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天竺鼠川原チャンネル"人から聞いて面白かった話"と水ダウで検証してほしい説の話

毎日家に帰ってきてはYoutubeを眺める日々を送る中、最近「今年一番笑ったかも」と思うほど面白かった動画がこちら。


天竺鼠川原チャンネルの動画はいつも実験的な面白さを味わえるので更新を楽しみにしているのですが、特にランジャタイ国崎さんと組んだときの相乗効果はえぐい。毎回ふたりにしかできないお笑いを生み出しています。

その相乗効果が変な方向に尖っていってついていけなくなることも個人的にはあるんですが(笑)、この動画は二人の自由で突飛な発想も感じつつ、やってることの構造もわかりやすくてめちゃくちゃ笑いました。

動画の時間が48分と長いので再生をためらっちゃいますが、騙されたと思って流してみてほしいです… わたしも作業用BGMとして聞き始めたのですが、10分過ぎたあたりから動画に釘付けになって、気づいたら国ちゃんの笑い声に釣られて爆笑していました。。

何をやってるかというと「人から聞いて面白かった話」というテーマで二人が交互にエピソードトークをしていくのですが、途中で川原さんがタイムリープしたかのようにさっき話したばかりのトークを繰り返し始め、聞いてる国崎さんも初見みたいなテンションでそれにリアクションしていきます。

それが動画10分過ぎから始まって、そこからのループの中で二人のトークがどんどん凄いことになっていくのですが、、正直わたしの文章力じゃ面白さが伝えられないので、とにかく見てください。笑

コメント欄には「ジャズだ」「即興セッションだ」「バッハの変奏曲聴いたくらいの感動」など書かれていて(笑)一見訳わからないですが、ちゃんと見ると確かにめちゃくちゃ秀逸な表現だと思って不覚にもハッとさせられました。

最初に基本の形<トークA~D>を見せて、それを繰り返しながらお互いに即興でアレンジしていくことで<トークA'><トークB'><トークA''>みたいな亜種を生み出していく。

バリエーション型が増えてきたところで急にプレーンな<トークC>が出てきて落ち着いたり、忘れたころにCメロみたいな感じで<トークD>がでてきたり、やっぱり最後は主題の<トークA>に戻ってきてクライマックスみたいな。

そんなこと二人は全く考えてないでしょうけど、動画全体に大きな流れがあって確かにこの動画ジャズセッションでしたわ。そう考えると川原さんの展開の仕掛けかたが流石だし、爆笑しながら自分も仕掛けていく国崎さんもすごい。あと字幕の微妙な差で笑いを増幅させてる編集もすごい。公開から5日くらい経ってますが毎日見ちゃうくらい、中毒性ある動画です。

ただここまで長々語っておいてアレですが、今回書きたかったのは実はこの話じゃなくて、この動画きっかけで前々から私の中でずっとある、水ダウとかで検証してほしいを思い出したって話なんです。笑

動画の中で、国崎さんが話したトークを川原さんがコピーする(その逆も)場面がありましたが、川原さんが喋るときは元の話から一部要素をピックアップして、自分なりに面白く再構築して話しています。(まぁその場で聞いた話なので完コピは無理なのは承知の上ですが)

芸人さんって自分が見聞きしたことを面白くエピソードトークにするのが上手いけど、「もしも複数の芸人が"全く同じ"印象的な経験をしたとき、エピソードトークにどれくらい差が出るのか」っていう疑問?というか好奇心がわたしの中でずっとあるんです。

水ダウなら実現してくれると思うんですが、例えばトークが上手い芸人4,5人をターゲットにして、それぞれ一人でいる時に仕掛け人が何か印象に残ることを仕掛ける。(リアルスカッとジャパンみたいなのに巻き込むとか)このとき内容には差をつけずに、全員に全く同じ経験をさせるのがポイント。

後日一人ずつ呼び出して、当時のことをエピソードトークとして話してもらった時に、人によってピックアップする要素に差が出るのか?話を盛るポイントや程度は変わるのか?状況説明と自分の感情のバランスは人によって違うのか?

…ていう。私が知らないだけかもしれないけど、意外とこれ検証されてなくないですか?芸人の話術のミソが垣間見えると思うし結構面白いと思うんだけどなあ。

川原チャンネルきっかけで久しぶりにこれを思い出せたので、やっと水曜日のダウンタウンの説募集コーナーに応募しました。と言いつつ水ダウ普段見ないので、いつか採用されてたら私まで教えてください。笑


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