2022ソウル100k トレイルランニングレースの記録
3年前にトレイルランニングを始めた頃からそのうち行きたいと思っていた海外レース。コロナの影響でなかなかその機会に恵まれなかったが、ようやく外に出やすい状況になってきた。ということで初の海外レースとして選んだのはソウル100k。今年の春頃によく参加していたGontexのYokohama BASHIRIイベントで、同社のチャンさんに教えてもらい興味を持ったのが始まり。自分自身昨年韓国の会社に転職したこともあり、何かの縁かと思い参加を決めた。
ソウル100kはソウル中心部をスタートし、仁王山、北岳山、北漢山国立公園といった近郊の山々を巡って戻ってくるループ形式のレースで、100kmと50kmの2部門が設定されている。出場するからには100kかなと考えていたが、チャンさんから100kは後半ロードばかりなので50kの方がトレランの面白さが凝縮されていると言われ、帰国時の余力も考慮して50kを選択。
レースエントリー自体は早めに済ませておいたものの、フライトやホテルの手配は1ヶ月前になってようやく開始。ソウルだし安近短だろうと高を括っていたが、案外航空券が高い。どうやらレースと同日に釜山でBTSのライブがあったり、ソウルでも音楽フェス的なイベントがいろいろと開催されるようで、日本からの渡航者が集中しているタイミングのよう。ソウルに行くのに10万円越えの航空券はあり得ないので、羽田発はあきらめて成田発のLCCを選択。ホテルはスタート会場であるソウルプラザから徒歩1分の宿をリーズナブルな価格で確保できた。
10/13(木)渡航日
仕事が忙しい時期だったので、早朝に荷物一式を持って一旦出社し、シュシュっと仕事を片付けた後、午後半日休みを取って成田空港へ。ようやく国際空港も活気が戻ってきた気がする。
今回の航空会社はJin Air。全く期待していなかったので、気休め程度の軽食サービスでも嬉しい。出発が遅れるとか荷物で揉めるとか、そういったトラブルは一切なく、3時間程度のフライトならこれで十分。
韓国の入国は平常時と変わらずとてもスムーズ。3ヶ月前に来た際は、やれビザ手配だの、渡航前後のPCR検査だのがあって非常にストレスだったが、ここ最近の事態の収束具合を実感。仁川空港からソウル中心部にはAREX(直行特急)を利用。初めて利用したが、ホテルすぐ近くの駅までノンストップなので快適そのもの。
21時頃にホテルの部屋に落ち着き、そこから晩御飯探し。7月のSuwon出張でハマったカムジャタンがどうしても食べたくて、NAVERマップ(韓国ではgoogle mapより情報量が圧倒的に多いこちらがおすすめ)を駆使して、ホテル近くに良さげなお店を発見。レース会場の下見をしつつ10分程で到着。店員に勧められるままにおひとり様向けカムジャタンセットを注文し、韓国の薄味ビールと共に明後日のレースプランをぼんやり考えながら、ようやく遅めの晩御飯にありつく。味は凡庸。Suwonのお店が圧倒的に美味かった。
10/14(金)レース前日
完全休足してソウルの街をぶらぶらするつもりだったが、カーテンを開けると絶好のラン日和だったので迷わずランニングウェアに着替える。とはいえあまり疲労も蓄積したくないので、スタート地点から基本歩きでレースコースを辿ってみることに。
最初の3kmはソウル中心部のロード。韓国ドラマで見たことがあるような街並みを過ぎると、早くも目の前に明日登るであろう山々の姿が広がる。ソウルは盆地なので山が近いんだよね。
トレイルに入ってからはハイキング向けによく整備された道が続き、道沿いのコスモスなど眺めながら地元の皆さんと一緒に秋のハイクを楽しむ。とりあえずレース最初のピークまで行き、眼下に広がるソウルの街を眺める。いい景色。レース本番ではこの地点はまだ夜明け前で景色は楽しめないはずなのでなんか得した気分。
王宮?で衛兵交代式を見物したり、NAVERマップで評価の高いローカル食堂に立ち寄ったりと観光も満喫しつつホテルに戻る。
