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ゼルダの伝説知恵のかりものがヤバい

こんにちは。
ゼルダの伝説知恵のかりものをクリアしてやりこみ要素を終えました。
通称:知恵かりに対してのレビュー記事です。


知恵かりは新しくて自由度が高い

今作の主人公はゼルダだ。精霊トリィと出会って物をコピーして自由に使役できる能力を手に入れた。歴代のゼルダの伝説の中でもトップクラスにできることが多い能力を持っている。コピーしたものは「カリモノ」と呼ばれ全部で127種類ある。多すぎてどのような使い方があるのかやりこみ要素を終えても把握しきれてはいない。

知恵かりでのパートナー「トリィ」
トリィからカリモノを使役する能力を得るゼルダ

具体的な例を出そう。
ベッドを出して積み重ねて足場にできたり、休んでハートを回復したりできる。

いつでもどこでもベッドで休める
やろうと思えばボス戦中でも

中盤には水ブロックが出てきて高いところに移動したい時はほとんどこれを使うことになる。探索ではほとんどこれを活用していくことになる。

水ブロックを使えば高いところにも行きやすく自由度が上がる

地味に大活躍するのはロウソクみたいな敵キャラだ。名前は「キャンゾル」。火を使った謎解きや戦闘、寒くて火が必要な雪山など知恵かりでは火を使うシチュエーションがかなり多い。暗所では灯りの代わりにもなる。冒険通してよく使う。

火があちこちで必要になるため、使い勝手が良いキャンゾル

このように多様なカリモノがあるため、プレイヤーは自由な発想で自分なりのスタイルで冒険をすることができる。ここは今までの2Dゼルダと比べて一番違うところだ。


探索の自由度はそこそこ

最初から世界の各地へ行けるがストーリー上は一応順序がある。botwやティアキンみたいにいきなりラスボスのところへ行って最終決戦というようなことは知恵かりではできない。探索は比較的自由に色々行けるけども攻略していくストーリーの順序はある程度決まってる形だ。最初から色々探索できるのでストーリーを追わない方が楽しみやすいだろう。


バトルスタイルは個性が出やすい

知恵かりでは127種類のカリモノがあり、対象をゼルダの動きと連動させて動かせるシンクがあるため、バトルはプレイヤーの個性が出やすい。そういう意味では実は動画配信向きだったりする。自分で遊んでクリアした後に他の人の遊んでる様子を見て「そういうやり方があったのか」と新たな発見を得られるゲームだ。動画配信との相性が良い。クリアした後も動画配信で楽しめるので2回違った楽しさが味わえる稀有な作品だ。お気に入りの配信者を見つけてどんな風に遊んでるか見ていくと楽しいだろう。

狙った物体を持ち上げて動かせる能力:シンク

やりこみ要素はかなり多い

知恵かりはやりこみ要素がまあまあ多い。下記に羅列していく。

  • ハートのかけら

  • 力のかけら

  • スタンプ

  • カリモノ集め

  • ミニチャレンジ(サブクエ)

  • 服集め

  • アクセサリ集め

  • スムージーレシピ集め

  • 馬レース

  • どんぐり集め

  • ねむり道場

ざっとこのぐらいはある。筆者の場合はこれら全てをコンプしてプレイ時間30時間超えたところだ。サクサク動くアクションなので意外とパパッとこなせるためプレイ時間は短くなり濃厚な質になる感覚だ。まあそれでも力のかけら集めやねむり道場のコンプはそれなりに苦労する。ぜひ頑張っていってもらいたい。

三大やりこみ要素
やりこみ要素の一つスムージー
中盤で訪れるねむり道場が最後あたりのやりこみになるだろう

ビジュアルは綺麗

夢の島リメイクから引き続きクレイアニメ風のビジュアルが楽しめる。このクレイアニメ風は出来が良かったため、夢の島リメイクだけで終わらせるのはもったいないと思っていた。知恵かりでも続投されて良かった。

