【ミニバス】0-180で負けた話①
ミニバスのコーチを始めて初年度の話、なかなかできない体験をさせてもらいました。
0-180という見たこともないスコアで教えている子達を負けさせてしまいました。
ほんと洗礼を浴びたというか、なんというべきか…
市内のまぁまぁ大きい体育館での試合だったのですが、人のいないところを探してシクシクと涙してしまいました。
自分の不甲斐なさとか、教え子に対しての申し訳なさとか、やり場のない怒りとか、ありとあらゆる感情がコントロールできなくなり泣く他ありませんでした。
でもその経験のおかげと言ったら良いのか、負けることに対する価値観とか、心の許容量とか、何か色々自分の中で変化した感覚はありました。
自己紹介遅れました。Dr.Tです。今日はただの思い出話です。
もし良かったら最後までお付き合いください。
当時のチーム状況
僕がミニバスのコーチを始め、初めて体育館に行った時、男子は、6年生2人、5年生1人、4年生2人、3年生6人で、3年生まで入れないと10人制の試合はできない状況でした。
どちらかというとチームは女子の方に力を入れていたので、私とちびっ子軍団(後に保護者からTコーチとカルガモ部隊と言われるように…)は体育館の隅っこに追いやられ、ゴール下のシュートやハンドリングなど省スペースでできる練習をコツコツやっていました。
高学年の子たちも入ったばかりの子や、あまり運動が得意な子が少なく(というかほぼいない)、始めた初年度でかなり挫折しそうになりました。
練習試合の思い出というか悪夢
自分のチームは連盟というものに所属していなかったので県大会などには出場できません。おまけに当時は地区にあるローカルリーグにも所属しておらず試合と言ったら年に2回の市内の大会やたまにお呼ばれする冠大会と数えるくらい。
女子はこの頃からローカルリーグに参加しはじめたので、私とちびっ子軍団と試合にいけない下級生の女子で体育館で練習する機会が増えました。
どうにか練習試合でもいいからもっと試合をさせてあげたいと思い、知り合いのやっている隣町のチームにお願いをしてOKをいただいたのですが、チームに持ち帰ると
「次の日が女子の試合だから辞めておこう。」(いや意味わからん…)
「スタッフが足りないから辞めよう。」(別に求めてない。)
当時二十代前半の私、怒り心頭です。
「自分1人で行くし、車が足りなかったら自分で何往復でもするから結構です。勝手にやります。」
(今思うとこいつどうなんだろうと思いますが、今できるかなぁ…若いっていいなぁ…)
おかげさまで保護者の方にも協力してもらって、なぜか女子の保護者コーチにもついて来てもらってなんとか練習試合ができることになるのですが、悪夢はここから。
試合の前に合同練習をしたのですが、喧嘩が始まり…
お昼近くなると「コーチ何時まで〜?お腹減った。早く帰りたい。」
見るに見かねた相手チームのコーチが「君たちは我慢することをまず覚えよう。」とお説教。
まじで泣きそうになった!
あんなに監督とか他のコーチに啖呵切ってこれ!なにこれ!
頭は軽くパニックです。
自分の至らなさにも切実に悲しくなりました。
0-180で負けた話から脱線しましたがこれも思い出深い経験でした。
子供にリターンを求めてはいけない。
これだけしたんだからこれだけ返しては通用しないとしみじみと実感しました。
②へ続く…(明日更新予定…)
Dr.T