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S~S+を停滞していたお風呂使いをXまで指導した話

皆さんこんにちは!KS27です。本日は私が指導させて頂いていたオーバーフロッシャー(以下風呂)使いのひなみんさんが半年でどのようにしてXになれたかのお話をしていこうと思います。

1.指導の始まり

もともとの出会いは、ある解説系youtuberの人が開催していたエリアの大会にたまたま二人とも参加しており、その大会で私がリーダーの一人として、ドラフト制でメンバーを選ぶ形になりそこで指名させて頂いた結果が知り合ったきっかけでした。
今私が腕前up指導のKSゼミナールとしてやらせて頂いている内容の実績づくりと当時自力で腕前を上げることに悩んでいたというwin-winな部分があって2020年の4月に師匠と弟子という関係がスタートしました。

何のルールの指導をしようかとなった時に
・風呂を使うならエリアかホコがいいんじゃないかということ
・エリアは他のルールが上がったら上がると思うと言ったこと
・本人曰く当時ホコが1番訳が分からなくなっていたということ
以上のことからガチホコバトルでXを目指していくことに決まりました。

これだけ見たら凄く誘導尋問見たいですね(笑)

2.現状に合わせた指導内容

・実践の前に

指導を始めるといってもまず最初に始めたのは各ステージの構造やホコルートの確認。私が定期的に行っているホコプラべと内容はほぼ同じになるのですが知っているのと知らないのでは差が出る情報を叩き込んでもらいました。

続いてギアの考察。ホコというルールで風呂ですので基本的にホコ持ち前提のギアを考えました。ギア紹介がメインではないので簡単に紹介するとカムバック、イカ速、対物を軸にギアを埋めていきました。また前提として風呂自体には無印とデコがありますが、ボムピッチャーからの即割りの爆発力もあって風呂デコを採用してもらいました。

続いて目を通してもらったのが立ち回りとガチホコの基本がつまったテキストです。このテキストは私KS27自身の師匠であるMerciさんのnote内の記事(※)であり、それを風呂に寄せた内容にしたものをテキストとしてお渡ししました。まずはこれをしっかりと目を通してもらい座学のような感じで基礎の基礎を埋めてもらいました。
これは私の考えですが基礎の基礎ができていないのに応用編をいきなりやってもほぼ意味がないと思っております。ですのでここの基礎の基礎の部分は非常に重要ではないかと思います。

Merciさんの記事のリンクです。この内容はあくまでデュアルスイーパーカスタム視点の話になっております。

・2リグでの実践

次に行ったのは2リグによる指導です。リーグマッチで一緒にプレイすることにより今何ができていて何ができていないかの確認や、得意なこと不得意なことの確認を行いました。
チームメイトとして一緒に大会を出たときからわかっていたことではありましたが当時はマップも見る習慣がなかったりそもそも上のイカ情報はほぼほぼ見れていない状況でした。なのでまず普段からどのルールを潜るときでもその二つを強く意識してプレイしてもらうことにしてもらいました。

驚いたのは非常に早く、ある程度上の情報がみれるようになったことでした。(私自身かなり時間がかかったので)それに加えもともと風呂の練度が高くそれも相まって5月の半ばにはS+4に昇格していました。そこから次に昇格するのは多少の降格を挟んだりやや時間がかかったのですが、次のステップに行くのに気になった部分がホコ持ちしていないときの攻め時と防衛時のポジション取りでした。
一緒にプレイしていて防衛時で「せっかく人数有利不利の判断ができているのに下がる場所そこじゃない(笑)」みたいなことがちょくちょくありました。ですのでこれも2リグのなかでその都度指摘させていただいて強いポジション取りを学んでもらいました。

この後も2リグでの課題の確認は継続して続け、メインは次のライブ映像での指導に移っていきました。

・ライブ映像での実践

次に取り組んでいったのがライブ映像による実践の確認です。すごくかっこよく言ってますがディスコードという通話アプリのテレビ電話機能を使いプレイを画面に映してもらって私が見るというかなり原始的なやり方です。
これを実施した理由としては私自身がプレイしながらではないのでより正確に立ち回りを観察できること。ガチマッチで2リグでの課題がどこまでできているかの確認ができること。2リグと違ってその月のステージをピンポイントで指導できること。以上のことを踏まえてライブ映像での実践指導を始めました。

これを開始した6月ごろはまだS+5の壁が越えられずいましたが、一戦終わる毎に「あれはよかった。あそこはこうしたほうがよかった」といったようなアドバイスを繰り返して成功体験や正しい立ち回りをインプットしてもらうことで成果が現れ、7月、8月にはとうとうS+8まで来ていました。
ただ注意点もあって毎回試合終わりにアドバイスを挟むので情報量が過多になりすぎることです。ですので終わった後にしっかりとかみ砕いてのみこんでもらわないと一夜漬けでテストを受けるような形のその時だけのことになってしまうのでそこは注意してもらいました。

・メンタルの壁

指導の最後の要素としてはメンタル面の話です。皆さんも昇格がかかった試合や負けると降格してしまうといった試合ではなんだかいつもと同じ動きをしているつもりでも緊張からなかなか普段通り動けていないといったようなことを経験したことがあるんじゃないでしょうか?

ひなみんさんは実際S+7からS+8、S+8からS+9というのを行ったり来たりしていました。それはおそらく常に経験していない領域にチャレンジしていること、S+の後半に入ってきたことでいよいよXが見えてきたこと、周りの言葉でXを意識してしまうことなど様々な要因があったと思います。ですが降格してしまってその凹みタイムの時ほどしっかりと相談に乗らせてもらいました。私は「大丈夫あとは回数こなすだけ、大丈夫大丈夫」とよく言っていました。

もちろん根拠があってリーグマッチをやっているときやガチマッチを見ている時も非常に立ち回りが安定していたからです。実際極端にガチパワーを落とすこともなく降格してしまってもすぐ腕前を戻せる安定感を持ち合わせていました。

そして自分のスタイルを崩さずに冷静にプレイをし続けてくれた結果10月にXに到達してくれました。(半年での到達ははやいのではないでしょうか)
最初の話に繋がりますがやはり基礎がしっかりと出来上がっていれば立ち回りというものは安定してくるものだなぁと改めて教えてもらいました。

3.最後に

ひなみんさんには私自身も成長させて頂く機会を下さり大変感謝しております。思い返せばつらかった事もいっぱいあっただろうと思いますが本当に粘り強く何より信じて頑張ってくれたと思います。正しい方向で努力を積み重ねていくことが実を結ぶということを証明してくれたことにこの場をお借りして感謝申し上げます。
私自身もこの経験を活かして今後もKSゼミナールに関しての努力を一層積み上げていこうと思いますので皆さん宜しくお願い致します。
今回はS~S+停滞のお風呂使いをXに育てたお話でした。ご拝読ありがとうございました。

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