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デザイナーの日用品-02.ハンガー
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MAWA hanger「エコノミック」
ハンガー / ドイツ
今回の「デザイナーの選んだ日用品」はMAWAハンガーを紹介します。MAWAに関しては使用している人も多いと思います。
個人的に愛用しているのはMAWAハンガーの中でも人体ハンガーと呼ばれる「エコノミック」です。このハンガーは曲線にフックが付いているだけの、見ていて気持ちのいいほどの「削ぎ落とし切ったシンプルさ」が特徴です。たくさん並べても五月蝿くならないデザインで、すべて「エコノミック」で統一という人も少なく無いはずです。
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衣類をかける部分には滑り止めがコーティングされていて衣類が滑り落ちないので、カーディガンなどを前を開けた状態で掛けることが可能です。揺らしても落ちません(ただ、首回りの小さいTシャツなどを掛けたり外したりする時は慣れるまで使いにくく感じるかもしれません)。
肩周りが丸くなっているので、通常ハンガーと比べて衣類の肩部分にハンガー跡がつきにくいです。そして針金ハンガーみたいにグニャグニャ曲がらず高級感があり、木製のハンガーと比べて厚みがないので衣類をコンパクトに収納できます。いいとこ取りハンガーといった感じです。
MAWAのハンガーの種類は膨大ですが「エコノミック」のサイズは3種類。幅が30cm、36cm、40cmとありますので、自分にあったサイズを選ぶことができます。
私は仕事が終わって帰宅後に洗濯をすることが多く、夜に干すので部屋干しがメインになっています。ハンガーを日光に晒す機会が無いので可能なのかもしれませんが、干す→クローゼットがスムーズに行えるように、ハンガーはすべて「MAWAハンガー・エコノミック」のブラックで統一しています。我が家ではブラックのみですが、色を変えて誰の服か区別しやすくする、という使い方もできます。
何年も使用していますが樹脂のハンガーと比べて劣化も少ない気がします。若干繋いでいる部分が緩むのかフック部分が回転したり動いたりはしてきますが、まだまだ壊れる気配はありません。
Loftやハンズや日用品売り場、Amazonなど比較的どこでも手に入るのも嬉しいポイントです。1本350円ほどです。
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SPOT DESIGN 坪田将知
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