クレイアニメ風の美しさがずっと味わえる

音楽は心地よいが控えめ

音楽は安定の高クオリティだ。ただし音量は控えめだ。音を楽しみたかったらかなり音量を大きくした方がいいだろう。アマゾンみたいな密林地区のノリの良い音楽が筆者は好みである。皆さんもお気に入りの音楽がどこで流れるか楽しむといいだろう。

この地区の音楽がオススメ

マップは夢の島リメイクより若干広め

舞台はハイラル王国だ。botwで馴染みのある土地がいくつか出てくる。夢の島リメイクよりは広く感じる。大体1.5倍ぐらいだろうか。ただあくまで2Dゼルダの範疇なのでbotwやティアキンみたいに広さは感じない。オープンワールドと言える広さのものではなく箱庭の範疇だ。最初はかなり広いなと感じるが、探索に慣れるとそこそこという印象に収まった。

マップの広さは大体このぐらいだ

歴史的にはどうなのか?

開発者インタビューでも語られていることなのだが、ゼルダの歴史での整合性を保つために開発者は苦労するようになってきてるようだ。なのでこの考察はあまりやりすぎない方いいかもしれない。

どの世界線の話なのだ?と気になる人もいるだろうから、少しだけ触れるが筆者の印象としては「勇者勝利」→「時の勇者の大人時代」と繋がるルートなのではないかと感じる。風のタクトの後の話なのではないか。これ以上はネタバレになるのであまり詳しくはいえないが、筆者としてはそのように感じた。残る可能性としては「勇者敗北」ルートだ。一番可能性が低いのは「勇者勝利」→「時の勇者の子供時代」に繋がるルートだろう。どういうことなのか?と思ったらぜひ知恵かりを遊んで考察していってほしい。


ちょっと悪いところ

ノーヒントな謎解きが少しある。様々なカリモノやシンクを把握して柔軟な発想力を持ってないと解きにくい謎解きがあった。場所によっては解法が一つしかないためそれに気付かないと解けないところもある。具体的にはネタバレになるのであまり詳しく言えないが、慣れてない人だと解けない箇所もあるだろう。(詰まっても攻略サイト見たりすればいいだけなのだが)


統合的にはどうなのか?

2Dゼルダの新しい発展形を示せたゲームだ。2Dゼルダでもこんなに自由度の高い楽しいゲームを作れるぞと。夢の島リメイクが80点としたら知恵かりは90点ぐらいだ。botwやティアキンは100点overだ。さすがにオープンワールドの方ができることや遊べること、世界の広さなどでそこは勝てないという形だ。いずれにせよ、知恵かりは2Dゼルダとしては傑作でとても面白いものだ。面白すぎてこのカリモノを使えるゼルダにはハイラル王国は狭すぎると感じた。他シリーズで描かれているロウラルや天空世界が出てもいいぐらいだった。またゼルダが万能すぎてこの後のリンクを活躍させにくくなった印象がある。リンクのできることとゼルダのできることを比較するとゼルダはあまりにもなんでもできすぎる主人公になってしまってるからだ。2Dゼルダのハードルを自ら開発が上げてしまったようなものだが、そこら辺はもっと面白い2Dゼルダ作れるぜ!と頑張ってもらうことになるだろう。


知恵かりのゼルダは歴代でもトップレベルに強い

知恵かりのゼルダはできることが多すぎるため歴代の主人公でもトップレベルに強くて万能な主人公という印象が強い。比肩できるのはティアキンのゾナウギアで創造性を発揮できるリンクぐらいしか思い当たらない。そのぐらい知恵かりのゼルダは本当になんでもできる。あまりにもできることの範囲が広がったため、次のスマブラで出てくるゼルダ姫の必殺技がどうなるか予想がつかない。作品の垣根を超えた影響力が出るかもしれない。

ボスラッシュもあっさりボコボコにできてしまうゼルダ

2Dゼルダの最高傑作を楽しもう

ここにきて知恵かりは2Dゼルダの最高傑作に躍り出た。2Dゼルダが好きだった人はぜひやった方がいいだろう。最新の自由度の高い2Dゼルダはこのようなものなのかとぜひ体感していってほしい。

以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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