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ホーリーナイツ雑記

皆さん初めまして。早速ですが、自分の好きなテーマである【ホーリーナイツ】について色々と書いていこうと思います。
なんとなくふと「最近ずっとホーリーナイツの事考えてるなあ。折角だしなんか纏めておくか」と思って執筆に至った次第です。
初めてのnoteなので至らないことも多々あると思いますがよろしくお願いします。


はじめに

先ず、ホーリーナイツについて知らない人が殆どだと思いますので簡単に説明したいと思います。(ソロモードにあるので意外と知ってる人いるかも)

Q.いつ頃に出たの?

2020年12月5日発売の「SELECSION 10」で実装されたテーマです。同期はサンアバロン等があります。意外と最近?
新規は2021年1月16日発売「LIGHTNING OVERDRIVE」、2021年7月17日発売「BURST OF DESTINY」にてそれぞれ1種類ずつ出て以降は全く音沙汰がなくなりました。

Q.どういうテーマなの?

A.下級等のサーチカードを駆使して頑張ってフィールドに永続罠《聖夜の降臨》、手札に《聖夜に煌めく竜》の構えを整えてじっくり攻めていくテーマです。動きや戦術は【ブラック・マジシャン】にかなり近いです。ぶっちゃけ劣化。
以下wikiより引用

光属性・天使族で統一されたホーリーナイツを主軸としたビートダウンデッキ。
 ドラゴン族・光属性・レベル7を手札から特殊召喚する戦法を得意とする。
 当該モンスターの誘発効果を繰り返し使いたいため【セルフ・バウンス】要素もやや強めである。
 クリスマスを題材とした初のカテゴリデッキであり、構築理由のひとつとして挙げられる。

引用元:遊戯王カードwiki【ホーリーナイツ】概要
https://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%DB%A1%BC%A5%EA%A1%BC%A5%CA%A5%A4%A5%C4%A1%DB

Q.何枚初動?安定性は?

A.二枚初動のコンボデッキです。特定の二枚を揃えないとどうしようもないので安定感はありません。

Q.ぶっちゃけ強いの?

A.誰も使ってない時点で察してください。

表記に関しての注意書きとか

・ホーリーナイツとは本来《聖夜に煌めく竜》だけではなく、光属性・ドラゴン族・レベル7全般をサポートするんですが、いちいち書くのが面倒臭いので基本的に《聖夜に煌めく竜》で統一しています。
・文中に篝火という表記が出てきますが《篝火》ではなく《聖なる篝火》のことを指します。
・光属性天使族の事を「光天使」と略しますが同名のテーマとは一切関係ありません。(《時空の七皇》が実装されたらちょっとだけ関係あるようになるかも。やっぱりないかも。)
・想定環境は基本的にマスターデュエル前提です。(私自身MDから入って紙は情報を少し追ってるくらい)

テーマカード紹介

早速ですがテーマに属するカード達を挙げていきたいと思います。
種類の内訳としては、モンスター5種類・魔法3種類・罠2種類の計10種類です。すっっっくね…。

・ホーリーナイツモンスター

【ホーリーナイツ】に属するモンスターは、光属性・天使族・レベル4で攻守の合計が2500になるように統一されています。
二枚初動がないと先述した通り、どのカードも単体では何も起きません。

 《ホーリーナイツ・レイエル》

よく見ると結構凄い恰好をしている

最重要モンスターその1。初期組唯一の優等生。

《聖夜の降臨》+《聖夜に煌めく竜》の構えが出来ないと基本どうしようもないこのテーマでは足りていない方を持って来れるので、何か理由がない限り3積み安定の下級サーチャー。打点も地味に高い。
特殊召喚に対応していないんですがテーマ内にレイエルを特殊召喚する術がないのでそこまで気にはならないです。
墓地効果も無難に優秀ではあるのんですが、展開力が殆どないこのテーマでは墓地にモンスターがあまり溜まらないのでたまに便利だなという程度。

 《ホーリーナイツ・オルビタエル》

ホーリーナイツ界の《マジシャンズ・ロッド》

最重要モンスターその2。先述の「BURST OF DESTINY」で実装された有能新規。

レイエルと同じくキーカードを持って来れるので、こちらも理由がなければ3積みします。打点がかなり低いのが惜しい。
持ってくるカードを直接セットするのでうららをすり抜けることができるんですが、篝火を持ってくることもままあるので強みと言えば強みだけど実感はしづらいかなと思います。

リリース先に属性以外の指定がないので既にオルビタエルがいる状態でレイエルを出すとレイエルへの泡等をよけられたり、詳しくは後述しますが《幸魂》と相性がよかったりします。
墓地効果もテーマの動きの中で自然と狙え、除外デメリットも特にないので継続したリソースや各種素材になったりと隙がないですが、レイエルと違って効果使用後に盤面に残らないのは若干気になる事も無くは無いです。

