「頭と心で考える」就活の仕方
「仕事を楽しんでいる大人」に出会える、オンラインのキャリアセミナー
仕事を楽しんでいる社会人が就活の時にどのような思考を持っていたのかを知ることで、自分自身も「仕事を楽しむ大人」に近づける気がしました!
7/27は株式ガイアックス のソーシャルメディアマーケティング部で働く大久保亮佑さんがゲストです。マーケテイングの魅力や企業選びで見ておくべきポイント、大久保さん自身の就活や転職の時に考えていたことを語っていただきました。
就活の軸
大久保さんには就活の軸が3つありました。
1. 独立して自分で稼げるようなビジネスパーソンとしてのスキルが身につくこと
2. チームで働くことを大事にしている組織文化があること
3. 職種や配属など自分のコントトールできないことが起きにくいこと
まず1つ目の「独立して自分で稼げるようなビジネスパーソンとしてのスキルが身につくこと」
学生の頃から「独立して仕事できるようになりたい」「資格を持っていれば独立できる可能性が高まる」と思い、大学2年生までダブルスクールをして会計士の資格を取ろうとしていたそうです。
この思考の原点は小学校まで遡ります。
小学校の時順番で仲間外れが回ってくることがあり、学校内のコミュニティーしかなかったため仲間外れにならないように相手に合わせて生活した経験があるそうです。何かに縛られて自分を表現できないというその経験が苦痛だったため、独立志向がありました。
そして2つ目の就活の軸は「チームで働くことを大事にしている組織文化があること」
この軸の原点は、ベンチャー企業でインターンをした時に気付きがあったからです。
タブルスクールで会計士になろうとする中で「自分は会計士になりたいわけではなく、独立したいだけだ」と気付き、ベンチャー企業でインターンを始めました。コンサルティングで「相手の課題を汲み取り、それを対応する解決策を提示する営業力」を身に付ければ独立できると思ったからだそうです。
インターンでの仕事はイメージしてたこととは違い、テレアポと営業の毎日でしたが楽しく感じたそうです。
なぜなら、それまで自分自身で勉強するだけでしたが、営業の仕事では社会とつながりを持てることに幸せと喜びを感じたからです。そして、「仕事は面白い!」と思うようになります。
そんな中で挫折経験がありました。
それは、上司から企画書の提案を勧められて作ったものの企画書が通らず、さらに上司から1人では仕事は成り立たないと教えられたことです。
「仕事は1人でやるものではなく人を巻き込きこまないと大きな仕事はできない。自分だけのスキルを高めるだけではいけない」という気付きが就活の軸を形成しました。
3つ目の就活の軸は「配属や職種などアンコントローラブルなこと起きにくい」
企業選びで見たいた点は以下の2点。
- 従業員1人あたりの売上高の小ささ
- 働く人が大事にしている価値観
『従業員一人当たりの売り上げの小ささ(効率が悪い=分業が進んでいない)
=スキルが身につきやすい』
就活生が見るべきポイント
社会人8年目の大久保さんが「就活時に見ておけば良かったなと思うポイント」を2点教えてくださいました。
1. 事業の市場環境
-伸びている市場で、提供しているサービスも売れるような環境下にあること
ここから伸びる業界は「ソーシャルメディア」だそうです。一人ひとりが情報発信できる現代では、口コミで広がるかが重要。その中でマーケティングの面白さが出てくるそうです。「会社名」ではなく「会社の行っている事業」に目を向けることがポイントです。
2. 提供サービスの位置づけ(=身につくスキル)
(上流)オンライン領域>非広告>検索エンジン>SEO(下流)
SEO=検索エンジンでより多くの人にサイトにアクセスしてもらう施策
(検索した時に上位に表示させるために様々な要因を改善すること)
- SEOというサービスだと、企業のマーケティング活動において1つの選択肢に過ぎない領域
- 下流=すぐに身につくが陳腐化も早い
- 上流=身に付けることが難しく市場価値も高い
上流・下流のどちらがいいというわけではなく、自分が身につけたいスキルを考えて選択すべきだそうです。
頭と心で考える、ファーストキャリアとは
セミナーのタイトルにもある『頭と心で考える』とは何なのか。
これは大久保さん自身が1社目に新卒で入社したときの話です。人事の人と話しす中で、自分がその会社で働いているイメージができ「ここで働きたい!」と思ったそうです。だから、理由は後付けです。心が動いてから「何でここで働きたいんだっけ?」と自分自身に問いかけてロジックで固めていったそうです。
自分の見えていく景色(状況)の中でベストな選択をする
これが大事だそうです。そのためには、自分の見える景色の範囲を広げて選択肢を増やすために、まずはより多くの情報をとりにいくことが必要です。
最後に大久保さんがキャリアセミナーを通して学生に伝えたかったこと
キャリアはその都度変更可能
- 就活の一発で人生が決まるわけではない
見えている範囲でしか人はリアリティを持って意思決定できない
- だからこそ情報をとりに行こうことや体験が大事
頭で考えて合理的な意思決定も大事だけど、働く姿を想像したときにワクワクするかという心の部分も重要
- 就活にしろ、転職にしろ、全ての意思決定において自分がどう感じるかという観点も大事
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