アニポケ金銀編でおもしろかったシーンベスト5

 アニポケ金銀編全部観終わったぞ!!!!!!!!!

 初代の時と同様おもしろかったシーンベスト5を発表します。


第5位 トゲピーより小さいニドクイン

 このシーンが登場したのはエピソード64「ミュウツー!我ハココニ在リ(2)」です。

 映画ミュウツーの逆襲のTV版の続編であり、作画もいつもより気合が入っている「ミュウツー!我ハココニ在リ」シリーズの2話目になります。

 映画から月日を経て、人里離れたピュアズロックという山にミュウツーとクローンポケモンたちが暮らしていましたが、その近くにサトシ一行と国立ポケモン研究所の研究者が立ち寄ります。

 いつものようにピカチュウをムサシ達に奪われたサトシ一行は、ピカチュウを取り返すべく、研究者と一緒にムサシ達が逃げたピュアズロックの山頂へと向かいます。

 山頂にたどり着いたサトシ達が目にしたのは、たくさんの木々に囲まれた湖がある豊かな自然。研究者が湖の成分が栄誉豊富で素晴らしいと喜んでいると、草群が揺れてポケモンが現れます。そのポケモンはトゲピーより小さいサイホーンとニドクインでした。

 トゲピーより小さいニドクイン???

 このシーンのすぐあとにこのポケモンたちは子供であり、後ろから親が見守っているという補足があります。ただ、百歩譲ってサイホーンが生まれたばかりということでトゲピーより小さいのは納得できますが、最終進化形であり通常であれば1.3mはあるはずのニドクインが0.3mのトゲピーより小さいというのはあまりにも不可解。

 わざとそうしているというよりも、設定を忘れているとしか思えない不自然な光景に思わず笑ってしまいました。


第4位 すごいですね!自分の絵を奇跡って言えちゃうなんて

 このシーンが登場したのはエピソード84「ドーブルのきせき!!あさひのなかでかがやいて!」です。

 白い石造りの建物が立ち並ぶ街にやってきたサトシ一行。この町では3匹のドーブルが建物に落書きをしていました。

 落書きされて怒る街の人々をなだめるのは有名な芸術家であるキース・バスキア。ドーブルが書いた絵を切り貼りして芸術作品として発表している人物です。

 キース・バスキアの家に招待されたサトシ一行は作品についてバスキアから説明を受けます。キース・バスキアが「奇跡ともいえる素晴らしい作品が生み出されるんじゃ」と言った直後にカスミの口から飛び出したセリフが今回のタイトルです。

「すごいですね!自分の絵を奇跡って言えちゃうなんて」

 煽ってる?
 うっすら視聴者が感じていた、すごいのはこの芸術家じゃなくてドーブルじゃないか、なんでこの芸術家が偉そうに芸術語ってるんだという思いを代弁するかのごとく強烈な毒を吐くカスミ。
 もちろんカスミは煽りたいのではなく純粋にそう思ったから言っただけだと思いたいですが、あまりにも鋭い煽り文句に度肝を抜かれると同時に笑ってしまいました。

 ちなみに、この煽り文句を受けたキース・バスキアは怒ることなくサラッと受け流し大人の対応を見せました。


第3位 キングラー!クラブハンマーで海面をたたけ!

 このシーンが登場したのはエピソード104「サトシVsカスミ!うずまきカップさいごのたたかい!!」です。

 アサギシティとタンバシティの間のうずまき諸島で開催される水タイプポケモン限定のポケモンバトルイベントに参加したサトシとカスミ。

 それぞれ順調に勝ち上がり、ついにサトシとカスミが対決することになります。

 ただ、ゼニガメをカントー地方の消防団に帰したサトシの手持ちの水タイプポケモンはワニノコのみ。そこで、サトシはオーキド博士のもとから助っ人を呼び出します。

 そう、みなさんご存知キングラー。カントー編のおもしろかったシーンベスト5でも紹介したあのキングラーです。カントー地方のポケモンリーグで相手のポケモンを3タテする圧倒的な強さをほこるキングラーがいれば百人力です。

 そしていよいよ始まるサトシとカスミのポケモンバトル。海面のステージで行われた一戦目はサトシのワニノコをカスミのニョロゾが圧倒して退けます。

 カスミのニョロゾに対抗すべく満を持して登場するキングラー。ニョロゾがすかさずあわで攻撃してきますが、軽く片方のハサミだけで受け止めるキングラー。そこにサトシからの指示が出ます。

