「適温」 写真を組む318
そもそも組写真って?
組写真とは、何枚かの写真を組み合わせることです。組むことでドラマを表現するものであって、一枚のなかにドラマを詰め込む単写真とは撮り方も違ってきます。テキストをつけないとストーリーと呼べるほど複雑な状況を説明しづらいですが、写真を組むことで状況の「流れ」は創れます。
作例を御覧ください
私なりの流儀ですけれども、紙媒体になぞらえ、横長の一段分を本の左右見開き2頁に見立てたうえで、マンガの様なコマ割をします。横書きの本をめくる感覚で左上から右下へ順番に御覧ください。
*画像をクリックすると大きくなります。
ぬるま湯どっぷり
写真集を編集しはじめ、水着写真のストックが足りなくなると、秋冬でも水着撮影できる温泉に行くことも屡々でした。なにせ低予算ゆえ、何着もの着替えの水着を持って行って、一回のロケで四着分くらい撮っていました。真冬は不感温(浸かっていて熱くも冷たくも感じない温度帯)になる程度の微温の湯だと、のぼせずに長々と撮影できて快適でした。
撮る私も、最適な撮り位置が湯槽の中ということがあるので、海パン姿で湯に浸かっていましたから、一日ずっと湯槽を出たり入ったりして、体力の消耗がキツかったです。たいがい被写体さんは平気そうで、年齢による衰えということを意識せざるを得ませんでしたねぇ。
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