一旦シャワーを浴び、行ってみたかったローカルのアウトドアショップに出向く。店舗がビルの上階にあり、入り口が分かりにくい点などはRBRGなんかと似ていて、しばらく付近を彷徨いつつ、ささやな”The lowest mountain”の看板をなんとか見つける。ここはCaylというガレージブランドを扱っており、どちらかというと登山向けなんだろうけど、UL的なギアも豊富でトレランでも活躍してくれそう。日本ではまだドリフ以外では見たことがないな。いろいろ目移りしつつも奥さんへのお土産のミニバックと、自分用のウィンドシェルを購入。店員さんが終始とても親切でほっこりさせられた。その店員さんが先月走ったTrans Jejuがとても良いレースとのことなので、来年参加したいレースリストに追加。
そうこうしているうちに前日受付の時間になったので荷物をまとめてレース会場へ。Gontexのスポンサーブースでチャンさんと再会。今回はGontexが受付関連を全て代行してくれており、自分たちでは特に何もすることはないようで、参加者への配布物の確認だけだった。それにしても参加賞がとても充実している。参加Tシャツなどはもちろんのこと、加えてニットキャップや小物類、完走すればメダルやスウェット(100kはフリース)なども頂けるらしい。これだけでエントリーフィーを超えていて、メインスポンサーであるノースフェイスの気前の良さにテンションが上がる。さらに優勝賞品はガーミンウォッチとか、ノースのシューズとか、オークリーのサングラスとかで総額20万円超えるらしく、一緒に受付をした北海道から参加の女性と「これは優勝狙うしかないねー」などと冗談を飛ばし合う。ちなみにこの女性、1週間前にはハセツネに出場しており、胃腸トラブルがあって満足できる走りじゃなかったのでソウルはそのリベンジとのこと。(それでも11時間43分の女子15位なので十分凄い)
その他にも日本からはレジェンド鏑木さんをはじめ、DEEP JAPAN ULTRA優勝の高橋和之さんや、逆輸入ランナーの松山優太さん、砂漠ランでお馴染みの尾藤朋美さん、2万人フォロワーインスタグラマーのかんちゃんなど、参加メンバーが本当に豪華。鏑木さんとは一緒に写真も撮っていただき、これだけでソウルに来た甲斐がある。こういうのも海外レースのいいところなんだろうな。
10/15(土)レース当日
朝3:30起床。前日夜に食べた焼肉のせいかやや消化不良気味な感じはあるが、体調自体は悪くない。これ以上胃腸に負担をかけないため、朝食はバナナとパン少々で済ませて会場へ。夜空には星も見えて天気は良さげ。事前情報では早朝は相当冷え込むと聞いていたが、この日は全く寒さを感じず、初めからTシャツとアームカバーだけでいけそうである。Gontexブースで同社のテーピングをキメていただき、いざレース開始。
スタート時間の5時はまだ真っ暗で、ソウル中心部といえども街はしんと静まり返っており、レース自体の緊張感も相まって気分が高まる。そんな雰囲気の中、序盤ロードは皆さんハイペース気味。急な登り坂もガンガン走る。自分はとにかくマイペースを意識したが、次から次に追い越される状況に「このレースってもしかして相当レベル高いんじゃ?」と一抹の不安を感じる。
トレイルに入ると次第にペースも落ち着き、よく舗装された山道を淡々と駆け登る。この辺は見通しが良いため先に見えるヘッドライトの連なりがとてもキレイである。ひとつ目のピークを越えると50kと100kの分岐があり、50kは下りパートに突入。
下りは登りと違って本格的なトレイルセクション。みんな楽しそうに下っていたので、実はそんなにテクニカルでもないんだろうけど、下りの苦手な自分にとっては我慢の区間。背後からプレッシャーを感じる展開が続き、「お先にどうぞ~」っていうハングルくらいは覚えてくればよかった。途中からは4人パックとなりしばらく一緒に走っていたが、気がつくとみんなまとめてコースを間違えていた。1回目のロスト。もともとマーキングが少ないうえにまだ日が昇っておらず、暗闇の中なので相当気を付けていないとコースを見失う。間違えやすいポイントにはもれなくマーキングがあり、夜間パートにはフラッシュライトなどが整備されている日本のレースの親切さを改めて実感する。
