splatoon2のサブアカ問題の状況まとめ
こんにちは。
今回はめんどくさいテーマです。
基本的には触れない方が波風も立たないテーマです。
ただモラル的にはマズい・対処した方がいいということで中立的に状況をまとめたいと思います。
splatoon2での背景
splatoon2は他のFPS/TPSと状況が違い、ブキを選んで試合中ずっとそれで戦うゲームです。
apexやFortniteなどだと武器はランダム性があり拾えたり拾えなかったりと運の要素が絡みます。overwatchだと試合中にリスポン地点ならキャラを変更できるので状況や相手との相性で変えることができます。他にも競合のゲームはあり、細かい差異はある状況。
splatoon2は他の競合と違って特殊な点がある。
それはブキの相性と練度の影響があり、合うか合わないかの個人差があること。
短射程シューターが好きだが向いてなくてチャージャーが向いているなど、”やりたいブキ”と”合ってるブキ”が違ったりするのが多々発生しやすい。
ウデマエやレート・パワーを重視すると”合ってるブキ”や”ゲームバランスで強いブキ(環境に最適なブキとも言い換えることができる)”や”ルールステージとの相性が良いブキ”を選んで攻略目線で取り組むのが効率的だったりします。
好きだけど難しいブキ、難しいけど上手くなりたいブキをなんとか練習したいと思った場合は選択肢が限られる状況。
それがsplatoon2の抱えてる特殊な背景になる。
具体的にその練習する手段は4つ。
1:プライベートマッチ(対抗戦)で仲間内で試合をして練習する
2:リーグマッチで仲間と一緒に試合をして練習する
3:レギュラーモード(ナワバリ)で練習する
4:サブアカで練習する
1と2は一人で気軽に練習できないという欠点がある。
3はレギュラーモードがガチマッチルールと違いすぎてあまり練習にならない、参考にならないという欠点がある。(良い練習ができない問題)
ガチマッチルールで特定のブキを上手くなりたいと思ったら消去法でサブアカで練習するのが気軽に練習できる手段となる状況。これがsplatoon2の抱えている背景となる。
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追記
よその界隈やsplatoonをやらない人には理解しにくい概念として、合わないブキ・難しいブキを持つとレートがガクンと下がる傾向がある。
観察している傾向だとレートで0〜-400ぐらいの幅があり、ゲーム内のレート制度だとウデマエX入ったばかりの人(レート2000)が合わないブキを持つとウデマエA(レート1600)に下がるぐらいの影響力がある。XからAの間にあるのはS+9,S+8,S+7,S+6,S+5,S+4,S+3,S+2,S+1,S+0,S,A+と12段階ある。
ウデマエX(レート2000)を年収1000万円と例えると、1段階刻みで50万円の差異として、ウデマエA(レート1600)だと年収350万円ぐらいに下がるぐらいのものとなる。
それでメインアカで合わないブキ、難しいブキを持つのがレート上かなり不利な行為になるため、気軽に練習しにくい・できない事情がある。
またウデマエXとそれ以外では発言権に大きな違いがあり、"Xでないと人権がない"とsplatoon界隈ではそういう風潮がある。
初心者や中級者の発言内容が的外れな時もあり、上級者であるXじゃないと参考にならないと発言権がないマッスルな界隈となっている。
さらにXの中でもレート2000の発言権はなく、ランキング500位に入るレート2600以上の猛者でないと発言力がないと見なす者もいる。
そういう風潮があるため、レートがいくつかは発言権や人権に関わるものとして重視されるため、メインアカでレートが下がる行為をなかなかできない背景となっている。(要はレートでのマウンティングがsplatoon界隈ではあるのだ…)
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この状況に文句を言っているプレイヤーはまあまあ多くて、”ガチマッチでレートの変動のないカジュアルモードを実装しろ”とか”スマブラみたいにキャラ別のレートやウデマエを実装するべきだ”など様々なアイディアが出されており、公然と文句が言われている状態が続いている。
サブアカ問題はsplatoon2ではしょうがないよねと許容されていた(過去形)
・好きなブキと合ってるブキの個人差がある
・難しいけど好きなブキ、難しいけど上手くなりたいブキを練習するのに最適なモードがない
この2点よりサブアカで上手くなりたいブキで練習する・遊ぶのはしょうがないよねと各プレイヤーの共感や同情により許容されていた。
そういったサブアカをゲーム内ではガチマッチに参加できるようになるまでの期間を内部レートで判定し、ウデマエCだけどレートパワーが最初から1300ほどあるなど隔離している仕様だと有志の調査や報告により判明していた。(そういった強いサブアカのウデマエAだとレートパワー1700とかになっている)
強い人のサブアカは隔離されて強い人だけで競わせる仕様なら、最初から始めた初心者に迷惑もかからず健全な競争になっているので良いだろうと許容されていた。
最終的にはS+層で”初心者から始めた人”と”強いサブアカ”が合流して苛烈な競争をする形になっており、そういった関係もあったのか”S+層はしんどい”とか”魔境”とか”病む”とかプレイヤーの愚痴や怨嗟が多少出ていた。
それに対して上級者もS+層のしんどさには共感・同情しつつ、”頑張れ”と励ましている状況であった。
splatoon2におけるサブアカの状況が少しづつ変わっていった
1:配信者の影響でXチャレンジなる動画が度々出て一般化・エンタメ化していった
