【流動性選好って言葉かっこいいよね、利子率ってなんだ】マクロ経済学part8
流動性選好という言葉ってなんかかっこよくないですか?ビビッと来た人はセンスありますよ(?)
あと、金利が高いとあなたは預金したくなりますか?預金したいとおもったそこのあなたもセンスありますよ(?)
どうもこんにちは! こちらの続きです!
前回までのあらすじ
金融市場とは、銀行預金、株式などを扱う市場
金利次第で、預金する、預金しないという選択に影響が出る。
金利が高いと、預金したほうが合理的であり、金利が低いと、株式、債券を所有したほうが合理的
利子率、貨幣需要の正と負の関係
前回は金利次第で預金する、株式、債券を所有するという話をしました。金利と利子というのはここでは同じ意味合いとして使いますのでご了承ください。
金利が高いと、預金が選ばれ、株式、債券を減らす。
金利が低いと預金が減り、株式、債券を増やす。
ということになります。
財市場と金融市場の繋がり(マクロ経済学ではかなり重要)
「株式、債券を購入する」のと、「投資をする」というのは違う意味合いを持ちます。主語が変わります。前者は人が、後者は企業がする行動です。
この株式、債券へと変換されたお金は、金融市場を通して企業へ融資されます。企業はこの融資で財市場へ「設備投資」をします。細かいことなのですが、株式、債券を所有することはGDPに含まれないので財市場では取り扱われません。という話はこちらから。
ようは、株式、債券を購入すると企業は設備投資、GDPの公式でいう$${"I"}$$というものを増やすということです。
さらっと、財市場と金融市場の繋がりを上げましたが、結構重要です。
利子率と投資は逆の動き
つまり
金利が高いと、人々は預金を選び、株式、債券を持たなくなる。企業は投資を減らす。
金利が低いと、人々は預金を選ばず、株式、債券を持つ。企業は投資を増やす。
ということです。こう解釈もできます。金利が付くと返済するお金が増えるので、
金利が高いと、企業はお金を借りにくくなるので投資を減らす。
金利が低いと、企業はお金を借りやすくなるので投資を増やす。
投資関数
ここまでで分かる通り、企業の投資と金利は逆の関係を持ちます。つまり、投資は金利に対する関数と考えられます。
財市場でのGDPを表す均衡式は
$${Y=cY+C_0+I+G}$$
でした。このときの投資は一定と考えていましたが、金利を考えると一定ではなくなりました。こいつが後々厄介なものになってきますが、投資についてはここまで。
流動性選好、貨幣需要と利子率
銀行繋がりでこんな話もしてみます。銀行が行う政策とは何でしょうか。売りオペ、買いオペとかありますが、とりあえずお金を我々の手元にばらまくか取り上げるかをします。これを貨幣供給といいます。
そこで、貨幣需要について考えていきます。貨幣というのは、財布に入ってるようなお金のことです。銀行に預金してないですし、株なども買ってないです。お金を持つことのメリットを考えましょう。
取引に使える
金利が低い時は持ってもいい(流動性選好)
とします。
1つ目のやつは、単純です。あなたが大金持ちになったらいろんなものを買いまくりますよね。つまり、消費量が増えるので、GDPが増えます。
貨幣に対する需要が高まると、GDPは増えます。
2つ目のやつは、先程考えてきたことです。あなたが大金持ちになったら、資産をより増やそうとするのも1つの手です。銀行の利子率が高いなら預金をすれば良いし、低いなら預金せずに別のこと(株式や債券)に使えばいいのです。
貨幣に対する需要が高まると、利子率は減ります。
この関係を流動性選好と言ったりします。預金や引き出しって結構すぐにできるじゃないですか。現金化しやすいことを流動性と言ったりします。選好というのは好みを選ぶことでして、預金か現金保有かというのを選ぶことです。
まとめ
今回は利子率と○○で話を進めました。金融市場では各々の関係が重要になってきます。
利子率と投資は負の関係
GDPと貨幣需要は正の関係
利子率と貨幣需要は負の関係
最後まで見ていただきありがとうございました!!
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