【スポGOMIアーカイブス Vol.3】 スポーツ落書き消し!?〜子どもたちによる創造性豊かなアレンジ〜(2012年7月、新潟県三条市)
今回の【スポGOMIアーカイブス】では、新潟県三条市で行われたある大会の後日談を紹介します。小学生たちがスポGOMIをもっと楽しめるようにユニークなルールを加え自分たちの大会を開いたお話です。柔軟な発想力に感心するとともに、スポGOMIが子どもたち自らの学びのきっかけとなったことに嬉しさを感じたエピソードです。
学校内だけで何ができるかな
2012年7月、新潟県三条市でスポGOMI初開催。
この大会に参加してくれた小学6年生の5人組が、後日ホームルームで「先日スポGOMIというごみ拾いに参加した。楽しかったのでクラスでやりたい!」と担任の先生に相談。
「学校の外は危ないから、校内なら。」と先生より承諾を得て、児童たちが企画をスタートさせました。
しかし「校内にはゴミがほぼ落ちていない、、ゴミ拾いだけでは競技になりづらい、、」との意見が…確かに、小学校は掃除の時間があり、とても綺麗なことに気付いた生徒たち。
そこで「ゴミ以外に学校で困っていることは何かないかな??」とみんなで話し合いが始まりました。
今まで気がつかなかった学校内の課題。これを解決しよう!
するとある生徒から「学校には落書きが多い!」と意見があり、それじゃあ「落書き」問題をスポGOMIで解決してみよう!ということになりました。
早速、新ルールとして「スポGOMI中に落書きを消したら10ポイント」を設定。これにより、児童たちが自ら考えて開催したスポGOMI大会は、大いに盛り上がりました。
その後、知らせを聞いた三条市長より「エコクラス認定」の感謝状が!その模様が地元新聞に大きく紹介され、小学生たちが嬉しそうにポーズを取っている写真が私たちのもとに届きました。
スポGOMI開催を自分たちで先生やクラスメイトに呼びかけ、みんなで校内の課題を発見した上に、それをルールに取り入れるという子どもたちのアイデアに感動したと同時に、スポGOMIが学びと行動のきっかけになれたことがとても嬉しい報告でした。
スポGOMI運営団体 : 一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