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パラアーチェリー 【連載】私目線で紹介!パラリンピック競技 #2
みなさん、こんにちは!パラスポーツをこよなく愛するあいあーです。前回からスタートをした普段は取り上げられる事が少ないパラリンピック競技について紹介していく【連載】企画
2回目となる今回はアーチェリー!
1. アーチェリー競技について
1)競技概要
50~70m先にある、直径1mにも満たない円形のマトの中心を狙って矢を放ち、当たった場所の得点(中心が10点で、外側に向かって点数が低くなる)で順位を競います。オリンピックとほぼルールは同様です。
弓の形が異なる「コンパウンド」と「リカーブ」で競技を行います。
2)特徴
「コンパウンド」と呼ばれる弓は、弓の両先端に滑車がついており、てこの原理や力学などを利用して「リカーブ」の半分程度の力で弓が引けます。その為、障がいに応じて、様々なスタイルで矢を放つことができるところです。
3)注目選手
パラアーチェリーで有名、かつパラリンピックの常連である、「アメリカのマット・スタッツマン選手」に注目! 両腕が生まれた時から無い選手で、足で弓を固定し、肩で矢を引く、そのスタイルと正確な射撃が魅力です。
(参考 https://tokyo2020.org/ja/paralympics/news/news-20200423-01-ja 2021年2月1日参照)
2.あいあー推しポイント!
競技スタイルが非常に多様で特に、片手×口、足×肩を使用して、弓を固定、矢を放つなど、選手独自の工夫が推しスポーツです。手元の数ミリのくるいも許されない緊張感の中で、会場全体が息をのむ空気も、観戦してほしいです。
3. どんな事をアーチェリーを通じて学べるか?
パラスポーツならではの工夫を、目に見えて感じることができるスポーツ。体幹、四肢の障がいに合わせて自由に改良し、対等に競います。一方で、ルールは健常者のアーチェリーとほぼ同様、という、難易度の高さも見て取れます。また、パラリンピックの起源となる、ストーク・マンデビル大会(1948年)より採用されている非常に歴史あるスポーツです。
次回もお楽しみに!
前回までの記事はこちらから
(Top写真提供 = FocusDzign / Shutterstock.com)