転倒とコースロストに気を遣いながら下山すると繋ぎのロードパートに。ロードは好きなので、下りでの遅れを取り戻すべくペースアップ。程なくして前方の集団に追いつき長いトレインに加わる。しばらく気持ちの良いペースで走っていると、集団先頭のランナーが急に踵を返してこちらに戻ってくる。どうやらコースを間違えたらしい。2回目のロスト。それにしても集団が一斉にワーッと反転して、もと来た道を折り返す様は何かのコントのようでウケる。
この辺から少しずつ明るくなりはじめ、いよいよここからが本番という感じになる。約10km地点で最初のエイド。この時点でタイムは1:31の61/280位。良いのか悪いのかよく分からないが、まだまだ全然元気。エイド食にはやっぱりというかキムチがしっかり提供されていた。自分はちょっと遠慮したい。そもそもキムチが苦手。その他は日本とそんなに変わらないかな。水分もあまり消費していなかったので、バナナだけ頂いて直ぐにコースに復帰。
次のAS2までは約10km。この区間は極端なアップダウンもなく、あまりキツくないはずだが、とにかく階段階段階段で地味に足を削られる。自分は下りが苦手で遅い分、登りは比較的得意なので、下りで抜かれて登りで抜き返すという展開が多いのだが、階段の下りも遅いということに改めて気付かされた。バンバン抜かれる。なんでみんなあんなに早く階段を下ることができるのか不思議でたまらない。練習しても早くなる気がしない。
第2エイド時点で2:40の33位。実感に反して順位は大きく上がっている。たぶんAS1でのエイドワークでまとめて抜いたのだろう。ペースも悪くない。この後の大ボス区間に備えてジェルと水分をしっかり補給。
第3区間はこのレースのハイライトの北漢山攻略。まずは4km700mUpの登り区間。基本早歩きで黙々と登り、この区間でいくつか順位を上げる。ところで今回のレース上の山々は基本的に岩山で、トレイルの地面がとにかく固い。そのためシューズはおそらく固めのソールが向いているはずだが、自分は信越五岳110kmで気に入った比較的ソールの柔らかいAltra mont blanc Boaを選択しており、この辺で一歩一歩の衝撃を実感し始める。そして区間ピークに到達したところでとうとう足が攣る。いつもならここからはペースを落として、攣りそうな足をかばいつつ治まるのを待つのだが、ちょうど出くわしたレーススタッフの方から頂いた薬が速攻効いてほどなく復活。本当にありがとうございました。薬の名前覚えとけばよかった。
下りパートは例によってペースが落ちることになり、登り区間でパスしたランナーに抜き返されまくる。少し前から抜きつ抜かれつで意識していた緑ウェアのランナー(レース中はMr.グリーンとして仮想ライバル想定していた)に抜かれたところで、なんとか食らいついて差を広げられないように耐える。
下り終えたところで29km地点のAS3。4:35の27位。順位は上がっているが、目標タイムからは少しずつ遅れ始めている。大ボスを乗り越えた安堵感もあり、少しゆっくりしたい気持ちもあったが何とか振り切り、先にエイドを出たグリーンウェアを追いかけるように次の区間に取り掛かる。
この区間は7月の出張の際に試走しており、とても整備された気持ちのいいトレイルのアップダウンが続くコースで、レース本番も楽しく走れればいいなと思っていたパート。ところが疲弊した足には少しのアップダウンも飯能アルプス並の上り下りの繰り返しに感じられる。本来走れるはずの緩い登りも歩いちゃおうかという弱い気持ちが顔を出すが、周りのランナーの頑張る姿を見て気持ちを奮い立たせる。途中誘導スタッフが何やら大声で説明していたが、ハングルは全く分からないため「ファイティーン!」みたいなものかと勝手に思い込んでそのまま進み、コースを間違えたところで優しいハイカーさんに助けられたりもする。どうやら一部の区間が急遽変更になっていたよう。3回目のロスト。おかげでダメージが少なくて済んだ。あのまま大ロストしたら気持ちが折れてたな。
楽しむはずの区間に結構やられて39kmの最終エイドに到着。6:17の26位。順位はなんとかキープしている。ここまでのエイドもそうだったが、スタッフの皆さんの優しさが染みる。気温も上がってきて暑さに参っていたので冷たいフルーツが旨すぎる。ここでも足に根が生えそうになったが、仲良くなったランナー2名と励ましあいながら一緒に最終区間に入る。コミュニケーションは拙い英語と唯一のハングル「ファイティン」。言葉は十分理解できなくともランナー同士のコミュニケーションは壁を超えるね。海外レースの良さをまた発見。
