#5 久しぶりの更新・パイロット最終試験2013
久しぶりのアフリカへ出発!
この記事を書いているのは成田空港へ向かう電車の中
まさか2014年1月に宮崎の航空大学校の最終試験を受けているときは
自分自身が飛行機に乗ってアフリカに行くなど想像もできなかった。
でも一つ言えることは自分自身の実力を遥かに超えていた
その試験に
自分の最大限の努力をして挑んだからこそ
いろんなものを得ることができたと思っている。
制限をした食生活・運動など、パイロットになるという
『夢』を持った時に
何も苦しいことはなかった。
本当の意味で夢の意味を知ったのがこの航空大学校の試験だった。
話を戻すと2014年1月に宮崎にいた。
航空大学校の最終試験。
確かな数字は覚えていないけど
定員72名に対して
最終試験に残ったのは103人くらいだったと記憶している。
落ちる人の方が少ない試験。
しかし、ここでものを言ってくるのは
一次試験のテストの点である。
一次試験と最終試験の合算で合格の順位が決まる。
1問の成否が大きな運命を変えることになると思う。
だから一次試験の全ての問題に丁寧に
そして確実に点を取ることは最終試験を楽にする。
あの問題が解けてればなぁ
ということはあの時思っていたように思う。
そして最終試験。
航空大学校の本校に行き、航空適性検査と面接
これは完全に自分の意見だが
適性検査は指示通りに聞いていれば問題ないと思う。
自分の中では焦りが出てしまったのは
面接だった。
今はどんな面接をしているかは
最近合格した方のお話や文章を見た方が良いと思うが
矢継ぎ早の質問に完全に焦ってしまった。
次々に質問をして、焦らずに冷静に頭の回転をチェックしていたと思うが
冷静にしていれば答えられる質問に
トンチンカンなことを言っていたと思う。
質問の内容を覚えている冷静さより、
答えられる方の冷静さが欲しかった。笑
覚えいる限りだが
次のような質問だったかと記憶している。
・飛行機はどちらの風に向かって離陸しますか?
・着陸はどうですか?
・富士山は何mですか?
(そう言われてみると何mだったっけと。。。笑)
向こうのドツボにハマったとも言って良いだろうか。
汗が出ていたように思う。
ただ、面接もよっぽどのことがない限り冷静に行えば問題ない。
もうここの問題は何より一時試験の点数だと思っている。
それが高ければ高いほど、最終で少し何かできなかったと
思っても大丈夫。
最終試験に残るものは身体検査をクリアしており
既に身体はパイロットに適合している。
そしたら少しでも一時試験の点数が高い人ほど
良いことは間違いない。
自分自身の想像もしていない世界の中に入って
問題を超えるために努力をすることは必要。
それがなければまずは何も始まらない。
ただ、ここで言っておきたいのは努力の量=夢の実現
ということではない。
何でもそうだが、
100の努力をしても落ちる者
1の努力で階段を登れる者
それは間違いなく存在する。
その努力も正しい努力ということも重要である。
極端な例だが、サッカー選手になりたいのに
野球の練習を一生懸命行ってもそれは正しい努力ではない。
バットを右バッターボックスで右手を下にしながら打っても
それは正しくはない。
もしその状態でやっても打てる確率は上がらない。
全く打てない時に手が逆の方が良いのではと気づく。
打てるようになる。
右手を下にしたのは失敗だったが
左手を下にして努力をする。
本当に極端な話だがこの努力の精度をいかに早く上げてゆくか。
うまくいかなかった時に違う方法で試し、正しい努力に
辿り着くのが早ければ早いほど良い。
だからトライをしなくてはいけない。
(しかし、右バッターボックスで右手を下にして
打てるようになればそれは既成概念を壊した
新しいことになるので面白いことにはなるのだが。
それはここでは置いておく)
トライ・エラーを繰り返さないと
本当の努力というところもわかってこない。
その努力の精度をより良くしてゆくのは、失敗もないと
わからない。だからこそ難しいのだが。
ただ、失敗したところで
(言い方だが、それを活かすことができれば失敗ということ自体がないと思っている)
それは間違いなく、自分の糧になる。
いろんなことを知る。いろんな失敗を知る。
何も意味もないということはない。
偉人の言葉がたくさんあるが、その言葉の意味というのは
本当にその境地に置かれたもの
またこの言葉の意味を知ろうとしたものにだけ
わかることなのだとも思う。
この言葉は本当に好きな言葉である。
自分自身の失敗を言いように言っているだけ。
そう思う人もいるかもしれない。
しかし、失敗や挫折は間違いなくチャレンジをし続けるものだけに
多くのものを与えてくれる。
失敗してその場で立ち止まったらそれが1番の失敗である。
書きたいように書き殴ったが、
自分はこの最終試験は正直、受かると思っていた。
微妙なラインかなとも思っていたが、
何とかなってきた人生だから
ここでうまくいくだろうと。
しかし結果は落ちた。
不合格者の方が少ない試験に落ちた。
ショックも大きかったが、
一次試験の結果などを考慮して考えると
冷静にそうかと思う部分もあった。
ここで自分自身の経験になったのは
大抵のことでは驚かなくなったことであろうか。
これほどの失敗やショックはこの先の人生で
もうないだろうとショックを受けながらも
半分の冷静な自分はそう思っていた。
しかし、23歳、既卒1年目、フリーター、2月
2014年の4月入社は明らかに間に合わなかった。
いろんな思いもあったが。
もう一度だけ2014年の航空大学校も受けることにした。
気を引き締めもう一度、違うやり方で努力をすることにした。
アフリカのサッカー予選があるとそちらの更新になりますが、
また追々更新してゆきます。
Sports for Better 代表