J1参入プレーオフ 12/8 徳島・山形戦プレビュー
こんにちは!スポーツ観戦アプリSpoLiveの成田です。
12/1(日)の試合の結果、J1参入プレーオフは徳島ヴォルティスとモンテディオ山形が勝ち上がりました。徳島と山形が対戦する2回戦は12/8(日)に行われます。今回はこの2回戦のプレビュー記事です。
最初に言っちゃうのですが、この2チームは、そのチーム名を体現する戦術を展開する上に、その戦術が対照的なので、両クラブのことをあまり知らない人にとっても面白い試合になると思います!
渦潮のような止めどない攻撃の徳島
チーム名称の「ヴォルティス」(Vortis)は、
イタリア語で渦を意味する「Vortice」をもとにした造語
スペイン人のリカルド・ロドリゲス監督が率いる徳島は、今シーズン67得点・J2全体で3位を誇る”攻撃力”が特徴です。サイドのドリブル突破、細かいパスつなぎ、ロングボールなど、得点までのバリエーションが豊富で相手が嫌がるプレッシャーを次々に仕掛けていきます。
たとえ、相手にボールが取られたとしても、スピーディーなプレスによって相手陣地内で積極的にボールを奪います。守備すらも攻撃的に行うことでハイテンポなサッカーを展開し、高いポゼッションをキープし続ける。これが徳島の戦術です。
試合中、全ての選手が全力疾走のスプリントをし続けることで、ゲリラ的に攻撃と守備に参加する。鳴門の渦潮の如くうねり続ける戦術がチームの攻撃力の源です。その中心に存在し、チームの一番後ろから渦潮を作り出しているのが、CB(センターバック)のヨルディ・バイス選手です。
最終ラインの要であるCBというポジションでありながら、前線にも積極的に仕掛けるプレースタイルで、今シーズンは38試合で8ゴールの数字を残しています。J1参入プレーオフ1回戦の甲府戦でもゴールを決めており、山形戦での活躍も期待されています。
甲府戦のゴールシーン
なぜそこにCBがいるんだ!と思わせるほど、積極的なポジショニング
山脈のような鉄壁の守備を誇る山形
チーム名称の「モンテディオ」(MONTEDIO)は、
イタリア語の「MONTE(山)」と「DIO(神)」を合わせた造語
対する山形は、鉄壁の守備が特徴のチームです。山形の木山隆之監督自身も選手時代のポジションがDF(ディフェンダー)だったこともあり、組織的な守備を基盤とした戦術を展開しています。
相手に押し込まれても、前線の選手が上手くプレスをかけながら、3バックがしっかりとボールを処理する。そびえ立つ山脈のように、ちょっとやそっとでは崩れないディフェンスで試合を支配していきます。
そして、その守備は格上相手にも通用することを結果で証明しています。J2リーグ6位の山形は、同1位~3位の柏、横浜、大宮、といった優れた外国人ストライカーを有する格上チームに今シーズン中に勝利しているのです!
山形の注目選手は、CBの栗山直樹選手です。バック3の中心で、組織的な守備の要です。他選手に声をかけながらチームを率いると同時に、自身も最後の砦として体を張って大型選手を次々と止めています。
2回戦は”守る徳島”、”攻める山形”
解説したように、徳島ヴォルティスは攻撃、モンテディオ山形は守備が得意なチームなのですが、12/8(日)の2回戦はお互いいつもと異なる戦術を展開するのでは、と予想されています。その理由は「J2チーム同士の試合では引き分けの場合、年間順位が上位のチームが勝利となる」というJ1参入プレーオフのレギュレーションにあります。
徳島は試合スコアが0-0でも勝利となるので点を取られない守備的な戦術を、対する山形は点数を取らないかぎり勝利はないので攻撃的な戦術を展開するのではないでしょうか。
両チームのスタッフ、サポーターはTwitterで以下のハッシュタグをつけてツイートしているので、事前にいろいろな情報を知りたい方は見ておくことをオススメします!
徳島ヴォルティス:#lovevortis #wearevortis
モンテディオ山形:#行ぐべJ1 #YAMAGATAICHIGAN
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