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「適温」 写真を組む318

そもそも組写真って?

 組写真とは、何枚かの写真を組み合わせることです。組むことでドラマを表現するものであって、一枚のなかにドラマを詰め込む単写真とは撮り方も違ってきます。テキストをつけないとストーリーと呼べるほど複雑な状況を説明しづらいですが、写真を組むことで状況の「流れ」は創れます。

作例を御覧ください

 私なりの流儀ですけれども、紙媒体になぞらえ、横長の一段分を本の左右見開き2頁に見立てたうえで、マンガの様なコマ割をします。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。

*画像をクリックすると大きくなります。

2013年11月撮影

ぬるま湯どっぷり

 写真集を編集しはじめ、水着写真のストックが足りなくなると、秋冬でも水着撮影できる温泉に行くことも屡々でした。なにせ低予算ゆえ、何着もの着替えの水着を持って行って、一回のロケで四着分くらい撮っていました。真冬は不感温(浸かっていて熱くも冷たくも感じない温度帯)になる程度の微温の湯だと、のぼせずに長々と撮影できて快適でした。

 撮る私も、最適な撮り位置が湯槽の中ということがあるので、海パン姿で湯に浸かっていましたから、一日ずっと湯槽を出たり入ったりして、体力の消耗がキツかったです。たいがい被写体さんは平気そうで、年齢による衰えということを意識せざるを得ませんでしたねぇ。

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