これはレイエルにも言える事なんですが、実は直接《聖夜に煌めく竜》に繋がる訳ではないんですよね。《聖夜に煌めく竜》を持って来ようとすると必ず篝火か降誕を経由しないといけないので既に篝火使用済みだと動きが止まります。

 《ホーリーナイツ・アステル》

墓地効果が後述のフラムエルだったらまだワンチャンあった

出しておけば手札で腐っている《聖夜に煌めく竜》を出力できる点は偉いんですが基本的に召喚権をアステルに割いている余裕がないです。
墓地効果も無難ですがフリチェではないので守るのに使えないのが…。

 《ホーリーナイツ・フラムエル》

イラストは強そう

発動タイミングが遅いので基本的に篝火が余った時の選択肢。他にもGを投げて引いたときにもしかしたら嬉しいかもしれない。
墓地効果の《聖夜に煌めく竜》の回収ですが、実はテーマ内で唯一のサルベージ手段だったりします。フィールド上でも回収出来てオルビタエルの墓地効果を起動できるので効果自体は便利ではあります。

因みにホーリーナイツモンスター唯一のいずれかターン1です。なんで?

 《ホーリーナイツ・シエル》

新規でコイツが発表された時に世のホーリーナイツ使いはどう思ったのだろうか
…え?そんな人いない?

こちらは「LIGHTNING OVERDRIVE」で実装された新規。 レイエルや《聖夜に煌めく竜》を手札に回収出来るのはいいんですがそれだけのために採用するかと言われると…。フリチェだったらまだ採用の余地はあったかもしれない。
墓地効果は一見悪くなさそうな効果をしていますが、こいつを墓地に落とす手間も然ることながら自分フィールドが空っぽの時にしか使えないというインクの染みが付いているせいでイマイチ使いどころがないです。

総じて後発なのにかなりしょっぱい効果をしている残念新規。なにこれ。
①の効果がフリチェで且つ出た時に何かしらのアドを取ってくれればよかったんですが出た時期を考えると仕方ないか……。それにしても弱いけど。

・ホーリーナイツ魔法罠

かなり控えめな効果が多いですが一応全く使えないカードはないのでその点では恵まれていると言えなくもない…かもしれないです。

 《聖なる篝火》(ホーリーナイツ・ベルファイア)

《ホーリーナイツ・ポプルス》の実装が待たれる

よくあるテーマ内サーチカードの通常魔法。手札を見て足りない方を持って来ます。《聖夜に煌めく竜》を単体で直接持って来れる唯一のカードでもあります。3枚必須。
自分フィールドがガラ空きで相手フィールドに闇属性がいると《聖夜に煌めく竜》を出せますが、たまーにあると便利な程度で基本的に忘れていいです。

MDで「篝火」と検索したら出てくるので存在だけは知っていたという人は意外と多いのではないでしょうか。

 《聖なる降誕》(ホーリーナイツ・ナティビティ)

名前が微妙に覚えにくい

貴重な《聖夜に煌めく竜》の出力手段の一つである永続魔法。相手依存なので注意。被った時が弱過ぎるので1~2枚で大丈夫だと思います。

①の効果は指定がホーリーナイツではなく光天使なんでもなので《アーティファクトの神智》なんかと組み合わせていると出す先を素引きしていても戻せてケアになったりします。
《聖夜に煌めく竜》にアクセス出来るカードではあるんですが、これの為に光天使を無理に増やす必要は無いです。そもそもこのカード弱いし。

何故か効果がいずれかターン1なので注意。特に後手や返しのターンだと割と邪魔臭く感じる事があったりします。

 《煌めく聖夜》(ホーリーナイツ・スカイ)

もう二声くらい欲しかった

召喚権を追加できるフィールド魔法。展開力皆無のこのテーマでは召喚権の追加はありがたいことではあるんですが、このカードをサーチしている余裕が基本的にあまりなく、素引きしようにもこんなのを何枚も入れたくないので、入れるにしてもピン挿ししてサーチャーが暇な時に持って来るちょっとした上振れ用かなという程度です。
相手の盤面を捲るのにランク4等に繋げたいと思った時にこれが役に立たったという場面も一応無くは無いです。

レイエルとオルビタエルが手札にある時にレイエルから入ってこれを持って来ると、オルビタエルを追加で出す→オルビタエルの効果でレイエルリリースしてセット→相手ターンにオルビタエル自身リリースしてセット…とすることで墓地にレイエルを用意しながらオルビタエルの効果がちょっとだけお得に使えなくもないです。
②のドローは何故か自分ターンにしか発動しないインクの染みの所為でかなり使いづらいです。偶に発動出来れば嬉しい程度。

出るのが2年遅ければもっと強かったかもしれない。

 《聖夜の降臨》(ホーリーナイツ・アドベント)

なんで出す効果と引っ込める効果同じなん?

