11/14世界糖尿病デー・意義ある活動をサポート
1型糖尿病で元Jリーガー杉山新さんが
引退して3年程が経った頃、
スポーツキャリアプロデューサーとして
サポートをスタートしました。
基本的には、キャリアのサポートなので
キャリアビジョンを引き出して、
指導者としてどうありたいかをクリアにする。
杉山さんのスクール生を集める専用サイト(LP)や
チラシ制作の企画からデザイン、
印刷までの制作を手伝ったり。
プロフィール写真撮影をして、
新聞のコラム執筆の仕事が来ていたので、
執筆アドバイスと誤字脱字チェックを補佐したり…
ということが中心でした。
Yahoo!ニュースが大きな変化をもたらした!
レアル・マドリードのDF
ナチョ・フェルナンデス選手が
1型糖尿病を公表というYahoo!ニュースの
トピックが流れた。
杉山新さんのキャリアプロデュースを
させてもらうことになって
3ヶ月目のことだった。
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僕は引退して子ども達に
サッカーをする姿が見せられない…
ナチョ選手が世界トップで活躍する姿を
1型糖尿病の子どもたちに
見せてあげることはできないですかね?
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そんな相談を受けました。
みなさん知っていますか?①
Jリーガーの平均選手生命は3〜4年。
そんな中、杉山新さんは現役中に
1型糖尿病を発症しつつも、
共生しながら12年、通算16年の間
第一線で活躍してきました。
そして、もうひとつ
みなさん知っていますか?②
1型糖尿病(T1D)のこと。
T1Dは、ある日突然発症する免疫系の病気です。
自分の膵臓でインスリンという
ホルモンが出にくくなる、
あるいは出なくなる病気。
だから、
みなさんのように激しくサッカーをすると
血糖値が下がって低血糖になる可能性がある。
食事をすると血糖値が上がって高血糖になる可能性がある。
正常に膵臓が働いているみなさんは
インスリンというホルモンが出ているので
急激な低血糖、高血糖にならずに済んでいます。
レアル・マドリードのDFナチョ・フェルナンデス選手。
元Jリーガーの杉山新選手。
お二人に共通しているのは、
1型糖尿病という病気と共生していること。
それぞれに、食事の前に血糖値をはかり、
必要量のインスリンを注射で投与して
血糖値のコントロールをしながら
ハードなサッカーをプロで続けている(いた)。
血糖値を安全域で調整するために
注射やポンプという機具をつかって
自分でインスリンを投与する必要があります。
ちなみに、先天性や遺伝、
生活習慣で起きるのは
2型糖尿病と言われていて、
みなさんもよくご存じの糖尿病です。
引退後に知った子どもたちの現実
杉山新さんは引退後に、
学会などT1D関連の講演の機会が増えました。
その時に・・・
食事の時に欠かせないインスリン注射ですが、
子どもたちはトイレや保健室で
隠れて注射を打つことが多いという現実を知りました。
夢を諦めてしまったり、
病気のことを知らない周囲の人たちに
スポーツを止められたりする現実があることも知りました。
そういう子どもたちのために少しでもできることはないか?
そうやって始まったのが
1型糖尿病ドリームチャレンジ実行委員会
の活動です。
最初に、
「レアル・マドリードに行きたい」
と相談を受けた時、
絶対やった方がいいと確信を持ちつつ、
不安の方が、いっぱいありました。
少し悩みました。
すごく考えました。
そして、決断しました。
子どもたちのために、
杉山新さんの想いをカタチにし、
何が何でも、絶対実現させる!と。
杉山新さんの現役時代の経験を
聞いた私も、少なからず、
勇気を頂いたりしていました。
同じ病気の子どもたちが
杉山さんの経験を知り、
ナチョ選手の活躍する姿を見たら
どれほどの希望と勇気がもらえるだろう!
それがこの活動と、、、
スポーツキャリア・プロデューサーとしての
大きなプロジェクト第1号。
そして、直接的なキャリアサポート
(就職がどうとか、ビジネススキルがどうとか…)
とは異なるプロジェクトを形作っていく
プログラムの本格始動となりました。
杉山さんを含めてサッカー界に知り合いは3人ほど
そういう中で、
レアル・マドリードのプロジェクト。
難関に次ぐ、難関。
世界のレアルにたどり着くまでには
いろいろなことがありました。
けれど、絶対成功させると決めていました。
クラウドファンディングで資金調達をしました。
心ない言葉を杉山さんに言う方もいました。
病気に屈せず、プロで活躍してきた杉山さんが
落ち込むような言葉を浴びせられることもありました。
私は、そんな心ない言葉で、
杉山さんのやろうとしている
プロジェクトの大きな意義、
その先の子どもたちの希望、勇気を
消すことはできない。
そんな一心で小さな光に向かい、
ありがたいご縁の積み重ねで
この活動を2017年から
スタートできました。
この活動の意義がプロジェクト成功のカギでした
⭐️1型糖尿病の子ども達に夢の原体験を届ける。
⭐️1型糖尿病という病気のことを知ってもらい、
⭐️互いがそれを自然と受け入れられる社会にしたい。
それ以上に、
⭐️この1型糖尿病が根治できる日が1日も早く訪れてほしい。
これこそが活動の意義でした。
子どもたちに希望に満ち溢れた未来を届ける。
そして、それをJリーガーだった杉山さんがやることの意味。
これは、私のスポーツキャリア・プロデューサーとしての
活動意義、ビジョンとも重なることだったので
絶対に成功させるためのことだけを考え続けていました。
*私が活動をする上で大切にしていること*
■子どもたちが、夢ややりたいことに挑戦しやすい社会を創る。
■アスリート価値を高め、子どもたちや社会にその価値をつなぐ。
■セレンディピティは、偶然をチャンスに変える能力。
この能力も活かすことで、キャリアは希望的発展を遂げる。
11/14は世界糖尿病デー
あえて、日付を超えての投稿をしました。
その日だけ想いを馳せるのではなく、
この日をスタートに
今まで知らなかった方にも
この活動の意義、
子ども達の応援をして欲しいから。
ここに掲載した写真は、
2017年、2020年に一緒に
レアル・マドリードのナチョ選手の試合を観て、、、
夢の原体験を共に味わったT1D日本代表メンバーです。
今はコロナ禍で活動ができずにいましたが、
今後、また少しずつ活動を再開していきたいです。
よかったら、まずは1型糖尿病という病気のことを知ってください。
そして、
1型糖尿病ドリームチャレンジ実行委員会の活動を知ってください。
https://www.facebook.com/Type1Diabetes.DREAM.CHALLENGE
今後、活動が再開したら応援よろしくお願いします📣