6/26(土)欧州ドリームチームと夢の対決! その前に、ラグビー日本代表 vs サンウルブズ 歴史的一戦を振り返る。
UKさんからまたしてもバトンを受け取りnote書かせていただきます、球技わりと得意な山口です。
数ある好きなスポーツの中でも中学生の頃から好きで、大学の試合をテレビで見ては好きな選手のプレーを真似したり、スクリューパスもよく練習していた僕が、遂にラグビーについて書かせていただきます!
どれだけの人が見たでしょうか。
6月12日(土)、「静岡の衝撃」と言われ世界を驚かせたアイルランド戦があったエコパスタジアム(静岡)で、日本代表(JAPAN XV)対 サンウルブズ という世紀の”紅白戦“が行われました。
この戦いは欧州ドリームチームとの一戦に向けた前哨戦。
まさに「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」とラグビーW杯のキャッチコピーを思い出さずにはいられない(おそらく2度目はない)スペシャルマッチへ向けて、激戦となった強化試合を振り返ってみましょう!
サンウルブズとは
日本代表強化の一環でスーパーラグビーへの参戦を掲げ、そこで誕生したのがサンウルブズ。ラストイヤーとなった2020年は、コロナ禍でシーズン途中(3月)で無念のリーグ中断があり、そのまま活動終了となっていました。
どうにかしてラストマッチをできないかという声もあり、セレモニーこそ執り行われましたが、試合を行うことは遂になく…。
1年前のモヤモヤした思いに蓋をして暮らしていましたが、はからずもこのタイミングでまさかの復活を遂げるなんて!日本代表と戦うなんて!!という衝撃でいろんな感情が入り混じりました。
いざ発表となり、そのメンバーを見ると、日本代表として選出された選手の一部もサンウルブズへ合流し戦うということで、まさに世紀の”紅白戦“となったわけです。
世紀の”紅白戦“注目ポイント!
今回の試合の注目ポイントは3つ
(1) 松島、姫野がいない代表だということ
(2) 田村・山沢のSO対決
(3) サンウルブズ ラストマッチ
(1) 松島、姫野がいない代表だということ
松島、姫野といえば2019年ラグビーW杯(RWC2019)の中心選手。松島選手はフランスの名門・クレルモン、姫野選手はスーパーラグビーへ参戦し所属のハイランダーズがオーストラリアとニュージーランドのチームが参加する「スーパーラグビー トランス・タスマン」で決勝進出!これにより今回の代表戦に出場できなくなり、後述するB&Iライオンズ戦にも出られなくなりました…(嬉しいけど残念)。
松島選手はRWC2019では14番:WTB(右ウィング)のポジションで(クレルモンでは15番:FBを主に)、姫野選手はバックロー:フランカー(6、7番)やNo.8(8番)で出場していました。
今回の一戦では、14番を背負うのはレメキ選手(RWC2019メンバー)。対する11番(左ウィング)には、トップリーグ(以下、TL)・クボタ初の4強入りに貢献したゲラード・ファンデンヒーファー選手が入りました。
姫野選手のポジション(フランカー:7番)にはTLで準優勝したサントリーでの活躍が評価された小澤直輝選手が入り(No.8はRWC2019で活躍のマフィ選手)、ともにどんな活躍をするか、注目となりました。
6月12日両チームスタメン
J SPORTSコラム&ニュース『それぞれの物語が交錯する一大決戦。日本代表(JAPAN XV)vs.サンウルブズ』より引用。
(2) 田村・山沢のSO対決
田村・山沢のSO対決とは、両チームの司令塔・10番(スタンドオフ)対決、ということになります。
ジャパンの10番はご存知 田村優 選手。対するサンウルブズの10番は山沢拓也選手。TLでは優勝したパナソニックに所属するファンタジスタ! キックの精度がとにかく高く、スペースを突くキックをどんどん蹴ってくる選手。
多くのファンが認めるその実力は代表でも十分通用すると言われ、代表相手に今回どんなプレーをするのか、注目が集まりました。
山沢拓也選手
J SPORTSコラム&ニュース『サンウルブズで試合を楽しむ 山沢拓也は、理想のプレーを追い求める』より引用
(3) サンウルブズ ラストマッチ
奇跡の復活、とはいえ、おそらくこの試合が最後になるであろうサンウルブズ。
前述しましたが、最後に試合を行って有終の美、ということも叶わなかったサンウルブズだったので、悔いのないようにこの世紀の一戦、歴史的な一戦を戦ってほしい!
