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野球人、バレー沼にハマるまで(まだ未完成、ハマりかけ)

UKさんからバトンを受けました2児の父でもあり、球技(NOT 足技)大得意な山口です。

今回、noteを書くにあたっていろいろ悩んだ末、やはり今一番ハマっているバレーボールについて観戦の一助になればと書いてみます。

バレーボールは元々好きで、ワールドカップやオリンピックでは手に汗握って応援に熱が入るほうでした。
男子では宇佐美、山本、ゴッツ石島選手が好きで、女子では栗原、荒木絵里香選手(今も現役!)とかが贔屓の選手でした。

元々好きでしたが、仕事で少し関わりを持って試合を見るようになるとどんどんハマる、バレー沼に(笑)

どうやってハマっていったのか、その途中経過を順を追って紹介したいと思います。

やっぱり人が好き → 選手を知ると楽しくなる!

選手を知るきっかけをくれた ― ハイキュー!! × Vリーグスペシャルマッチ ―

週刊少年ジャンプで連載していて惜しまれつつ昨年その連載が終了した『ハイキュー!!』を皆さん、ご存知でしょうか。言わずと知れたバレーボール漫画の金字塔です!
※『鬼滅の刃』ほどの認知度はなかったとはいえ、“漫画総選挙2021”なる番組では堂々の8位にランクインしている国民的漫画です。

ハイキュー!!の話をしだすと長くなるのでまたの機会にしますが、V.LEAGUE編の連載がきっかけとなり、Vリーガーが漫画の中にしか存在しないチームのユニフォームを着て実際に試合をするというビッグマッチがコロナ禍で実現! 会場も漫画の舞台と同じ仙台で行われるという念の入れようでした。

漫画の中のユニフォームを着て試合をしたわけですが、認知度としてはまだまだこれからという若手選手を中心に構成された即席チームがどんな試合を見せるのか、怖いもの見たさもあってライブ配信を見ると…これが面白い!

点が入るたびにポーズを決めて盛り上げてくれたり、漫画の中のプレーを再現(涙出そうになった)してくれたり、選手として名前くらいは知っていたというレベルからそう、愛ですね。愛が生まれた瞬間でした。

いい試合して盛り上げてやろう、そんな気持ちがひしひしと伝わってきてめちゃくちゃ推したくなったんです!

YouTube「【Vリーグ公式】ハイキュー!!×V.LEAGUE SPECIAL MATCH 2020 ハイライト #シュヴァイデンアドラーズ ​ vs #MSBYブラックジャッカル 」より引用

そんな選手の中から一際目立っていたのが東レの富松崇彰選手。
なんと漫画のキャラに扮して頭をモヒカンにしてくるというエンターテイナーぶりを発揮し一気にファンに!

プレーもダイナミックでいちいちガッツポーズが大きかったり本当に元気をくれるベテラン選手です。

マスクをつけて試合に出る富松選手
https://twitter.com/tomimatutakaaki/status/1353341294202916864

バレーボールに限った話ではありませんが、選手を知る、応援したくなるようなストーリーを見聞きする、これは本当に大事な要素。沼にハマる第1章とでもいうべきポイントですね。

普段あまりやらないようなプレー・パフォーマンスをここぞと発揮してくれた選手たちのサービス精神旺盛な姿に感動しました。

他にも女子ではゴーグルがかっこいいデンソーの鍋谷選手や、身体能力はもちろんですが富松選手同様、オーバーリアクションがかっこよすぎるVC長野の戸嵜選手など、本当に良い選手がいっぱいです。

鍋谷 友理枝選手
戸嵜 嵩大選手

セッターを理解する

セッターのあげる良いトスって何?

急に技術的な話になってしまいますが、いわゆる司令塔ポジションがセッターです。バスケットボールならポイントガード、ラグビーならスタンドオフというポジションに相当します。
野球だと…ピッチャーとキャッチャーを同時にやるポジションという感じでしょうか。バッターが何を狙っているかを感じ取るのはキャッチャーの仕事でここに投げてこい!と構えますが、自分でそこにボールを投げることができません。セッターはその両方を瞬時に行い、相手の虚をつきボールを供給し続けるポジション。

選手を知って、試合を見るようになると、今度は戦術的な理解、ということになり、バレーボールであればぜひセッターを覚えたい。

セッターの仕事はトスをあげること。

ですが、ただあげるだけではなく、速く正確にあげる、これも大事。

ですがですが、僕がこれを聞いてもっともうなずいたのが

相手のブロックをいかに分散させることができるか、つまりネットの向こうの相手との駆け引きによって2枚のブロックがつくところを1枚以下に減らし、アタッカーにトスをあげることができるか、セッターの良いトスって2枚きっちりつかないんです。

