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#3 フリーターからパイロットへ

ROAD TO AFRICA

大学卒業後、新卒を捨てて

フリーターになり

パイロットになるために勉強開始。

まずは勉強するために専門学校を探した。

パイロット専門の予備校で基礎の基礎からのスタート

物理・数学・英語

全くやっていない科目ばかり。

重力加速度?

微分積分?

英語の熟語って何があったっけ?

本当にそんなレベルからのスタートだった。

そして同時にアルバイト探し

大学卒業のフリーターほど

重宝されることはない。

大学時代から本当にいろんなアルバイトを経験した

・ファミリーマート

・ロッテリア

・東京ドームの警備

・年賀状の仕分け

・ドトール

・引っ越し

・郵便物の仕分け

・飛行機の整備補助

・結婚式場

この時に始めたのは東京ドームの売店のスタッフ

警備とはまた違う

何よりも気になったのは

周りに働いている学生スタッフの目

大学卒業後のフリーターがきたら

そりゃ、色々思われるだろう。

そんな気がしていた。

それをかき消すように

パイロットになるという言葉で

かき消していた。

パイロットになるという言葉は

おーすごい!

の言葉が出てくる。

まだ目指しているだけで

何にも成し遂げていない。

周りは働き始め

新卒の給料をもらう。

夏にはボーナスももらっていた。

パイロットになるという覚悟と決意は固まっていた。

野菜を食べて、食事制限をし、運動をし

油物を避け、魚卵も控える

朝はCNNのニュースを見て、英字新聞も見る。

何にも苦労だと思わなかった。

夢の力ってすごいなと思ったのはこの経験があったからだろうと今思う。

本当に夢中になるものだと

何も苦労だと思わない。希望がある。

しかし、教育、勉強は大事だとも同時に思った。

高校から大学へはエスカレーター

センター試験を受けなかったことを悔いた。

基礎がない。

パイロット試験の一次試験は7月

5月だったかの予備校に通う人での模試試験

何人いたか忘れたけど

確か50人くらいいて

最下位だった。

もういさぎ良かった。

でも良い意味で気持ちが切り替わった

どうにでもなれ精神はこの時に育まれたんだろうか。

その予備校の最下位からの合格者は

過去のデータで0人

最後の1ヶ月はアルバイトを休んだ。

なんかかっこよく言っていた気がする

パイロット試験の最後の追い込みで集中したいんで休みます。

最下位が何を言っているんだろう。

自分でそう思っていた。

受かる見込みもないテストに臨む

でも諦めないという気持ちだけはあった

そして7月にテストを迎える。

まだこの時の自分にはアフリカのアの字も

思い浮かんでいなかった。

Sports for Better代表

サポートは、AFRICA SPORTS FUNDとして活用させて頂き、ケニアの難民スポーツのトレーニング施設の整備費用、サッカー、バスケットボールなどのアフリカスポーツプロジェクトに活用させて頂きます!よろしくお願い致します!