仮題『スクエア』続報・自己流定常光ライティング
実は入院していました
私事ではありますが……この数日間は心臓病治療のため入院してました。たかはしまいさんの自主企画撮影会が開催される日が退院の当日で、参加を申し込んでも何かで入院が長引くとドタキャンになってしまいます。
おかげさまで予定どおり退院できまして、午後からの部にはギリギリ参加できるので予約状況をチェックすると、偶然にもキャンセルが発生しており空き枠が出来ていて、その枠を埋めるカタチで滑り込みセーフでした。
撮る内容は、かねて制作中のフォトストーリー仮題『スクエア』にて使用するための一場面です。
午前中に退院手続きをしたあと急いで準備してスタジオに向かいました。
照明機材の位置を動かさなければ
トシは取りたくないもので……というよりも若い頃からなのですが、私は物忘れが激しくて、ふだんは出掛ける前に持ち物チェックを入念にやるのが常ですが、この日は急遽の出動なので慌ただしく家を出ました。
その結果、使い慣れた照明機材は、定常光とストロボともに重要な部品を欠いていて使えない状況でした。
たまたまスタジオに備え付けのソフトライトボックスの中サイズがあったので、ソレを使っています。
まずは基本形です。2灯あるのを「ハ」の字にして被写体を囲み、グッと近接させます。2灯の真ん中にレンズを突っ込んで撮ると、こんな風に影が出ないノッペリした絵柄になります。近接させすぎて背景に明るさのムラが出来てしまいましたが、撮り位置を変えるとソレがまた良い感じになったりします。
照明機材の位置を動かさなければ、こんな風に撮り位置を変えても当たる光の量は変わらないので、正面から撮ったのと同じ明るさになります。若干陰翳が出るのは「味」だと思っております。
逆サイドに立って上からかぶり気味に撮っても、照明機材を動かさないでおけば、正面から撮るのと同じシャッタースピードと絞り値で撮れます。
照明と被写体の位置関係で絵柄を変える
フォトストーリーの本編で使用する予定のカットも撮れました。どういう場面で使用されるかは、本編の公開までお待ちください。
なお、ストロボの技法についてはコチラで手の内を明かしています。