いくつかの登りを超えると緩やかな登りのロード区間に入る。ここが踏ん張りどころと思い、周りのランナーが走ったり歩いたりする中、強い気持ちでゆっくりでも走り続けて少しずつ順位を上げる。そして4回目のロスト。さっきのお兄ちゃんgo straight!って言ってたじゃん。半泣きになりながらもと来た道を戻り、間違えた分岐からトレイルに入ると、さっき追い抜いたはずのグリーンの背中が。こうなると競う気持ちも失せてしばらく並走。トレイルを抜けてロードに復帰すると横断のための信号待ち。2,3分待っている間にロード区間で抜いた全てのランナーに追いつかれ、もう順位はどうでもいいという気持ちになる。
コースも終盤となり、後はレース序盤で登った最初の山を逆方向から戻るのみ。序盤はあんなに余裕で登った山なのになんでこんなにキツいんだろう。更に早朝にはいらっしゃらなかった大勢のハイカーさんが。ソウル中心部から近い良い山だもんねー。天気もいいもんねー。だけど全く走れないねー。中には登山者を気にせずぐいぐい走って追い越していくランナーもいたが、ここは日本代表としてキチンとマナーを守りつつゆっくり進む。一方ハイカーさんは強引な抜かれ方をしてもあまり気にする様子もなく、むしろ「ファイティーン!」と応援してくれる。でも日本代表はマナーを守りつつ進む。
ここまで来るとゴールはもう間近。50k部門はレコードフィニッシュのポイントが設定されており、きっちり50km地点でゴールタイムが計測される(そこから2.5km先のレース会場のフィニッシュラインまでは歩いて戻る)ことになっている。ここまでパックで走っていたランナー達が少しずつペースを上げ始める。ゴールはもうすぐでラストスパートということね、と察し最後の力を振り絞って追いかけるも、徐々に小さくなっていく背中。水分も尽き、あーもうこれ以上無理―、早く終われーと念じながら歯を食いしばりながら駆けていると、誘導スタッフの姿が。大声で何か叫んでる。「ふぃにーっしゅ!」。えっ、こんなところがゴール?ちょうどトレイルが終わり、ロードに出たところに計測器が置かれていて、スタッフが1名待っているだけ。50km走ってきたわりには何とも味気ないゴール。でも終わってホッとした気持ちの方が大きい。道路の向かい側を見るとコンビニが。しまったお金持ってくればよかったー。喉カラカラだよーと悔やんでいると、レース後半の多くをご一緒したグリーンウェアの姿が。アイス指差して何か言ってる。なに、奢ってくれるってこと??嬉しい!お互いの健闘を称えるハイタッチをし、素直にアイスをご馳走になる。グリーンさん、レース中抜かれた時に心の中で罵ったりしたこともありました。ゴメンなさい。アイス最高でした。カムサハムニダ。自分も他のランナーには優しく接しようと心に誓う。
知り合いのランナーを待ってから戻るというグリーンさんに御礼を伝え、とりあえずレース会場に戻ることに。帰り道は休日真昼間のソウル中心部。多くの人でごった返しており、確かにさっきのゴール地点から先はもう走るどころじゃなかったなーと納得。綺麗な恰好をした人々の間を心の中で「汗臭くてすみませーん」と呟きながらしばらくトボトボ歩き続ける。歩きだと2.5kmって長いなー。
会場のスタートゲート(兼100kゴール)が見えてきた。アナウンスのハングルに交じって自分の名前が聞こえる。そしてゴールテープの用意がされる。おっ、ゴールシーンは別撮りってことねっ、てことで最期はしっかり走ってゴール。大勢のレーススタッフの笑顔と拍手で迎えられ、写真もバシバシ撮られていい気分。必携装備のチェックを済ませ(しっかり全てチェックされた。ちゃんと持ってきててよかった、、)、完走メダルと完走賞を受け取り記念撮影。記録は8:34の25位。8時間切りが目標だったが、いろいろと想定外だった出来事も含めるとよく頑張ったと思う。補給も割とうまくいったし、走るべきところはきっちり走れた。何よりレース全般しっかり楽しめた。100点!
