線路が残っているのが、ちょっと哀しい光景です。観光の目玉であった油壺マリンパークが廃止され、三崎港からほど近い城ヶ島京急ホテルも今はなく、むしろ観光輸送の需要は減っているかもしれませんが、だとしても、夏のレジャーシーズンは渋滞で身動きとれなくなる地域ですから、クルマを減らすためには鉄道やバスを便利にすべきだと思います。
江ノ電みたいな路面電車なら、アリかもしれませんね。ライトレールなど検討してみたら良いのになぁ。