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低体温低血圧人間が2022年に"食らった"もの5選

2021年は結構TVやお笑いとか、好きなものの話をしっかり書いていたけれど、
2022年すこし仕事が忙しくなりあまり時間が取れなかったので、年明けの連休のうちに去年自分が心動かされたものをまとめて記録しておきます。

そのまえに前提として、わたしは基本何かにぐーっと熱を持つようなことが滅多に起きません。低血圧&低体温人間です。

みんながハマったものにもなかなか興味を持てないタイプなので、
私の好きなものは「自分が生きていてたまたま出会ったものに、たまたまハマった」ものがほとんどです。
そのためこれから挙げるものも「2022年に私が出会ったもの」になります。他の人がこれを読んでもしょうがない、自分中心の記事になっちゃってすみません。

ただ、以下に挙げるのはこんな低血圧人間の私が心を動かされ、しばらくネットで関連のものを漁ったりしたくらいのパワーを持つものです。きっと誰かにも刺さるはず。。
そんな願いを込めて、以下、出会った順に記録します。

①マムアンちゃん

タイのイラストレーターが日本に住んでいたときに感じた日本人の優しさから生み出した(と何かで読みました)キャラクター、マムアンちゃん。
森美術館にポップアップショップがあり、たまたまそこを訪れた際に出会いました。後で調べたら、くるりのMVを描いていたこともあったみたいです。

レトロチックな手書きのイラストとキュートなキャラクターたち、
そして添えられた一言メッセージ。
ちょっと変わった角度から表現されるそれらが私には非常に刺さりました。
年始に出会ってから一年、しんどい時に心救われることが何度あったか!


もっとたくさんシェアさせてほしいところですが、
タムくん(作者さん)のインスタグラムを是非見てみてください。

②ドレスコーズ『平凡』

こちらも年始に出会った「ドレスコーズ」というバンド。
解散してしまった「毛皮のマリーズ」のボーカル志磨遼平さんを中心に現在も活動中のプロジェクトです。

スペースシャワーTVを毎日見ていた高校時代、毛皮のマリーズのMVが流れていたこともありました。当時はロン毛の細い男性が暴れまわってるイメージが強すぎて(笑)、こわい!!という印象しかなかったです。。

ですが22年の頭にたまたま聴いたマリーズの「ビューティフル」の歌詞に心動かされ、あれ、こんないい曲歌ってたの??というところから現在進行形のドレスコーズに興味を持ちました。
(確かランジャタイ国ちゃんのカラオケ動画が最初かもしれないです。彼のサブカルの好みは結構信頼しています)

Spotifyでとりあえずいろいろ聴いてみる中、確実に沼に落とされたな、と感じたのが
2017年リリースの『平凡』というアルバムでした。

https://open.spotify.com/album/7Dkk4qUrAGkFfy2AyxtZCn?si=ew25U8_3RHalBVa_gVnJ8w

もしこれを読んで聴いてみてもいいかも、と思った方がいたら
「エゴサーチ&デストロイ」という曲から是非聴いてみてほしいです。

音源だけでも超キャッチーで一発で印象に残ったのですが
MVのクオリティにあらためて度肝を抜かれました。あわせて是非。

この曲にハマって、収録アルバムを一から通して聴いたときに
全体に共通したファンク感と、めちゃくちゃ教養を感じる歌詞から作られた世界観がカッコよすぎて、たぶん3か月はこのアルバムばかり聴いてました。笑

すぐネットで発売当時のインタビューやレビュー記事を調べて、湯船に浸かりながら片っ端から読んだあの時間は2022年でもだいぶ上位に楽しい時間でした。
簡単に言うと「個性を殺し、平凡であることを求められた近未来の世界のミュージシャンが制作したアルバム」というテーマを持ったコンセプトアルバムなのですが、1曲目が「common式」、2曲目で早速「平凡アンチ」とか言ってる時点で面白い。笑 ファンクで乗れる曲がたくさんあるので、平凡になりたくない時とか元気出したい時に是非聴いてください。

