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【高校生必見】国際経済学とは?!
はじめに
今回は経済学のなかでも、国際経済学はどういった学問かを高校生にもわかりやすく紹介していきます!
国際経済学とは
国際経済学とは経済学という学問から派生した一つの学問です。主に、国と国の経済的な関係やグローバルな経済現象を研究する学問です。
イメージは、基礎となる経済学が国際関係に(主に貿易とか)重点を当てたものだと思ってください。
国際経済学の魅力
筆者が思う、魅力について紹介します。
それはずばり、「貿易をする理由が分かるから」です!
「え、貿易したら、いいことは起きるからでしょ」とお考えの皆さん、理由を具体的に説明できるでしょうか?
「自国にない資源が入手できるから。」などが考えられますが、国際経済学を学ぶと、より深く理由が説明できるのです。
次の項では実際にその深い理解を体験してみましょう!
貿易をしてみよう
貿易前はどうなる?日本のコスパは?
さっそくですが、以下の表を見てください。自動車、航空機を1台作るのに必要な人数をまとめました。
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例えば、日本は自動車を1台作るのに2人の作業員が必要
アメリカは自動車を1台作るのに10人の作業員が必要
などのように読みます。(あくまで簡単な例なので現実はこうならないです)
この場合、日本が自動車、航空機ともにコスパがよいことは分かるでしょうか。例えば、作業員200人をそれぞれ100人で作業をさせるとします。
下記の図を見てください。人数は同じなのに、日本の方が自動車、航空機ともに生産台数が多いのです。日本は自動車を50台、航空機を25台、合計75台も生産したのです。
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ここだけ見ると、「日本はすごいね」で終わってしまいますね。
日本だけで生産すれば良いじゃん!と考えることができます。
しかし、「あること」をすると合計の生産台数が増えてしまうのです。「え?!合計の数はこれ以上増えないんじゃないの??」と思いますよね。実際に見ていきましょう。
人数を変えてみよう
ここで少し遊んでみたいと思います。先程、日米ともに2つの産業を100人で作業させました。これを150人と50人で分けてみるとどうでしょう。
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自動車の生産人数を150人に増やすと、日本の合計が100人の時よりも75台から87.5台に増えました!それに対して、アメリカの合計は減ってしまいましたが、2国の合計は増えてしまいました!びっくりしますよね。どうやら日本は自動車生産が得意なようです。
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今度は逆に、航空機の生産人数を150人に増やしてみました!日本の合計は100人と比べると75台から62.5台と減ってしまいました。それに対してアメリカは20台から30台に増えました!どうやらアメリカは航空機生産が得意なようです。
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日本は自動車が、アメリカは航空機が得意そうなので、得意ほうに人数を多くしてみましょう!結果は両国とも合計台数が増え、2国の合計も100人で分担したときは105台だったのに対して、今回は122.5台と大幅に生産台数が増えてしまうのです!
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最後に、各国が得意な生産に200人すべてを生産させてみましょう!理論上最も合計が高くなります。2国の合計が105台から140台にまで増えました。
貿易をしたらどうなる?「あること」とは …
話を戻しましょう。先程、「日本だけで生産すればよいのではないのかと考えることができます」と述べましたが、本当にそうと言えるのでしょうか。
また「あることをすると合計の生産台数が増えてしまうのです」とも述べました。このあることとは貿易です!
日本は自動車を生産して、アメリカに輸出する。アメリカは航空機を生産して、日本に輸出する。こうすることで貿易前よりも貿易後の方が生産台数が増えてしまいます!
あまり直感的に想像しずらいのですが、こうやって具体的に考えていくと貿易をするメリットを実感できるのではないでしょうか。
貿易をすると、自分の国で生産するよりも多くのものを生産できるのです。私はこの性質はとても面白いと感じました!
まとめ ~ 国際経済学とはどういう学問か
国際経済学はこのように貿易をして生産台数を増やすメカニズムを勉強していきます。
今回の例だと、なぜ日本は自動車生産が得意なのかなどについても深堀りをしていきます。
また、実際に数字で当てはめてみたのですが、文字をつかうことで一般的に論理展開をしていきます。
私はこのように、数式を使って論理的に説明することに非常に魅力を感じています!
本記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。経済学に少しでも興味を持っていただけたら、幸いです。いいねを押してもらえるとありがたいです!