2025年に考える 理念と人生
皆さま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始、日々の喧騒に追われながらも、なぜか仕事のことが頭から離れず、夜ベッドに横たわっても次々と浮かぶ考えが止まりませんでした。そんなある日のこと、妻からふと掛けられた一言が胸に突き刺さりました。
「なんか、思い詰めてない?」
図星でした。顔に出ていたのか、心が読まれたのかはわかりません。ただ、その一言で目が覚めました。私は正月の間、できるだけ仕事のことを忘れ、家族と過ごす時間を大切にすることに決めました。何も特別なことをするわけではなく、ただ一緒に過ごし、笑い合い、少し肩の力を抜く――それだけで心が軽くなるのを感じました。
そして今日、新年の仕事初め。
改めて心機一転、自分の「理念」を見つめ直し、今年一年のスタートを切ります。
私の理念
私の中で「理念」とは、こう定義しています。
理念 = Mission + Vision + Concept + Value
なぜ私はここにいるのか。なぜこの人生を歩んでいるのか。その問いを突き詰めたとき、この考え方が自然と腑に落ちました。そして、これからも進化する可能性を秘めたこの理念は、今の私にとって羅針盤そのものです。
Mission(使命)
スポーツ業界で働く多くの人々の社会的評価や地位が、低すぎると感じています。その現状を変えたい。これが私の存在意義であり使命です。
Vision(未来像)
短期目標: スポーツ業界を「人を幸せにできる仕事」として広める。
長期目標: スポーツビジネスの未来を切り拓く日本のトップランナーになる。
Concept(行動指針)
未来を創るパートナーとして、情熱を持ってスポーツクラブ運営者を支え、若い世代の成長を後押しする。
Value(価値基準)
教育と育成への情熱: 若手人材の成長を支える。
挑戦を重ねる精神: 常に新しいことに挑み続ける。
多角的な視点: 運営、指導、教育を融合させ、多様なニーズに応える。
自分を支えるもの
昨年、親しい友人を失いました。その出来事は、私に人生の有限さを突きつけ、深く考えるきっかけをくれました。「その時」が来たとき、自分の人生に悔いはないと言えるだろうか――。
その友人は、眩しいほどに輝く人生を歩んでいました。その姿は今も私を突き動かし、私も誰かにとってそう思われる存在でありたいと願うようになりました。
理念とは、私にとって単なる目標ではなく、自分の生き方を照らし、人生を彩る「念い」です。この信念を胸に刻み、2025年という新しい年を全力で駆け抜けたいと思います。