このテーマの核とも言うべき永続罠。このカードと《聖夜に煌めく竜》の構えを基本的に目指すことになります。【ブラマジ】で言う《永遠の魂》。
このカードがないと碌にデッキが回らないので必須ではあるんですが、複数引くと腐るので2枚くらいが無難だと思います。いっそ割り切って3枚でも。

名称ターン1が付いている所為で《聖夜に煌めく竜》を出力するか戻すかの効果がいずれかしか使えないのがかなりもどかしいところ。この一枚に依存させてるんだからもっと融通を利かせて欲しかったです。

因みにこのカードには重大且つ致命的な欠陥があります。テキストを見て真っ先に目に付いた方も多いと思いますが、なんとこのカードは自分・相手の"メインフェイズ"にしか使えません。なんで?????????
なので相手バトルフェイズに出してライフやモンスターを守ったり、エンドフェイズに使ってエンドサイクみたいなことをしたり…といったことが出来ません。本当に意味が分からない。

 《聖なる煌炎》(ホーリーナイツ・ブラスト)

まさかの火炎放射。光線だとブルーアイズと被るからね

テーマ内唯一の無効妨害効果を持つ通常罠。残念ながらカウンター罠ではないです。
貴重な無効妨害なんですが事故札にもなり得るので基本的には上振れ札としての採用になります。
サーチが余った時に入れておくと妨害が増えるので個人的に一枚は入れておきたいところ。たまーに二枚目が欲しくなる事も無い事も無いですが基本一枚。

降誕がある状態で発動すると、煌炎の処理後に降誕の効果が誘発して再び《聖夜に煌めく竜》を出せたりします。頭の片隅にでも置いておくと役に立つことがある…かもしれない。

フィールドか墓地から《聖夜に煌めく竜》を手札に戻しながら再セットする…みたいな墓地効果があったらなぁ。

・光属性ドラゴン族レベル7ピックアップ

テーマの事実上のエースは《聖夜に煌めく竜》なんですが、他にも何枚か採用出来そうなカードがあるので挙げていきたいと思います。

 《聖夜に煌めく竜》

ブラマジで言うとブラマジ本体と魔導陣が合わさった感じ
中途半端に闇への耐性を付けるなら思い切って闇に対してだけの戦闘耐性+完全耐性+アストラムみたいな打点吸収くれ

ホーリーナイツと同期でテーマ名こそ冠していませんが事実上のエースモンスターです。めちゃくちゃカッコいい。打点は2500と最低限備えている程度。
効果にターン1の制限がないので手札に抱えた数だけ弾として使えるので出来れば素引きしたいです。こいつだけ持っていても事故ではあるんですがそこは割り切って3積みしたい。
闇属性に対しての耐性は偶に硬い壁になるくらいで基本的に頭の片隅に置いておく程度でいいです。アクセスコードなんかには滅法強かったりします。(戦闘でも効果でも破壊されず、上がった打点はこちらから殴ればリセット出来る)

③の効果はターン1こそあるものの名称指定ではないので場の《聖夜に煌めく竜》の数だけ使えます。相手のライフが残り僅かで壁モンスターが何体かいる時に役に立ったりしますが効果使用後に続けて攻撃しないと追加攻撃権を失うので注意。
例として《聖夜に煌めく竜》Aで相手モンスターAを除外→《聖夜に煌めく竜》Bで相手モンスターBを除外とすると《聖夜に煌めく竜》Bはこのまま続けて攻撃出来ますが《聖夜に煌めく竜》Aはもう攻撃出来ません。
一見地味な効果で実際割と地味ではあるんですが、壁モンスターや打点で負けているモンスターを無視してライフを詰められるのは重宝する事もあるのでなんだかんだで悪くない効果だと思います。

事実上のホーリーナイツのエースなんですが、実は《聖夜に煌めく竜》込みでテーマ内URがこの一枚だけなので3枚生成するだけで残りはSR以下と純構築なら結構お安く組めます。パワー自体はかなり低い方なのでカジュアル用にどうぞ。
因みにシクパはストラクのあるドラメとの抱き合わせなので引くことは全くオススメしません。

