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平和の鐘打つ

国連式典17日にリモート総会で事務総長

今年の国連総会が新型コロナウイルスの感染拡大に伴いオンライン・リモートで開催されるにあたり、例年国連総会と重なる国連平和の日前後に鳴らされていた平和の鐘の式典の動向が注目されていたが、今年は17日(木)午前に鳴らされることが明らかになった。
 日本政府国連代表部によると、当日は午前11時からアントニオ・グテーレス事務総長、ヴォルカン・ボズクル第75回総会議長、メリッサ・フレミング事務次長、石兼公博国連大使が出席して式典が行われる。事務総長と総会議長が鐘を鳴らす。
 国連平和デーは9月21日だが、代表部によると、例年、式典は国際平和の日前後に行われており、当日に開催されたことの方が少ないくらいとのことだ。日本が1956年に国連に加盟する2年前、国連に平和の鐘を寄贈した日本人、中川千代治氏(故人)の6女で国連平和の鐘を守る会(本部東京都)の代表、高瀬聖子さんは、鐘が鳴らされることについて「コロナ感染の困難な状況下でも国連が、平和の鐘の鐘打を行われると知り、感動している。どんなにか思いの込められた素晴らしい鐘の音が響くことか。国連が平和の鐘の音を絶やさないこと。それはどんな障害も乗り越えて世界平和を目指すという国連の決意に思える」とコメントしている。

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