見出し画像

「仕事を楽しむ大人」になるためには?

ゲスト紹介


まずは今回のキャリアセミナーの登壇者である小林憲人さんのご紹介。

東京都出身で大学3年次(2006年)にWebマーケティング企業を設立し取締役に就任。

2007年にダイヤモンドメディア株式会社を創業し、業種に関わらずにWebサイトを中心とした集客支援、収益増のコンサルティング、Web開発を行っていました。

30歳の時に脳の病気になり、「いつ死んでもおかしくない」と思うようになり、復帰してからは自分のやりたい事業・好きな事業を行うようになります。

2015年に株式会社トレジャーコンテンツを創業。業種に拘らずに「とにかく自分が興味があり、もっと楽しくできると思ったことを次々に挑戦」した結果、現在では飲食店、アンティークの輸入会社、旅行会社、IT起業など合計14事業への出資、買収などを行ってます。

圧倒的な量の中でしか質は出てこない

小林さんはもともと、教師になりたかったそうです。

中学から高校の時頭が悪くて高校に行けないかもと教師にいわれていましたが、体育会系の塾の先生のおかげで高校にも進学でき、その塾の先生のようになりたいと思うようになったそうです。

しかし、大学入学の試験では教育学部を受けたものの全て落ちてしまったそうです。そこで、教育学部のある大学に入学して後から転部しようとしました。ところが、喋るのが苦手で転部のための試験に落ちてしまいました。

キャリアセミナーでは自分の言葉で伝えたいことを伝えていて、とても話すのが上手いという印象を持っていたので意外でしたが、小林さんが上手くしゃべれるようになったのは訓練をしたからだそうです。圧倒的な量の中でしか質は出てこないとおっしゃっていました。

具体的に小林さんが行ったことは以下の通りです。

場数をこなす
はじめはなんでも緊張する
フィードバックをもらう

訓練=量というのはもちろんですが、3つ目の「フィードバックをもらう」ことは意外と忘れてしまいがちです。やりっぱなしないで反省と改善を繰り返すことで質も上がっていくのだそうです。

自分のやりたいことが分からない学生へ

「就職活動をしていく中で自分の本心がわからなくなる学生が多い」というファシリテーターの質問に対しては

最初から合う合わないを決めるのは無理
実際に一生懸命取り組んだ結果でしか判断できない
その結果、合わないと思ったら方向転換し、合っていたらそのまま突き進む

とおっしゃっていました。

また、好きなことの方がパワーが出るし、没頭ができるから情熱が一番大切だそうです。

好きなことを仕事にした瞬間好きじゃなくなるとバンドマンの父親に言われてそう思い込んでいたのですが、小林さんがゲームが好きでその仕事に携われて充足感があったため20代の時にそれは間違っていると気づいたそうです。

もしやりたいことがないならないなりに少し興味のあることを始めてみることも重要です。

考えるよりもアクションを起こすことが大切
とりあえず動いてみることで何かが見えてくる


『0から1を作り上げる』には?

小林さんがが代表取締役を務める株式会社トレジャーコンテンツの理念は

『0から1を作り上げる』

だそうです。これは、起業をした実際の経験からも裏付けられていますよね。

しかし、参加した学生の中から「新しい価値観を生み出すのが苦手、どうすれば 0から1を作り出せるのか?」という質問が出ました。

既にあるものごとをよく見る
誰目線でオリジナルであるかを意識してみる

具体的には、日本では当たり前なものなどを海外で広めるとオリジナルになることがあります。日本人には当たり前のものごとでも、違う国では「新しい」と受け入れられます。

世の中には本当の意味で0から1を作り出すのは難しいですが、まずは既にあるものごとを観察し現状を把握して、それから誰の目線でそれをみるかを考えれば新しい・オリジナルの意味も変わってきます。

人生のスケジュールを作る

前述したように、小林さんは業界に拘らずに、とにかく自分が興味がありもっと楽しくできると思ったことを次々に挑戦していますが、「やりたいことがたくさんあり優先順位付けが難しい、どうすればいいか」という質問も出ました。

小林さんが実践している優先順位の付け方は以下の通りです。

128歳まで生きると仮定。そして、いつまでに何をやりたいかを書き出すそうです。この128歳というのは、小林さんが24・25歳からくらいからシートを作り出して、28歳の時にシートを作り直し「今から100年生きるとすると?」と考えたからだそうです。自分に合わせた年齢設定をして大丈夫だそうです。

そして、それぞれ人生中長期シート、年間シートを作ります。このシートはその都度変わってもいいそうです。(例: 娘と遊ぶ、旅行に行くなど)

優先順位が高いものは先にスケジュール、他の予定が入っても断るのがルールです。

仕事/ 健康/ お金/ 家族/ 趣味などそれぞれのジャンルで作るといいそうです。


紙に書いていつも見える場所に!

誰もが明日死ぬかもしれない
後悔がないように今を生きる
何事にもフルスイングで

これが今回のキャリアセミナーで小林さんが伝えたかったメッセージです。


そして、時間が経つとともに今日の心の琴線に触れた言葉も忘れてしまうため、紙に書き出して見える場所に貼るのがおすすめだそうです。そうすれば、日常的に考えてない人より数百倍、数千倍差がつきます。


「仕事を楽しんでいる大人」からお話を聞けるオンラインキャリアセミナーの参加は以下のURLから↓↓↓


また、YouTubeで小林さんの回を含めた過去の回をご視聴いただけます!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?