ちなみにこのアルバムをひっさげたツアーのライブ映像がフルでYouTubeに上がっています。これがまた凄い。志磨さんだけじゃなくバンドメンバーが本当に楽しそうに音楽やっていて、自分も楽器に触りたくなります。

ドレスコーズのYouTubeチャンネル、DVD化している過去のツアーライブをフルでたくさんアップしてくれていて、私のようなハマりかけの人を確実に落とす手厚いシステムになっています。
キュウの単独ライブが全部アマプラとかで見放題配信されてるのを知った時と同じ感動を覚えました。戦略的~。

③リボンの騎士

これは他と違って、正直まだちゃんと見てません。すみません。
手塚治虫の名作のひとつですが、それまで主人公の顔すら知らなかったのに
これこそ本当にひょんなきっかけで「たまたま」作品のことを調べました。

どんなきっかけかというと「サファイア王子に顔が似てる」と知人に言われただけなのですが(笑)
どんな顔だっけ?と調べつつその設定を知り、めちゃくちゃ魅力的な設定じゃないか!と衝撃を受けたのです。多くの日本人は知ってるんでしょうけど。。

男の子と女の子、二つの心をもって生まれたサファイア王子(ほんとは王女)。ジェンダーの多様性が認められている今の時代に見ると、当時と見え方は絶対変わってくるんだろうな。
(これは別の記事にしようと思いますが)私自身性的マイノリティに属している気がしていて、そういう意味でもサファイア王子に似てるということがちょっと嬉しい。
まだアニメ1話しか見てませんが、いつか全部見たいと思います。

④小松海佑『蔑ろにされる魂の種類』

2021年に見た銀兵衛の単独も私はとても食らいましたが、ピン芸人小松の単独も変わらず刺さりまくりでした。

このフライヤーからして期待感すごかった。。

過去の銀兵衛に対する記事でも書きましたが、彼の唯一無二のお笑いは今しか見られないものだと思うので、これからも見逃さないように追いかけたいと思います。
友人にも広めたいけど勧めるのがめちゃくちゃ難しい芸人さんだと思ういろんな意味で。笑 売れすぎない程度にファンいっぱいつけていってほしい。

ちなみに先日この60分のトークも見ましたが、面白かったです。あゆむも小松もとにかく幸せになってくれ。。笑

⑤COUNTDOWNJAPAN 22/23 12月30日のAdoのライブ

年末に滑り込んできた衝撃。
2022年はたくさんフェスに行けて嬉しかったのですが、
締めくくりのCDJの さらに締めくくりのトリ、Adoちゃんのライブが
一年の音楽ライブの記憶を全部ぶん投げられそうになるくらい凄かったです。

こういったフェスへの出演は初らしく、
ライブが始まる前のEARTH STAGEの客席は、顔出ししてない中どうやって?というドキドキと、あの歌を生で聴けるのか…というワクワクが入り混じる変な空気になっていました。

一曲目が始まった瞬間、紗幕に囲われた箱の中で両手を上げるAdoがシルエットで見えた時の客席のざわつき方は凄かったです。「いるいる!!」「どこどこ!!」みたいな笑
そこからの怒涛の歌声に、さらにどよめく客たち。離れたところで見ていたお客さんが次々にステージ側へ集まってくる様は映画を見ているようでした。

ノンストップで散々歌い上げたあとの沈黙、客が余韻でぼうっとしている中突然「はじめまして、Adoです。」とMCが始まった時は
急に聞こえた彼女の地声に 観客一人ひとりが無意識に「おぉ~…」と声を漏らしていて、その大きさに笑いが起こるほど。
人気バンドがたくさん出ていたあの日のCDJを完全にモノにしてました。


以上、低血圧人間すぱぱが2022年に"食らった"もの5選でした。
2023年はもっと幅広くインプットをしたいです。映画とか全然見てないし。。noteにも都度記録できるといいな。

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