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低すぎないか? 市役所の航空写真
無意識の富岡美化―――この文章を最期までお読みいただくと、言い過ぎでもないな、と納得していただける市民は多いのではないだろうか。
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市役所正面玄関を入ってすぐ目に入る市の航空写真。現在の庁舎が竣工した2017年6月前後の『広報あなん』をチェックしたが、この状態で掲示がスタートした時期は確認できていない。ただし筆者は少なくとも2022年春にはこの状態であることを視認している。
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現在の掲示状態で、実際にこの地図の前に立つと、富岡は異様に大きい存在のように感じ、南部の町は異様に小さく感じる。
人間の最適な目線に合わせて掲示されたであろう隣の掲示物、それと同じ高さに、富岡を持ってきているのだから当然だ。
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一番見やすい位置に富岡が来るよう掲示されている。そのあおりで市南部が見づらい状態になっている。人によっては、ひざの前に自分の町が位置するのだ。市南部に対し、失礼な掲示位置であると考える。
どうみても位置が合理的ではない。子供目線に合わせる必要もない。こういった部分に、市職員の、地域に対する認識が垣間見える。
施工指示者や、違和感に気づかない多くの市職員に、おそらく悪意はない。悪意はないものの彼らには、無意識の富岡贔屓、無意識の富岡美化の考え方が染み付いている。一種の病気にかかっていると疑うべきだろう。
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この件について2023年1月17日、市役所市長室(shicho@anan.i-tokushima.jp)、担当と考えられる部署(kanri@anan.i-tokushima.jp)、表原市長Twitterの3者に対し質問及び対応を求め、下記を意見送信した。回答は当noteおよびTwitterで公開いたします。
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ちょっとした豪邸。読者のみなさまは、十分スペースのある壁に絵画や自画像を飾る。いくら大きいとしても、しゃがまないと眺められない部分ができるように飾るだろうか。
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