Jアカデミー・強豪街クラブの選手を多数輩出!名門スクールが作ったJYチーム【S-tadio横浜/S-tadioRiaz】-YouTube文字起こし-
横浜市緑区にあるサッカー・フットサルスクールのS-tadio横浜さんにインタビュー。
Jアカデミーや強豪街クラブへの進学も多数で、先日公開した動画にご出演頂いた元日本代表、森本貴幸さんもコーチとして在籍し質の高い指導を提供しています。
動画の中ではカットされた質問もありますので是非ご覧ください。
―お名前とスクール名を教えて下さい
「坂間大晃と申します。エスタジオリアズとエスタジオ横浜のスクールを担当しています」
※S-tadioRiaz(エスタジオリアズ)・・・ジュニアユース世代のチーム
―スクールのコンセプトは
「全ては選手が笑顔で、全力でプレーを楽しめるという事が一番大切にしている事。
それはエスタジオ横浜もそうですし、エスタジオリアズも。
戦術的な事ももちろん最低限やったりはしますが、まずはフットボールを楽しむために技術だったりフットボールに対しての考え方を。
難しいとは思いますが、そこへの向き合い方や立ち振る舞いを、強制的にやらせるとか押し付けるわけじゃなくて、選手たちが自分で気づいてそこの道に乗っていけるように。
レールを引くというよりはそっち側の道にちょっと誘導してあげるというような所を理想とはしています。
なかなか難しいですけど、そこが理想です」
―スクールのクラス分けは
「Aクラスというものがありましてこちらが2、3歳児の子と幼稚園生のカテゴリーになります。
次にBクラス、B1、B2、BSというようなカテゴリー分けで3つのクラスになっていましてこちらは小学校低学年が対象です。
高学年はCクラスとなっていましてC1、C2となっています。
どのカテゴリーでも初心者の子からフットサル、サッカー上達したい子まで幅広い子が来ているのでそこがこのスクールの面白いところかと思います」
「あとは、SSクラスという選抜クラスがありまして、そちらについては2024年にはバーモンドカップというフットサルの全国大会に出場出来るようなレベルの子たちが切磋琢磨しているような環境が提供できているかなと感じています」
※バーモンドカップ・・・全日本U-12フットサル選手権大会。第34回大会において、神奈川県代表エスタジオフェニックスとして出場。予選リーグを突破し決勝トーナメント出場を果たした。
―卒団性の進路先は
「過去の実績としては横浜FCや湘南ベルマーレ、川崎フロンターレなどのJアカデミー。
女の子で言うと浦和レッズ、ヴェルディ―メニーナなど。
街クラブに進む子も多くて、近場で言うとFCヴィアージャ、クラブテアトロ、大豆戸FCなどになります。
自分たちに合ったチームを選手たちがしっかり選んで決めていて、こちらから進めるということは今までもあまりなくて。
選手たちが自分で道を決めて進んでというのを報告いただいて嬉しく思っていような所です」
―スクールの特徴は
「フットサルスクールという形で始まったのもあってフットサルの色がだいぶ強かったんですけど、ここ数年になって違いはありますがフットサルとサッカーの垣根はなくていいというところで。
ドリブル塾みたいなものが最近はあったり、身体操作のスクールがあったり、そういう 特色や強みがあるスクールさんもあると思いますが、エスタジオ横浜に関してはドリブルや身体操作だけではなくて、フットボールってこうやってやると楽しいよねっていうのを大きく伝えている。
その中で月によってテーマが決まっていて、例えば今月は運ぶドリブルをしてみよう。次は数的優位の状態で攻めてみようとか。
大きいテーマの中で自分が獲得したいスキルであったり、状況判断・理解度の部分を1つずつ積み上げていくようなスクールになっています。
その中で細かい技術などはコーチたちが細かく細かく伝えていってます」
―スクールで身に付けさせたいもの
「技術というのは道具のようなものだと思っていて、どんなにいいものを持っていてもその使うべきタイミングや状況が全て合ってこないとその良さを最大限発揮できないと思っています。
その技術をどう生かすか、道具の使い方を学んで欲しいと感じていて。
選手自身がその状況を理解して選ぶべきプレーを選べるようになってくると、フィジカル差のある選手に勝てる、であったり。
