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M-1グランプリ2021、3つの"個人的ハイライト"の話

M-1グランプリ2021の決勝が終わり4日経ちましたが、いまだに余韻が抜けません。

昼の敗者復活戦の抽選会から日付変わった打ち上げ配信まで、家族と一緒に久しぶりに思いっきり笑いまくって熱くなって、次の日の疲労感が半端なかったです。なんか声も枯れてました。

そして2日後には思いっきり寝坊して会社に遅刻しました。完全に良くない疲れの引きずり方してます(笑)

いろんな思いがありますが、周りに語れる人もいないのでここに残させて頂きます。ただ全組の感想を書いていたら明日も寝坊してしまいそうなので、個人的に期待していた組を中心に。

■敗者復活戦のキュウ

好きだけど敗者復活にはいろんな意味で向かないと思っていたキュウ。昼の抽選会で1番を引いた瞬間、あまりに可能性がなさ過ぎて爆笑してしまいました。笑

トップバッターであのルパンのネタをぶつけてきた(ドンキーコング期待してたけど!)のも良かったし、その後の平場で全力振り切ってる清水さんもやばくて最高。去年一緒に盛り上げていたランジャタイがいない今年、完全に『国民サイテー枠』として役割を全うしていたと思います。陣内さんの「もうキュウには振りません!」がすべてでした。

敗者復活の平場でいうと男ブラ平井さんの「どうしても甲乙つけろと言うのなら、甲です」もめちゃくちゃ笑いました。平井さんのワードセンスはほんとに好き。

キュウは個人的に、ネタが及第点取れれば来年は決勝上げてもらえると思ってます。というか、『"動"の漫才VS"静"の漫才』という構造の決勝をそろそろ作るんじゃないかなと思っていて、カベポスターとかも一緒に上がったりするんじゃないかなぁ。インディアンスとかランジャタイとかフースーヤなんかが動漫才として出てくれたら最高!

■初決勝ランジャタイのすべて

ゴーちゃん先輩の熱いツイートが刺さります。たった1年前は国民最下位だったのに、この1年で一気に追い風を吹かせて決勝まで来ちゃったランジャタイ。私自身去年の敗者復活でちゃんとハマった新参者で、それでもこんなにエモくて嬉しいのだから昔から応援していた人たちは本当に感無量なんじゃないでしょうか。

とはいえ去年のマヂラブの優勝、そしてアレが世間に漫才として認められて世間のストライクゾーンが広がったことで、正直3月くらいの段階で今年はランジャタイ決勝行けるな、行かせるなら今年しかないなとは思っていました。ずっと職場で今年のM-1注目芸人としてよくランジャタイを挙げていたので、本当に決勝に来てくれて私も一目置かれる結果になりました。ありがとうございます。笑

それはそうと決勝でのランジャタイ、総じて"夢みたい"じゃなかったですか?

よくお笑いファンがふざけて話す「もしもランジャタイがM-1決勝に行ったら」の妄想に出てくる景色がそっくりそのまま放送された感じで、私はテレビの前でずっと「うわあこれこれ!これが見たかった!!」と言い続けていました。全力でらしさ爆発の漫才をぶつけて、審査員が頭抱えて、点数低くて伊藤さんがアァ!!って悲しい顔する横で国崎さんが大喜びしてる…全部理想的な形で見せてもらえて本当に嬉しかったです。結果でた時の伊藤さんの顔は映しちゃいけないレベルで酷かったなぁ。ネタ終わりのSEが流れないのも最高にらしかった…(笑)

決勝前にいろんなメディアで注目されてハードル上がりまくっていた中、全くブレずに"ランジャタイ"をやり続けてくれた二人がとてもカッコよく見えました。今回堂々の最下位をとれたので、ラストイヤーの来年は優勝取りに行ってほしいです。知名度が上がれば上がるほど有利なコンビだと思うので、この1年間に期待です。

■決勝10組のレベルの高さと、みんなが幸せな結末

今回の決勝は思い入れのある組も多かったので正直フラットな目で見られていないのですが、なんかすごくレベル高くて且つ差がなかったように感じました。

こうなってくるとネタ順がものを言うようになって、もしモグライダー~ゆにばーすあたりが後半出番だったら、全く結果が変わっていたようにも思います。

でも終わってみると、もも以外はみんなが暫定ボックスに一度入って敗退ボケもちゃんとできたし、全組がそれぞれの良いところをちゃんと審査員に評価されていた印象があります。ももも松本さんとのやりとりで爪痕残したし!“来年優勝”発言には痺れました。なんだかんだあの出順でみんな良かったのかもなあ。

敗者復活もラストイヤーのハライチで良かったなと思います。自分たちがやりたかったネタを思いっきりやって、悔いなく爽やかに敗退していったのが気持ちよかったです。ネタ的には金属バットに上がってほしかった気持ちもあるけど、ここは来年こそ!

そして何より錦鯉の優勝で、芸人も視聴者もみんなが嬉しい結末になったのがとても良かったです。敗退組同士が思わずみんなでハイタッチしたというエピソードも素敵。強いて言うならオズワルドにも優勝してほしかったな~、また一年プレッシャーと戦うのは大変そう。。2本目確かに個人的にもちょっとわかりにくい時のオズワルドだったから悔しい!

その他いろいろ語り足りない部分もありますが、ここからまた1年始まるわけですね。きっとこの日のことを噛みしめてたらすぐ夏が来て1回戦が始まるでしょう。来年も色んなドラマと新しい笑いに出会いたいです。

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