身体の運動方向とシンスプリント

動いている時、
身体全体には、運動方向があります。

運動方向とは、
人でも車でも動く時には、
色々な力が発生します。

その動きの中の色々な力が
複合された結果として
動く向きが一つの方向に
定められます。

当たり前の話ですが、
その運動方向は、
競技動作の中では、
常に一定の方向ではなく、
運動の状況に応じて変化します。

このことを方向転換、または、
方向変化と言います。

陸上競技でトラックを走る時、
運動方向は、カーブに差し掛かると
カーブに沿うように変化します。

このようなシーンで、
内側(通常は、左側)の脚の
足首から下(足部)の向きが
全身の方向転換の向きに
従っていない場合、
方向転換の時に働く力が
下腿下部を捻る力となり、
同部位にシンスプリントを
発症させます。

このような発症メカニズムによる
シンスプリントは、
足部(足首から下)の向きを
接地前(直前)にカーブに沿うように
変化させれば治っていきます。

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