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大人の定義
俺には現在6才になる息子がいる。
ハッキリ言ってバカである。
バカな事ばっかり言っておる。テンション上がると裸になるし、歌い出す。でも、たまにドキっとすることを言ったりして大人をビックリさせている。
このマガジンはそんな彼との会話の中で、ドキっとしたりクスっとしたりした色々を綴っていこうと思う。そこには生きていくうえでの素晴らしいヒントが隠されて、、、いない。まぁ気楽にいこうか。
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さっそくだが、今日、保育園へいく道すがら、こんな事を質問された。
もちろん、敵の質問はいつだって唐突である。
敵「パパはなんで、大人になったの?」
もう、こういった面食らう質問には慣れている。
なるほど、俺のボキャブラリーを試しているわけだ。
「それはね、いっぱいご飯を食べて、いっぱい遊んだからだよ」
どうだ、我ながらグッドアンサーである。
しかし、この答えに敵は全く満足していない様子。
敵「いっぱい食べて、いっぱい遊ぶのが大人なの?じゃ俺もう大人じゃん」
「ん?いや、そうではないかな」
敵「じゃ、大人ってなんなの?」
「ん?おまえ、最初の質問と違くないかい?」
敵「じゃ、質問、変えるわ」
「あ、そうっすか」
敵「ね〜大人ってなに?」
大人って、、、
大人ってなんだろう。
色々なところが大きくなったら大人か、、?
いや、家族を養ったらそうか?
お金?仕事?ん〜わからない。。。
そうだ!こうなったら、あれだ!
俺も質問を返そう!守備ばかりしていては勝てない。
攻撃こそ最大のなんとか、だ!
「じゃ、聞くけどさ!こどもって何よ?」
どうだ!ふふふ。たまには質問される立場になってみろ。
困るだろ、困れ!もっと困れ!と思っていたら、
なんと敵は、
敵「そんなの決まってんじゃん」
と返してきた。あっさりと。
「な、なななな、なんだよ?」
敵「いっぱい食べて、いっぱい遊ぶのが、こどもでしょ」
・・・・。
それ、なんかさっき聞いた事あるな。。
それはもしや、俺が自信満々に答えた大人になった理由では・・・
敵「そんなことじゃなくてさ、大人って何よ」
「そそそ、そうだよね、ん〜何かなぁ」
敵「じゃ、パパは大人なの?」
!?
ちょっと聞きづてならない!
じゃーおまえは、俺をどう思っていたのだ。
家族のために頑張る俺をっ!!
「ちょっと。おまえは、俺を何だと思ってんの!?」
敵「パパはそうだなぁ」
なに、このドキドキ感。
そこ、大人以外の答えって逆にあるんか。
敵「パパは、、そうだ!仲間だね!」
てめー。ワンピースの見過ぎだろ。