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限界人間フリアコ日記(プロローグ的なやつ) 3


今日のゆきちゃん

災害級スランプ

 地元に帰ってから東京の忙しさで紛らわせていた劣等感や日々への不安が爆発した。基本日中は一人で過ごしていてそんな時間ができてしまうとどうしても考え込んでしまい、考える内容は後悔や起きてもいないことだったりするからただただ堂々巡り。
 帰省してから2週間ほどたったころ、辛さに耐えられず大晦日に家を出てあるゲストハウスに向かった。


いざ、いわきへ

 ガンプハウスという福島県いわき市にある古民家ゲストハウスだ。元々1年ほど前からホステルやゲストハウスに興味を持った流れで訪れていて今回を数えると5回ほど宿泊していた。
 ゲストハウスというのは個人的にオーナーさんに会いに行ったりそこでの一期一会を楽しむ場所であると思っている。例えばガンプのオーナーTADA
さんはゲストハウスの他にスクールカウンセラーや工務店なども行っている。それにガンプには囲炉裏があってそこをみんなで囲んで食を共にしながら自然に会話が始まる。いろんな仕事や生き方をしている人たちと出会い会話を交え自分にない価値観や考え方を感じることができる。
 それが好きで大晦日の自分にはそういう刺激がきっと欲しかったのだと思う。


フリアコ決意

 フリアコをさせてもらうつもりでいわきに来てしまった反面、断られたらやばいなと思いながら訪れた。大晦日だったこともあり7人ほどゲストさんが宿泊していてとりあえずそばをもらい食べた、めっちゃ美味しかった。
 囲炉裏を囲みながら年を越して朝初日の出を見に行った。普段は地元にいることが多いのだが、海がないので海岸から見る初日の出は非日常のような感覚もありとても綺麗だった。
 同時にここで一歩ずつまた進んでいきたいと思った。そんなこんなで最近あった出来事や自分の悩みをTADAさんに一通り聞いてもらったあと、ここで住み込みしたいと伝え無事フリアコとして滞在させていただけることになった。
 元々いわきに何か予定があるから泊まりに来るのではなく、TADAさんと話したいから泊まりに来ていた。尊敬をしているし、変わっていることもあるけど何かあった時に相談できるような存在であり「こうしなさい」と言うのではなく自分がしたいと思ったことをやってみればと見守ってくれることもありがたい。


一歩ずつ、自分のペースで

 ガンプハウスのGAMPは go at my pace 頭文字で「マイペースでいこう」という意味が込められている。
 この方向性は今自分が大切にしたい生き方に通ずる部分があり、だからこそ成長できる気がした。2024年にずっっといてしまうくらいまだまだ心は後ろ向きで色々と考えてしまうがそれでもそんな自分を否定せず生きていこうと思う。そしていずれ東京に戻りたい。またゴールデン街に大人になった自分で行きたい。飲み方も含めて。あの場所での時間は本当に大切な時間だった、新宿で過ごした19歳があったからと思えるよう今を生きる。
 これをもってプロローグの締めとする。

次回からはゲストハウスでの日々の暮らしを通しての自分の心情や出来事を綴っていこうと思う。




 (名前)ぽてと

2024年12月無職になりその後縁あって、福島県いわき市にある古民家ゲストハウス ガンプハウスに住み込みスタッフとして滞在。PRにもなればと思いノート開始。

ゲストハウス内で起こる日常や自身の生い立ち、悩みなどをメモ日記のようなゆるーい感覚で発信中。



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