踵(カカト)の痛み
こんにちは(^-^)
奈良県香芝市の下間整骨院です。
今回は、
スポーツ障害としても、
日常生活をする中でも
経験されることがある
踵(カカト)の痛みについてです。
10歳前後に起こりやすい
踵の痛みは、
シーバー病と呼ばれる
成長痛として扱われることが
一般的です。
また、
踵骨にある成長線が閉じた後でも
踵に痛みが出る例は、
少なくありません。
成長期の痛みと
それ以降の痛みに
何か違いがあるのでしょうか?
私の経験からすれば、
少なくとも、
その力学的な発症原因には、
何も違いはありません。
あえて言えば、
同じ踵の痛みでも、
痛む場所の傾向がある位です。
成長期は、
踵を左右から摘まむように押すと
成長線付近に痛みが出ます。
成長期以外の踵の痛みは、
足裏の踵部分に出る傾向が強くあります。
この違いは、
単に組織的な特性として、
成長期は、
踵の骨の中で一番組織が
(脆弱)弱い場所に
痛み(組織損傷→炎症)が起こり、
それ以外では、
動作不備によって起こる
負担の増大の影響が
最も強く現れる場所に
痛みが出ているという現象に
よるものだと考えられます。
つまり、
成長期だから痛むのではなく、
動作不備があるから、
組織的に脆弱な場所に
炎症が起こるのです。
成長しているから
痛むのではありません。
負担が掛かっているのです。
動作不備によって。
その動作不備の殆どは、
身体を最も力強く
支えなければいけない
動作シーンにおいて、
足趾に支え点が来ている
ことにあります。
通常、
足趾に支えが必要となるシーンは、
身体の後方に接地脚が来ている時です。
その動作シーンでは、
足首は、ほぼ底屈方向に動く、
または、底屈位に固定されます。
この現象は、
自然に備わった
条件反射でもあります。
このような支え方が
身体を最も力強く支えるシーンで
起きていると
足趾の背屈を介した
体重による負荷が
足裏に強く加わることになります。
その結果、
踵に付着している
靭帯(長足底靭帯)や
アキレス腱による
牽引力を強く受けて
踵に痛みを感じるようになります。
その動作不備の修正方法は、
次回の記事にて。