ブレイブブロッサムズ vs. サンウルブズ その結果は
改めて皆さん、試合、見ました?
結果は本当にすごかった!楽しかった!!
前半はサンウルブズが日本代表に課題を突きつけるように様々なプレーで追い込みます。
▼前半19分
注目のサンウルブズ 山沢選手のキックが起点となりジャパンのディフェンスを突破!激アツな先制点!!
▼前半35分
またしてもファンタジスタ山沢が魅せる!
ドロップゴールを狙うもこれはゴールならず…
しかし素晴らしいアイデア。ここまではまさに山沢劇場!!
▼前半40分
前半終了間際、ポスト福岡堅樹の呼び声高いパナソニックの(この日はサンウルブズ)竹山晃暉選手がトライ!
足が速くてとにかく目立ちたがりなのかすぐカメラに目を向ける愉快な選手ですww(ウルフポーズも欠かしません)
動画の17秒あたり:カメラ目線でウルフポーズの竹山選手をチェック
▼後半25分
ジャパンが1トライを返し迎えた後半25分に、齋藤直人 選手から中村亮土 選手へとフラットなパスが通りトライ!
このトライで遂にジャパンが逆転します。
このトライがすごくて、斜めに走り込んできてディフェンスも難しい位置でもらってインゴールに。サントリーでチームメイトでもある2人の息のあったプレーがここで飛び出しました!
▼後半40分:ノーサイド
結局後半は1PGにサンウルブズを抑え込んだジャパンが勝利!
負けてしまったサンウルブズでしたが、最後コンバージョンキックの際に #Awoooo と叫びながらの全力チャージ。最後の遠吠えがエコパに響き、ノーサイド!ここ、一番の感動ポイントでした(T . T)
最後は力尽きましたが、ジャパンを慌てさせたサンウルブズは間違いなく好敵手、最高の強化試合でした。
6/26(土)に”欧州ドリームチーム“との夢の一戦が!
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(以降、ライオンズ)って知ってますか?
国内で強化試合を行うその先にあるのは…そう、6月26日(土)に行われるライオンズ戦のため。
ライオンズ=欧州ドリームチーム といっても過言ではない最強チームとテストマッチができるという、本当に姫野選手もったいない(前述しましたが出られない…)w。
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズとは!
日本で言うイギリスを構成する4つの国、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドがありますが、その4つそれぞれがラグビーではティア1の強豪国。その4つの国の選手から成るドリームチームが4年に一度結成され、南半球に遠征に出る、そのチームがライオンズなのです!!
▼大西将太郎さんの解説動画を見ればすごいチームだとわかるはず!
今年は南アフリカ(RWC2019チャンピオンは南アフリカ!)に遠征に出ますが、また4年後はオーストラリア、そのまた4年後はニュージーランド、と4年に一度その3地域を回りますので、次南アフリカに遠征にくるのは12年後(2033年)となります。
選ばれた選手は大変な栄誉であることは言うまでもありませんが、こんなドリームチームが構成されて試合をするなんてあまり他のスポーツでは例を見ません。
大きく見ればイギリス代表チームなので、オリンピックで見るとバスケットのアメリカ代表など、まさにドリームチームですが、イギリスという国ならではのチーム、と言えるでしょう。
さあ、強化試合で心身ともに温まった皆さん!次は最強ライオンズ戦です。
ここまで見てくれたあなたはもう見るしかない!
今から楽しみですね!!一緒にジャパンを応援しましょう!!
(翌週7/3(土)にはアイルランド代表との一戦もありたまらんです!)
◆日本代表対ライオンズの試合詳細はこちら
◆日本代表対アイルランド代表の試合詳細はこちら
◆『スポカレ』アプリのダウンロードはこちら
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