2023年WBC メキシコ戦のサヨナラシーン

野球中継において、複数のランナーがいて、長打が出た場合の実況は難しい。それだけにアナウンサー力量が問われるシーンになる。
WBCのメキシコ戦 9回裏日本は1点リードされている。2塁ランナーは
動向が常に注目される大谷、1塁には走りのスペシャリスト周東。
村上の打球は左中間へ。この瞬間に打球の方向と守備位置、カットマンの位置(この場合はショート)とランナーの位置を頭に描かなければならない。
サヨナラのランナーの周東はハーフウエイの場所にきているので、大谷のすぐ近くにいる。どうしても大谷に目が行ってしまうが、大事なのは
1塁ランナー(サヨナラのランナー)が長躯ホームインできるかどうか。
残念ながら、周東の実況は完全に立ち遅れていた。あまりにも感動的な
シーンで実況を忘れてしまう状況だが、センターからショートへの送球、周東の足、ショートの大遠投、サヨナラのスライディング。などなど視野広くグランドを見ることが大切だ。


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