そういうような選手を育てたいというのがコンセプトとしてはある。
自分で見て、選んで行ったプレーがゲームの中でどう生きているのか、そういうところを学んでもらえる環境でありたいなと思っています」
―ジュニアユースチームを立ち上げられた経緯
「今までスクールとして十数年やってきた中で、いろんな選手たちが様々なチームに進んでいきました。
中学生の年代ですとフィジカル。ここは避けては通れないところでして。
そうすると現段階でサイズに恵まれていない選手は自分のやりたいプレースタイルがなかなか発揮できないようなもどかしさがあったり。
本当は行きたいチームがあったけどそこには受からなかったなど、色々な環境や立ち位置になる選手たちが出てくる。
そういうのを見てきた中で、やはり勝つためとなるとどうしてもサイズが大きくて、足が速くてという選手がフルピッチの中で活躍する機会というのが多いと思うんですけどそれも正解で。
ただ、現段階でフィジカルに恵まれていない選手たちがそういった選手に、この3年間で一つずつ背中を追いかけて、最後の瞬間に追い抜けるような集団になりたい」
―ジュニアユースチームの活動スケジュールは
「毎週火木金は、基本的にはこのエスタジオ横浜で活動しています。
土日に関してはトレーニングマッチや、公式戦などが入ってくる状況です。」
―スクールとチームの違いをどう捉えているか
「もちろんスクール生に対してもチーム生に対しても指導は100%で臨んでいるんですけど、よりその先を見据えています。
やはりスクールになると、うちのスクールと自分のチームが別にある中なので、エスタジオ横浜で積み上げてあげるべきことと他のところでも学べるところというのは分けられると思います。
チームになるとサッカーにおいて必要な最低限の所とチームとしてやりたい事とそこのバランス。両立とプランニングですね。
その三年間の中でどういう選手にU-13の時にはなっていて欲しくて、U-14になった時にはここまでできて欲しくてという、そのプランをしっかり立てて選手を育成していく。
その計画というのが一年目はすごく難しかったというのは自分の中でも反省としてあります。
ただ、その一年を通してきた中で一期生に関してはサイズが小さい子も多くて勝てない事も多かったんですけど、この二年目に入って公式戦に関しては最後一敗してしまったんですけど、そこまで負けなしで来れたというのも含めて、成長はしてくれてるのかなというのは嬉しく感じています。
ここをまた経て新しく入ってくる三期生よりいいものを提供できるように、またそのプランを見直しながら進めればと思っています」
―S-tadioRiazとして将来の目標
「歴史のあるチーム様たちとコミュニケーションを取ったり対戦するたびに、ここはまだうちにはできないなとか、こういうところ見習っていきたいなって、目に見えて必要なところを多く感じました。
そういうところを1つずつ積み上げていくことで、横浜市だけじゃなくて神奈川県でプレーしてる選手たちがみんな名前を知っている。
あそこのチームいいよね、強いよね。でも選手もキャラクターもいいよね。
そういうような、一目置かれるようなチームにはなりたいなと思っています」
―卒団後選手がどうなって欲しいか
「自分の意見をしっかり伝えることができる、表現することがうちのコンセプトでもあるんですけど。自由・尊重・表現。
少なからず壁にぶつかるタイミングが来ると思いますが、反骨精神というか絶対ここで負けたくない、くじけたくない。
そういうところを持って活動して欲しいというのは常々選手たちには伝えています。
自分の感情だったり感じたこと、今思っていることをしっかりと表現できる選手になる事。
ただ、それは自由とはいえその境界線というか、ここまでは自由に発言できるけど、 する必要がある発言なのか、その伝え方はどうなのか、表現の種類であったり。
相手にどう伝わるのかまでしっかり理解した上で伝えられる選手になって欲しいというのが進学先でも社会でも、どの年代においても人とコミュニケーションを取る社会の一員であるというのは全員に共通することだと思います。
自分の見えてるもの、感じているものや経験してきたものをちゃんと表現できる大人になって欲しいと思ってます」
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