コミュニティマネージャーが集まって作った「情報発信」のポートフォリオ。
こんにちは。CMX connect Tokyo運営メンバーの山本です。
コミュニティのなかで起こった出来事や活動やメンバーの紹介を、内外に広く伝えるために、なんらかのコンテンツを作ることに従事しているコミュニティマネージャーは多いのではないでしょうか。
「コンテンツ」という小難しい言葉を使うよりむしろ、出来事を伝える「瓦版」や「手紙」と表現したほうが感覚に近いかもしれません。自分が大切にしているコミュニティのことを伝えるのだから、きっと深い愛情をもって、しかしどのような表現をすればよいか頭を抱えながら、制作に勤しまれているのではないかと想像します。
この記事では、そんなみなさんのために、さまざまなコミュニティの情報発信の形を一覧化しました。
重要性を増す「コミュニティからの情報発信」。
コミュニティの内側のことは外からは見えづらいもの。これからコミュニティに入りたいと思う潜在メンバーやステークホルダーに向け、透明性を高め興味を持ってもらうために情報発信を行うコミュニティも多いでしょう。
また、コミュニティのなかで起こった象徴的な出来事を一部に留めておくのではなく、コミュニティ全体に広めることで結束力を高めたり、コミュニティのカラーを際立たせたりすることにも役立ちます。日頃活躍しているメンバーへの感謝の気持ちを伝える機会にもなるかもしれません。
近年のコミュニティブームにより、コミュニティそのものに興味を持つ人の数が増えました。新しく知りたいと思う人たちへ届けるツールとしてもコミュニティからの情報発信の重要性は益々高まっています。
コミュニティコンテンツを「SPACESモデル」で分類。
単にコミュニティのなかのことを外に伝えるといっても、様々な目的があり、相手や掲載場所、質感や表現の方法が決まります。
分類の仕方は多々ありそうですが、今回は情報発信の事例を収集した上で、CMXで提唱するフレームワークの一つである「SPACESモデル」を、コンテンツに当てはめて考えてみました。
オンラインコミュニティそのものがコンテンツとして機能している場合もありますが、今回は「瓦版」や「手紙」的要素を大切にしたかったので、そのような事例は基本的に省いています。
「コミュニティ瓦版」のポートフォリオ。
「支援(Support)」型、「フィードバック(Product)」型、 「貢献(Contribution)」型の情報発信の例は、該当なしでした。
「獲得(Acquisition)」型の情報発信の例
コミュニティの外に対して啓蒙し、タッチポイントを作るためのコンテンツ。
「エンゲージ(Engagement)」型の情報発信の例
コミュニティとメンバーの距離を縮め、結束力を高めるコンテンツ。
Rettyイベントのtogheter
Airbnbコミュニティセンター「#Community spotlight」
「参加者の成功(Success)」型の情報発信の例
メンバーの参加を後押しし、個人の情報発信を促進するコンテンツ。
以上に出てきた事例のほかにも、テキストでまとめるのではなく、動画にしたり、SNSのアカウントを使ってシェアするなど、これから挑戦できそうな柔軟な切り口のアイデアが沢山出てきました。
隔月で、コミュニティマネージャーの勉強会を実施。CMX connect Tokyoとは。
コミュニティマネージャーが集まって、ワイワイ毎回楽しく、ナレッジシェアやグローバルレポートの翻訳などを行なっています。
CMX connect Tokyoの活動にご興味を持ってくださる方はぜひオンラインの勉強会にもいらしてくださいね。今後のイベント情報はこちらから。
最後に、オンライン勉強会でナレッジシェアしてくださった全ての参加者に御礼申し上げます! 次回は5月14日開催の予定。またお目にかかれることをたのしみにしています。