「キングラー!クラブハンマーで海面を叩け!」

 クラブハンマーで海面をたたくキングラー。衝撃波となってニョロゾを吹き飛ばすクラブハンマー。海面はクラブハンマーの衝撃で大津波が起こり、同時に5つもの渦潮が発生します。

 クラブハンマー強すぎないか?相変わらずポッと出てきて、クラブハンマー1つでなみのりとうずしおをも再現する強さを誇るキングラーになつかしさと笑いがこみあげてしまいました。

 ちなみに、キングラーはこの後に出てきたカスミの2番手であるコダックも圧倒し頭をハサミで挟んで勝利目前としましたが、コダックの頭痛から生み出される念力に敗れてしまいました。

 キングラーはハサミの間からはかいこうせんを撃てるのでそうすれば負けることはなかったと思いますが、さすがに仲間のポケモンの頭部めがけて0距離ではかいこうせんを撃つのは負けず嫌いのサトシでもはばかられたのでしょう。

第2位 自転車に乗るカスミ

 このシーンが登場するのはエピソード160「サヨナラ・・・そしてだびだち!」です。

 ジョウト地方のポケモンリーグを終えて、マサラタウンに戻るサトシ一行。途中で立ち寄ったトキワシティのポケモンセンターでカスミの3人の姉が世界一周の旅行に行くため、カスミがハナダジムの留守番をしなければならないと告げられます。

 さらには、カスミがサトシと一緒に旅をするきっかけとなった壊れた自転車が修理されており、いよいよサトシに同行する理由がなくなるカスミ。こんな露骨にハシゴ外されることあるんですね。

 それとほぼ同時にタケシもニビジムに戻らねばならない旨をサトシに伝えます。長かった3人の旅もここで終わり。いよいよ別れの時。涙を見せないように強がるサトシ。そのサトシの心情を察してか優しく別れを告げるカスミとタケシ。そして、登場するタイトルのシーン。

 自転車に乗るカスミ

 文字だけでは何がおもしろいのかさっぱりだと思いますが、この自転車にのるカスミは静止画で普段の作画とは異なる独特のタッチで描かれており、大きく口を開けて自転車に乗るカスミがアホ面にしか見えないのです。

 さっきまでの感動極まるシーンの直後に突然静止画のアホ面を見せつけられるとそのギャップで笑ってしまうのは仕方ないでしょう。感動シーン直後の顔芸にやられてしまいました。

第1位 ド根性!ド根性!ド根性!ドードリオ戦闘不能!

 このシーンが登場したのはエピソード15「キキョウジム!おおぞらのたたかい!」です。

 ジョウト地方最初のジム戦、キキョウジムのジムリーダーであるハヤトと対戦するサトシ。キキョウジムは古武術の道場のようにハヤトの弟子たちがジム戦を見守ります。

 初戦こそハヤトのホーホーにサトシのチコリータが負けましたが、相性のいいピカチュウに交代すると圧勝します。次に出てきたドードリオも10万ボルトで一蹴。思わず地面に倒れ込むドードリオ。ここでタイトルになっているシーンが登場します。

ド根性!ド根性!ド根性!

 突如ハヤトの弟子たちから沸き起こるド根性コール。無表情でひたすらド根性を連呼しており、かなりシュールな光景。ハヤトもドードリオに対し、「ド根性で立ち上がれ」と檄を飛ばします。なんとか立ち上がるドードリオでしたが、すぐさま倒れてしまいました。

 そして、響き渡る審判をしている弟子の声。

ドードリオ戦闘不能!

 いや、あのド根性コールは何だったの?てっきり、ド根性コールを受けたドードリオが再起し、戦闘を続行するのかと思いきや、応援のかいなくあっさりと負けてしまうなんとも拍子抜けの結果に。

 弟子たちの応援している割には感情のこもっていないド根性コールと特にそれがジム戦の展開と無関係であったところに笑ってしまいました。

 ちなみにハヤト最後のポケモンのピジョットが倒れた時も再度ド根性コールがおこりましたが、やはり再起することなくあっさりそのまま倒れました。もう、その声出し意味ないからやめたら?

 他にもポケモンと会話できると主張してひたすら「ピカピカ」とピカチュウに話しかけるキモい老人や、一瞬で恋に落ちるウツボットなどおもしろいシーンがたくさんあるのでぜひ金銀編のアニポケを全話ご覧ください。


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