2022年2月25日(金) 課題編 Sports for Better - AFRICA SPORTS FUND -
AFRICA SPORTS FUND - アフリカでの課題 -
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Sports for Betterとしてやりたいことは何なのか?
果たしたいことは何なのか?
何に危機感を抱いているのか?
マガジンの収益を何に使ってゆくのか?
今日から数回に分けて書かせてもらいます。
『アフリカのスポーツ』
広範囲な言葉になってしまいますが、対象はここです。
そして
『課題解決のためのアフリカスポーツ専門のファンドのような役割』
を果たしてゆきたいと思っています。
世界のスポーツはアフリカのスポーツを既にビジネスの場として捉えており、その目はアフリカ大陸の人口に注がれています。
市場として中国、インドは当然として、アフリカはスポーツマーケットにおいても外せない存在。
アフリカは2050年には世界人口の26%、25億人に達すると言われています。28年後にです。アフリカ54カ国、もちろん地域の差もありますが、世界はアフリカ全体をマーケットとして広げています。
今後、マガジンでの非公開ゾーンも作りながら、収益をアフリカのスポーツの為、そして日本のために活用してゆきます。
今日からの投稿で以下の通りに数回に分けて投稿してゆきます。
まずは課題編からです。
★世界はアフリカ全体をマーケットに。
1. FIFA × AFRICA
カタールワールドカップアフリカ予選をyoutubeで全試合無料配信開始(ハイライト、フルマッチ含む。)
2021/11/15 に行われたGhana v South Africa | FIFA World Cup Qatar 2022 Qualifier | Match Highlights
https://youtu.be/SEIOYBSHUtM
2022年2月25日時点で89万回の再生数です。
スマートフォンを持ち、インターネットも整い、カフェではWi-Fiも整備されているアフリカで視聴者は伸びる一方です。よく作業はカフェでしていましたがWi-Fiは早いです。
視聴者数も伸びれば、FIFAの収益にもなりますし、今から放映権を抑えておけば、今後伸びてきた時に売ることも予想されます。
2. NBA × AFRICA = Basketball Africa League
NBA主導でアフリカNo.1のバスケットボールクラブを決める戦いをスタート。サッカーで言うとチャンピオンズリーグのようなもの。
各国のチャンピオンクラブがNo.1を決めるので自ずとその国の代表となって戦うことになり、注目は嫌でも集まります。既にNBA ACADEMY AFRICAとしてタレントの発掘には数年前から力を注いでいるNBAですので、この大会は商業・マーケティングの意味合いが強いです。選手の発掘であればもう少し、静かにやると思うので。
3. スポーツ観戦にも繋がるスマートフォン(シェア)
韓国企業であるSAMSUNGや、中国企業であるITEL、TECNO、HUAWEIが躍進しています。infinixは香港の会社です。それ以外のロゴが出ているのは全て中国。
日本では見慣れませんが、アフリカには至る所にTECNOの青い看板をみることができます。日本で言うとコンビニ並みに。
このシェアからも中国企業の参入が見て取れますし、iphoneのユーザーはその価格からアフリカでは多くはありません。そして、日本の企業の名前もありません。
4. スポーツ観戦にも繋がるインターネット環境(シェア)
2019年のデータですがインド、UAE、フランス、南アフリカを本社に置くブロードバンド会社のシェアが大きいです。
アフリカでは至る所でairtelやMTNのSIMが売られています。また国境を跨いでも同じ、回線であれば利用が可能なのでとても便利です。
またこの通信を得るためのwi-fi機器でもHUAWEIなどがマーケットに入り込んいます。
日本企業としてブロードバンドといえば、『ソフトバンク』
アフリカでの投資を開始しました。
ソフトバンクさんが開始されたとはいえ、上記からも、アフリカの成長の中でスポーツ観戦に繋がる日本企業の製品が大量に売れて、お金が流れてくるのかというと、中国やインドの企業が多く、その利益はアジアの国々に流れてゆきます。26億人にもなる大陸で、大きなパイが取れないのは一つの課題だと思っています。
また、下はサッカーのアフリカ選手権のスポンサーリストです。
スポンサーをすることが良いとか悪いとかではなく。数年前にYAMAHAさんがスポンサードしていた時には日本人として、単純に嬉しかった思いがあります。
その時の動画です。
★世界とアフリカへの投資と貿易
もちろん自分自身は、スマートフォンを作ることもできませんし、ブロードバンドを構築することもできません。
しかし、単純にインフラ整備や、現地でのビジネスで中国やインドの勢いの中、入ってゆけるのか。世界の投資額が大きくなっている中で、それには既に大きな壁があることは間違いないです。
EU=1,500億ユーロ超の投資を表明(約20兆円)
『中国のアフリカとの貿易額は世界最多』
2019年、中国・アフリカ物品貿易輸出入額は2090億2000万ドル(約22兆円)
『日本とアフリカの貿易総額』
2019年 1兆8,905億円
*出典:財務省貿易統計、JETROhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000087153.pdf
『2019年の日本とアフリカ開発会議にて・TICAD』
日本から3年間で200億ドル(約2兆1000億円)を超える民間投資が実施されるよう支援する方針を表明
『2021 中国・アフリカ協力フォーラム』
2018年に表明した総額600億ドルからは減少したが400億ドルを支援することも表明。(約4兆2000億円)
金額を落としても4兆円超の支援を表明した中国は、アフリカと世界最多の貿易額。
確かに人口規模の違う日本と中国で比べるのは違うかもしれないが、日本としては、アフリカの中での存在感はこれ以上落としたくないというのも本音だろう。
別に他国と比較せずとも日本独自のことができていればそれで良いのかもしれないが、中東の国々の空港建設などのアフリカ投資も行われている。
単純に金額ベースでの勝負は、サッカーで言えばマンチェスター・シティやPSGにマネー勝負を挑むようなものだと思っている。
ただしかし、上記に書いてきた巨額投資や金額の面での日本とアフリカの関係は国の経済のことでもあり、どうにかできることでもない。それは経済状況をもとに優秀な方々が戦略を立ててやっているので、日本としてやれることを続けて、そこから自分自身は勉強させてもらいたいと思っている。大きなことは大資本にしかできないことがあるし、小さくてもできることがあると思っている。
自分自身で何よりの危機感を持つ経験はこれだった。
何よりの課題なのではないだろうか。
初めて訪れたアフリカ・ザンビアの学校の壁の地図にこれが描かれていた。
『日本のこと・アジアのことははよくわからない』と言われてしまった。
本当にこのままで良いのだろうか。これが全ての学校ではないこと確かだが、このような学校が、あるのもまた事実。
このような学校で育ったアフリカの子供は日本の地図も、イメージも、もしかしたら日本という言葉でさえもよくわからないのではないだろうか。
そして世界各国が投資を進め、人口爆発するアフリカの中でイメージもされなくなってしまうのではないんだろうか。
そんな事実があるという危機感、また課題に対して何かできることはないのだろうか?
世界各国になくて、日本にしかないもの。それはある。それを活かしたいと思っている。
No.2のWhat?Sports for Betterとして何をやりたいのかに続く。
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