というお話を聞いたときになるほど!と腑に落ちました。

ということは、ですよ。
これはもう野球人のバイブル『野村ノート』の世界。

ブロックを0にはなかなかできませんが、2枚を1枚にすることは相手との駆け引きでできるようになります(きっと)。
そのためには相手の前衛の位置や選手の特徴、自チームの選手の体調や今日の決定率・性格に至るまで把握してなお、ボールに触れるギリギリまでどこにボールを供給しようとしているか、レフトなのかライトなのかはたまたバックアタックなのか、をギリギリまでわからないように、手首を動かさないようにして且つ正確にトスをあげるんですからもう…常人のなせる技じゃないことがわかります。

このやりとりだけを見ても、バレーボール版『球辞苑』→『排球辞苑』ができてしまうのは時間の問題かとww

※球辞苑を知らない方はこちら

バレーボールの真髄を知るためにまず知っておきたいセッターのお話がバレー沼にハマる第2章でした。

速攻が好き、バックアタックも好き

選手がわかってきて、セッターも理解できてきた。
となると次はどんなプレーが好きか、ということになります。
ここが気持ち良いポイントで、これが癖になると沼から抜けられません。韓流ドラマにハマるようにもっと欲しくなります。

僕はいわゆるセンター戦と言われる“速攻”が大好きです。
相手ブロックが飛び上がる前に電光石火の速攻が決まると、気付いたら相手コートにズドーン!
めちゃくちゃかっこいい、マジでしびれます。
先ほど紹介した富松選手もミドルブロッカーという役割を担い、AクイックとかBクイックといった速攻を得意とする選手。
セッターとのコンビネーションも大事で、決まった瞬間の気持ちよさ半端ないって…です。
この速攻が決まるということはきっちりセッターにサーブレシーブが返っているということ。そう、速攻はみんなの優しさで決まっています

続いての好きなプレーはバックアタック。
コート横からの映像で見ると本当に飛んでいるかのように美しく「くの字」にえびぞってます。
前衛のミドルブロッカーがおとりになって飛んでいて、そのおとりが着地しかけたころに後ろから突然飛び上がってくるバックアタック。これが本当に好きです。
遠近感がよくわからないままにブロックもついていけずノーブロックで打ち下ろすスパイク、本当に気持ち良すぎ。鳥肌何度もできちゃいます。

バレーボールって実は野球と似ています!

突然ですが、バレーボールって野球に似ていると思いませんか?
同じ球技だから?ではありません。

ポジションです。

センター、レフト、ライトっていうポジションがあります。
センターは役割を示すミドルブロッカー(略してMB)と言ったりもしますが、主に中央に位置しブロックを担当します。
ライトはオポジットやアウトサイドヒッターと言って、セッターとの対角に位置し、守備をほとんどしない攻撃型の選手がいます。左利きの選手がライトには多く、代表的な選手としては日本代表でも爆速で活躍中!まだ二十歳そこそこで日本の顔になった、ジェイテクトの西田有志選手がいます。
西田選手の高校時代の話がまた良くて…(またどこかで)

さらに、野球でいう打順のようなローテーションというのがあります。
ポジションを時計回りに1つ移動し、順番にサーブを打っていくのですが、このローテーションがチームの特徴を表したりすることも多く、相手チームによっては通常のローテーションをずらしたり、セットで変えたりと、戦術が見え隠れします。
通常はセッターがローテーションの1番目に入りサーブを担当。
その対角にあたる④の選手が先ほどの西田選手でライト(④はレフトじゃないの?と思った人、あとで職員室にきてください)。

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Activeる!『バレーボールのローテーションの仕方とは?【6人制】』より引用させていただきました。

ローテーションの4番目(一番前衛にいる時間が長くなる)、まさに大砲・4番バッターということで、とにかく点を取る選手がライト、オポジット(アウトサイドヒッター)となります。
いかにしてこの強いローテーションの間に点を取るか、これがバレーボール!かなと思います。

野球人としてハマったこともあり、野球に例えてみました。
わかりやすく思ってくれたら幸いです。


まだ実際に試合を観にいっていないので(それな!)、もう行きたくて仕方ありません。だいぶあったまっていますw

次回までに観戦デビューし、またご報告します!

そして次回は、スポカレの心臓部であるプロダクト部門を担当、冷静な判断力と包み込むような優しさでスポカレを牽引する一方、多ジャンルのスポーツに精通し平日の昼間も海外スポーツのチェックに余念のない玉地さんです!

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