10/15(土)レース後
一旦ホテルに戻ってシャワーと着替えを済ませ会場に戻ってくると、ちょうど女子50kの表彰式が行われている。ん、真ん中になんか見覚えのある顔が。えー、昨日一緒に受付したハセツネから連戦の子だわ。タイムは7:37で自分より1時間も速い。総合でも7位ってスゴいな、恐れ入りました。安ヶ平さん50k女子優勝&ハセツネリベンジおめでとうございます。それにしてもガチエリートランナー相手に「賞品豪華ってことで、優勝するしかないねー」などと冗談飛ばしていた自分が実に恥ずかしい、、、
男子50kはTNFアスリートのJISUB KIM選手が2位に1時間以上差をつけてのぶっちぎりで大会V2。レース後に話しかけたら気さくに応じてくれてとってもさわやかな好青年。これから応援しよう。主戦距離が同じであろう上田瑠偉選手とどこかのレースでバトってほしい。
100k選手のゴールまではもうしばらく時間があるということで、チャンさんとOSK(Outdoor Sports Korea)社長のYooさんにお誘い頂き、安ケ平さんの祝勝会も兼ねて早めの夕食に。安ケ平さんはハセツネでジェルメインで胃腸トラブルに陥った反省を踏まえ、今回の補給はほぼコーラで乗り切ったらしい。さらに過去にはスカイランニングのユース日本選手権で優勝していたりと、話を聞けば聞くほどトンデモ女子だった。まだ若いので今後も楽しみね。
Yooさんは松山優太さんが全く無名の頃からのお友達だそうで再会をとても喜んでいた。国境を越えたランナー間の友情、いいね。美味しい夕食ご馳走様でした。
夕食を終え会場に戻ると松山さんがゴール後の必携品チェックを受けていた。あー、ゴールシーン見逃した!間に合わずにすみません、、15:27総合7位の好成績。ナイスラン!
着替えを済ませた松山さんとビールで乾杯し、他の日本人ランナーのゴールを待ちながら、芝生に寝そべりながらあんなこんなを語る。今日一日のレースのこと、海外レースのこと、高尾のこと、ビールのこと、、レース後のほどよい疲れとビールの酔いとで多幸感につつまれる。とても心地よい。レース後の脳内物質が出まくってるんだろうな。これを求めてキツいと分かりきっててもレースにエントリーしちゃうんだろうなー。などと思いにふけっていると、女子2位で尾藤選手、3位にかんちゃん選手が続けてゴール。ナイスラン!みんな満足気で良い笑顔。
バリエーション豊かなコースとスタッフのホスピタリティ、レース全体の雰囲気、ナイスな選手たち、ソウル100k本当に素晴らしいレースでした。来年は是非100kで参加したい。そもそも海外レースが病みつきになりそうな自分がいる。台湾のフォルモサトレイルはずっと出たいと思っていたし、海外レースの伝道師松山さんはマレーシアやタイをお勧めしていたな。考えるとワクワクがとまらない。またひとつトレイルランの楽しみが広がったソウル100kだった。
次はどの海外レースに出ようかな。