「あずみ」キャラクター強さランキング

小山ゆうによる漫画、「あずみ」。みんな読んでますよね。江戸時代初期に刺客として、一人の少女として生きるあずみの活躍を描く名作です。そんなあずみに出てくるキャラクターの強さをランキングにしました。お楽しみください。

第10位 飛猿

赤鼻が特徴的な忍。ビジュアルでも強調されているように嗅覚が鋭く、索敵能力は作品内でもずば抜けている。また、冷静な状況判断や忍としての技術は作品内に登場する忍の中でも抜きんでている。
純粋な戦闘能力にはやや欠けるが、1対1で負けた相手は1人しかおらず、敗れたとしても煙玉等で退避するなど粘り強い戦闘スタイルで作品内でも長く生き残ることができている。また、俊足かつ飛猿以上の索敵能力を持つあずみを1度捕獲に成功しており、その点においても飛猿の能力の高さがうかがえる。

第9位 小幡月斎

あずみら手練れの刺客を育てた老人。あずみが身につけた知識や技術は全てこの小幡月斎のものであり、作中であずみが窮地に追いやられると度々小幡月斎との記憶を思い返していたことからもいかに優秀な人物だったかが分かる。気配の察知はもちろん作戦の立案もこなし、作中序盤はあずみのブレーンとしての役割を果たしていた。
戦闘シーンがある人物の中でもかなり年齢が上なため、体力という点では劣る。しかし、負傷しながらも粘り強く戦い、柳生新陰流の剣士を複数相手にしながらも切り伏せるなど健康ならば、あるいはもう少し若ければどれほど強かったのかと思わせる活躍を見せた。

第8位 泥鵺

あずみを狙う刺客の忍。蛇やムカデを食し、どこにでも半裸で潜入する変態。気配を消すことに長けており、作中随一の索敵能力を誇るあずみでさえ2度泥鵺の接近を察知できなかったほどである。また、見た目によらずきっちりと策を練ってあずみに近づいてきており、総合的な能力では作中でもトップレベル。
ただ、戦闘能力には欠けており、溺死しかけたり、丸腰だったりのあずみを仕留めることができず。奇襲に失敗するや否や逃げるといった勝負勘の悪さもマイナスポイント。

第7位 倉石左近

あずみを狙う刺客として派遣された柳生新陰流の剣士。不意打ち等は一切せず、正々堂々とあずみを抱いてから殺そうとするメンヘラ気質。そのため、不意打ちに対する対処などの見せ場はなく、そのあたりの能力はどの程度のものだったのかは謎のまま。
登場期間が長っかった割には戦闘シーンが非常に少なく、女を抱いてるシーンの方が多いほど。それでも、暗闇の中雷光により一瞬だけ見えた刀を白刃取りすることに成功しており、ポテンシャルの高さを見せた。また、腕利きの旗本を瞬時に切り伏せたりと少ない戦闘シーンでも輝きを見せた。あずみとの対戦でも身を切られながらもあずみを捕獲し刺し殺す一歩手前までいったが、あずみの手心もあったようにも見えるため、判断が難しいところ。

第6位 豪山

あずみが安曇野を目指す道中に護衛として加わった大男。あずみを育てた小幡月斎に仕えていたということだけはあって、気配の察知や負傷時の対処法等見た目によらず生き抜く術を知り尽くしている。ただ、作中では立ち振る舞いがあまりに無能なため、そちらに目がいってしまう。
トンファーを武器にする色物だが、真剣相手にも動じることなくあっさりと相手を気絶させる能力を有している。また、怪力でもあり巨大な閂を持ち上げて投げつけたりもしていた。あまりの無能さのため強敵と立ち会うことがなかったが、後述の木下馬琴と異なり全て自業自得である。

第5位 木下馬琴

西国の大名若君武信に仕える城侍。正体を隠し潜入していたあずみの正体をいち早く察知する観察能力の高さを持っており、初登場時からただの侍ではない片鱗を見せていた。また、武を極めれば刀を使った芸は自然と身に着くという考えを持っており、その言葉通り自身も小柄を使った人間離れした芸ができる。
基本を突き詰め、ただただ剣技に優れているという風貌通りの地味な戦闘スタイル。それでも、千代蔵との1対1の勝負を任されたり、あずみをして「1対1ではないと失礼にあたる」と言わせる実力者。惜しいのは強敵との対戦がなく、その強さが目立つ場面がなかったことか。