→サブアカを作って最初からウデマエをあげていってどれだけ早くXになれるかを収録した動画
市井のプレイヤーも軽い気持ちでXチャレンジをしようという人が増えた、そういう認識の人が増えた。
性質的には”上手い配信者が不慣れな難しいブキでXチャレンジするもの”と”上手い配信者が得意なブキでXチャレンジするもの”に大別され、モラル的には後者はギルティとなる。
配信者本人が自分が上手い・強いのを分かっていて、サブアカで初心者の中に飛び込んで上手くなりたい・昇格したいと頑張っている初心者を蹴落として自分の利益のためにそういう動画を収録している形になる。
初心者にとってはいい迷惑となる存在である。
そういう動画に影響されて、同じようなチャレンジをする人が増えれば増えるほど初心者層でのレートはどんどん荒れて初心者が過剰な競争に晒されることになる。
2:強い人のサブアカかどうかの判定が機能しなくなっていってるという状況報告が増えた
→小学生でsplatoon2に参入した人が強い人のサブアカと判定され高レートのC帯に放り込まれ全然勝てない、面白くない・苦しいので嫌になって辞めたという声が出るようになった。
なぜそれが起きたのかは原因ははっきりしていない。
内部レートの判定精度が現実にそぐわなくなってるのか、C帯のアクティブプレイヤーが少ないため初心者と強いサブアカが一緒にならないとマッチングできないようになったのか、等々が考えられるがはっきりしない。
3:意図的に弱いものイジメをしてストレス発散をしたいサブアカが初心者のフリをして内部レートの判定をうまく誤魔化すようになった
→Xの競争が苛烈でしんどいため、自分より実力の劣るプレイヤー相手に無双して気持ちよくなりたいという動機のプレイヤーがいる。
そういう人が自分のストレス発散のためにサブアカの判定をうまく誤魔化したりなどして弱いものイジメをして楽しんでいるのではないかという説があった。
モラル的に恥ずかしいことなので堂々とそういうことをやっていると公言しているプレイヤーはいない。
初心者の方ではそういう弱いものイジメをして荒らしているサブアカがいるという声が多少出ていた。
この行為は”スマーフ”と呼ばれ、FPS/TPS界隈では非常に問題のある行為として運営から取り締まられたり不正の対象として扱われたりする状況となっている。
詳しくは下記サイトの記事でも説明がされているので読んでみるといいだろう
4:初心者向けの大会に参加したいためサブアカを作って初心者のフリをするプレイヤーがいる(ウデマエ詐欺の一種)
→イレギュラーな事例なのだが、参加者の制限がある大会が増え、初心者しか参加できないルールの大会も増えてきた。そういう大会にどうしても参加したいと上級者がサブアカを作ってウデマエ詐欺をする事例が少数だが発生した。
一緒に遊びたい人・仲良くなりたい人がその初心者向けの大会にいたのか、初心者からチヤホヤされたかったのか、など推測はできるが、動機がはっきりしない事例である。
splatoon2のサブアカ問題はうまく機能しなくなっていき問題が大きくなっていっているようだ
そういった背景や過程を経て、splatoon2末期の現状でサブアカ問題はどうも問題になっているようだという状況へと発展した。
アクティブユーザーが減ってるから発生してるのか、別の要因なのか、はっきりしない。
プレイヤーの報告では
・小学生の子供に遊ばせていたらC帯なのにレートパワーが1500あって強いサブアカの方に放り込まれていた、子供は嫌になって辞めてしまった
・サブアカじゃないA帯なのにレートパワーがおかしい層に放り込まれる(レートパワーが1700、1800ある)
・ランクが30なのに20キルしてくるチャージャーやリッターがいる(A帯・B帯など)
・メインアカだと伸び悩んでA帯で止まってしまったがサブアカでやり直したらスムーズに昇格できてメインアカを超えた
など、レートの状況がおかしいのでは?と訴えている声がチラホラあった。
統合するとサブアカを起因としてsplatoon2のレートは機能しなくなっているのではないか、その弊害やデメリットは初心者層や中級者層が被ってるのではないか、という状況になっているようだ。
また別調査だとウデマエXにもサブアカのXが相当な数がいると推測できる状況となっており、サブアカの数だけウデマエXからS+への押し出しが発生している可能性がある。
→ウデマエXのアクティブユーザー数がずっとあまり変動しておらず5万人台のままなのに、サブアカのXがだいぶ増えてきているので実はウデマエXの枠は狭くなっている・減っているのでないか
この観点でも、どうなのかはっきりしない(メインアカとサブアカは同時にアクセスできないから押し出しは発生しないと考える人もいる)
話が若干横道に逸れるので押し出しの話は一旦ここで切り上げる。
splatoon2のサブアカ問題を解決するためにやったほうがいいこと、辞めたほうがいいこと
市井のプレイヤーレベルでできることの範囲で考えると
・Xチャレンジをしているモラルの低い配信者は批判する・辞めさせる
・自分も軽率なXチャレンジはしない
・初心者に迷惑をかけるような形のサブアカは恥ずかしい・ダサい行為であるとムードをちゃんと作っていく
・弱いものイジメとなるスマーフは”初心者にも迷惑をかける”、”実力でレートを構築しマッチングさせて運営したい任天堂にも迷惑をかける”という認識を正しく持っていく、伝えていく
等々が考えられる。
最後に
任天堂も多少は認識してるだろうからsplatoon3で対処するんじゃないかとは思っている。
スマーフはこれから問題が大きくなっていく・深刻化していく事例だと思うので、軽視しないようにプレイヤーも任天堂も改善していけたら良いのではないか。