打倒中国で悲願の金メダルを!“スポカレ流”卓球観戦ガイド
中国の金メダル率は「87.5%」
男子・女子ともに世界トップレベルにまで上り詰めた日本卓球!東京オリンピックで絶対王者・中国の牙城を崩すことができるか、期待が高まります!
オリンピックの卓球は、男女ともにシングルスとダブルスが1988年ソウルから、2008年北京からはダブルスがなくなり、団体がスタート。圧倒的な強さを誇るが中国が、これまでに28個もの金メダルを獲得しています。金メダルの確率は、実に87.5%となります。
東京で初採用の「混合ダブルス」
日本のターニングポイントは、2016年のリオでした。男子はシングルスで水谷隼が銅、団体で銀。2012年に団体で銀を獲得していた女子も今度は銅と、合わせて3枚のメダルを獲りました。悲願の金メダルも夢ではない位置につけています。
また、東京オリンピックではこれまでのシングルスと団体に加え、男女のペアでダブルスを戦う「混合ダブルス」が初めて採用されます。
日本は近年、この混合ダブルスで高い成績を残しています。世界卓球では、2017年に吉村真晴・石川佳純ペアが、混合ダブルスでは48年ぶりとなる金メダルを獲得しました。このほか、アジア選手権でもここ10年に数々のメダルを獲っており、オリンピックの初代金メダルに輝く可能性も十分にあります。
代表選考の方法と対象大会
シングルスは男女各2人、団体要員としてさらに各1人が選ばれます。
日本代表選考は、以下のとおりとなっています。
<シングルス2名>
2020年1月時点の世界ランキング上位2名が選出
<団体要員の1名>
シングルスの選手との相性などを考慮して選出
混合ダブルスは、上記6名の中からペアが決定
ワールドカップなどの成績が世界ランキングに反映されるため、今後の国際大会も要注目です。
女子ワールドカップ(中国)10/18~20
JA全農 卓球ワールドカップ団体戦(東京)11/6~10
男子ワールドカップ(中国)11/29~12/1
ワールドツアーグランドファイナル(中国) 12/12~15
スマホアプリ「スポカレ」は、卓球の国内外の大会をカレンダーで管理!放送を見落とすことなく観戦を楽しめます。
日本選手は互いの絆が非常に深い一方、代表枠をかけたライバルでもあります。オリンピック出場争いはし烈を極めています。
日本代表候補の選手たちをご紹介!
<男子>
張本 智和
世界ランキング5位
世界ジュニア、全日本選手権、グランドファイナルなどの最年少優勝記録を塗り替えてきた、日本男子のエース!超攻撃的なプレースタイルで、中国勢を脅かす存在に成長。
丹羽 孝希
世界ランキング11位
2016年のリオ五輪団体で銀メダルを獲得。その後も世界卓球シングルスでベスト8、ダブルスで3位に入るなど、実力は十分。相手を翻弄するカウンターは必見。
水谷 隼
世界ランキング13位
長きにわたり日本卓球界を牽引。全日本選手権では前人未到の10連覇を達成した。2016年のリオ五輪ではシングルスと団体でメダルを獲得し、日本中を沸かせた。東京五輪で再び勝利の雄叫びを上げられるか。
<女子>
伊藤 美誠
世界ランキング7位
中国で付けられた「大魔王」の名が一躍日本にも浸透。通称「みまパンチ」と呼ばれる鋭いカウンターもお茶の間で有名になった。逆境にも物怖じしないメンタルの強さは、大舞台のオリンピック向き。
石川 佳純
世界ランキング8位
福原愛が現役を引退し、名実ともに日本のエースとなった。過去のオリンピックでは、団体で2つのメダルを獲得。代表枠を勝ち取り、悲願のシングルスでのメダルを狙う。
平野 美宇
世界ランキング9位
伊藤美誠と同学年の、日本のホープ。2017年の世界卓球では3位に入り、48年ぶりの女子シングルスのメダルを持ち帰った。近年はやや調子を落としているが、世界ランク上位の選手たちに食らいつきたい。
中国、ドイツ……立ちはだかる世界の強豪たち
続いて、日本のライバルとなる海外の選手をご紹介します。
<男子>
馬龍(中国)
世界ランキング3位
2019年の世界卓球で3連覇を果たすなど、豪快なドライブは衰え知らず。中国のエースも近年はケガに悩まされていたが、試合巧者ぶりは健在。
ボル(ドイツ)
世界ランキング7位
40歳になろうかという大ベテランだが、2018年の世界卓球では団体の主力として銀メダルを獲得。ドイツのみならず、ヨーロッパ卓球界を代表するレジェンド。
ファルク(スウェーデン)
世界ランキング9位
2019年世界卓球のシングルスで快進撃を見せ、銀メダルを獲得。世界ランクも10以内にまで上げるなど、好調が続く。
<女子>
陳夢(中国)
世界ランキング1位
中国の次世代エースと期待されるオールラウンダー。
丁寧(中国)
世界ランキング2位
リオ五輪では団体とシングルスで金メダルを獲得するなど、卓球王国・中国の中でも存在感は強い。
国内もTリーグ、全日本選手権などが開催!
代表選考も注目の卓球ですが、国内で2018年にスタートした国内リーグ「Tリーグ」も開催中!男女それぞれ4チームがリーグ戦でしのぎを削っています。
男子は「木下マイスター東京」に水谷、丹羽、張本が在籍し、女子も「木下アビエル神奈川」に石川が在籍するなど、世界ランク上位の選手たちもTリーグに参加しています。
また、2020年1月13~19日には日本一を決める「天皇杯・皇后杯 全日本卓球選手権大会」も行われます。
国内、国際大会の放送情報を網羅しているスポカレで、計画的な卓球観戦をお楽しみください!