第4位 安倍蔵人

伊達政宗の護衛を務める忍。その名前は忍なら1度は聞いたことがあると言われており、他の忍からも一目置かれている。作戦の起案や判断の早さは忍の頭領の名に恥じぬものであり、用心深さも他の者とは一線を画していた。
戦闘能力としては、飛猿をして「化け物」と評されるほどで、投げられた手裏剣を掴んでそのまま投げ返すといった芸当を披露したかと思えば、相手の刀を叩き折るといった腕力の強さを見せ技と力を兼ね備えたオールラウンダー。飛猿が唯一1対1で負けた相手でもあり、あずみとの対戦でもあずみの刀を弾き飛ばし窮地に追いやるといった活躍を見せた記憶に残る実力者である。

第3位 千代蔵

元々はあずみの敵であったお鏡の弟で、荒れた庭内の用心棒。歪んだ顔と聴覚障害から他人に不気味がられることが多いが、実力は本物。コミュニケーションを取るのに苦労したり、頭が弱く複雑な作戦が理解できないといったディスアドバンテージがありながらも、それらを軽く超越する戦闘能力を有している。
戦闘スタイルは強烈な腕力で大太刀を振り回すパワースタイル。作中では何度も手練れと称される者を複数相手にしながらも切り抜けることに成功している。また、体は非常に頑丈で木下馬琴が骨を折るつもりで、千代蔵の腕を木刀で叩くというシーンがあるが、骨折には至っておらず防御力という点でも作品随一のものを誇る。

第2位 宮本武蔵

歴史上の実在の人物で、作中では偶然あずみの暗殺場面に出くわし、あずみと勝負するため伊達政宗に仕官する。誰もが知っている武人。純粋な強さを求めており、不意打ちや作戦の起案等は全く行わず、1対1の勝負にこだわる。その意味では戦闘能力以外の点では他に劣ることになる。
作中でも史実通り二刀流。千代蔵以上の腕力の持ち主であり、突かれた槍を掴んで相手ごと持ち上げたり、杵を片手で持ち修行に励んだりと腕力自慢の描写は多数。本格的な戦闘シーンは対あずみとの1度のみであり、邪魔が入ったため決着はつかなかったが、あずみをして「あのままでは切られていた」と敗北を認めさせていた。

第1位 あずみ

本作の主人公。未成年の少女でありながら、飛びぬけたスキルとセンスで数多の修羅場を潜り抜けてきた最強の刺客。細身でありながらも獣と称される反射神経と身体能力とずば抜けた初速で、時には相手に刀を抜く間も与えず切り捨てることも。また、最愛の人が死んだ時でも冷静になれる肝の太さ、予測不可能と思える不意打ちへの対処、不利な状況への対応能力と純粋な戦闘能力以外の部分でも他を圧倒。
序盤では仲間内でも最強という位置づけながらどこか弱さを見せていたが、中盤以降はあずみ無双と表現してもいいくらいの強さに成長。あまりにも強すぎて敵からも「菩薩」と呼ばれるほどになっている。
基本的に力で勝つパワープレーではなく上記の通り俊敏さを活かし、まさしく目にもとまらぬ動きで相手を圧倒する。また、手裏剣や投げ槍など飛び道具の命中精度も高く、長槍など踏み込めない武器を持った相手や銃を持った相手にも強さを発揮。さらには、相手がどう動くかを予測することができ、そこから発展し逆に相手をどう動かすかまで計算して自ら動いたりと全く隙を見せない。
堂々たる1位にふさわしい能力の持ち主である。


いかがでしたでしょうか。かなり野心的なランキングになっていたと思います。このほかにも小野派一刀流の貢喬介、松井凛太郎、あずみの仲間であったうきは、ひゅうが、戦国時代を生き抜いた羅刹烏、京極貞磨呂の配下の兵景井、強羅、紫苑、速さであずみを凌駕した陣太といった手練れも候補でした。

次は乙女ゲームあずみのイケメン攻略方法を書きます。

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