召喚演出も完備。うーん、美しい……。

 《光の天穿バハルティヤ》

なんでURなんこいつ

相手のサーチ効果に反応して出て来て手札交換をさせるという珍しい効果を持ったモンスター。面白い効果を持っているんですが何故かこいつはURなので気軽に試せないのが難点。因みに私は持ってないので使い心地が分かりません。
手札交換は、あらかじめデッキからカードを裏側で除外し、その後に手札をデッキに戻して裏側除外したカードを手札に加える…という処理でサーチしたカードを再び引くということがないので、例えば「ポプルスの原罪宝サーチに合わせて出す」みたいなピン挿しが多いカードを持って来た時に出して相手の動きを邪魔しにいく感じになります。
手数が多いデッキばかりな昨今、結局展開札引かれたりしてイマイチ妨害出来ているのか実感しにくいと思います。多分。

採用するにしても打点が控えめで直接アドを取る訳でもないので《聖夜に煌めく竜》との選択肢として一枚挿しておくくらいでいいと思います。

 《古聖戴サウラヴィス》+《粛声の竜賢聖サウラヴィス》(+《粛声なる竜神サフィラ》)

ジジーロン

儀式召喚のギミックを入れるとデッキ枠を大きく食うのでテーマ内でサーチ出来る古聖戴+竜賢聖の最小枠で。
儀式魔法を入れないと竜賢聖が自身の効果で特殊召喚出来ませんが《聖夜の降臨》や《聖なる降誕》でも出せるので無理に儀式魔法まで採用しなくても多分大丈夫です。
どちらも効果を使うと勝手に手札に戻って来てくれるので繰り返し使えたり墓地のオルビタエルの効果を起動出来たりと相性がいいです。

サフィラは妨害こそありませんが墓地のレイエルとかを拾えたりするしワンチャンあるかもしれないかなと思い併記しましたが正直選択肢としては弱いとは思います。

《聖夜に煌めく竜》との使い分けが出来る様にこちらも入れるなら一枚ずつの採用になると思いますが、竜賢聖を複数積んだり《聖夜に煌めく竜》を削って枚数のバランスを取ったりしてもいいかも。

私は粛声の入ったセレパの引きがゴミ過ぎて楽しみにしてた粛声への熱が冷めて古聖戴を生成する気が起こらないので試してません。

 その他

上記のカード以外にもいくつかあるんですが個人的には入れる程の価値はないかなと思ったので以下に軽く触れていきます。

・《オッドアイズ・セイバー・ドラゴン》+《オッドアイズ・ドラゴン》
自身の効果で出せる様にするとデッキにゴミが増える上にフィールドに光属性がコストで必要と結構重く、出したところで戦闘破壊を介さないと発動しない効果しかない…と態々入れる意味が薄いので無し。打点は2800と偉いけどそれだけ。

・《アークブレイブドラゴン》
墓地から蘇生した場合に相手の表側表示の魔法罠全破壊と墓地に送られた次のターンのスタンバイに自身以外のレベル7・8ドラゴンの蘇生というどうにも使いにくい効果。
蘇生手段を別途用意する必要がある割に表側しか割れない微妙さと墓地効果も何を蘇生するんだという話なので要らない。墓地の《聖夜に煌めく竜》を回収したいならフラムエルの方がマシそう。

・《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》
儀式召喚のギミックを入れる必要がある上にホーリーナイツ側でサーチが出来る以外のシナジーがないので無し。

・《ホーリー・ナイト・ドラゴン》《ダイヤモンド・ドラゴン》《聖刻龍-ウシルドラゴン》
バニラとバニラ関係の効果を持った奴ら。高等儀式術を採用するなら入れてもいいですがそこまでして儀式召喚をする意味が見いだせないので無し。

主にメインに入る相性のよさそうなカード達

ここまでホーリーナイツに関連したカード達を紹介してきましたがここからは相性のいいテーマ外のカードを紹介していこうと思います。既に大分長々と書いて来いている気もしますがもう暫くお付き合い下さい。

 《クシャトリラ・ユニコーン》+《クシャトリラ・バース》+α

フェンリルやライズ+パーピ+アライズもあり

11期のインフレを象徴するパワカ集団の一角ですがホーリーナイツ的にも相性がよかったりします。
自前だと全く展開力がなくリンク2すら作る事が難しいこのテーマですが、ユニコーンとバースを入れるだけでレイエル初動ならリンク2が添えられるようになり、オルビタエル初動でも横にユニコーンを添えるだけで仕事はしてくれるのでテーマ内だけだとしょっぱい盤面にしかならないところを大きく補ってくれます。
バースのレベル7をリリースなしで召喚出来る効果も、後攻や返しのターン前提ですが《聖夜に煌めく竜》がレベル7なので直接出していきなり除去を飛ばす事が出来たりと意外と噛み合っています。

フェンリルも除去が破壊に寄っているこのテーマにはありがたい(裏側)除外が出来て、ライズハートまで入れればランク7もそうですがホーリーナイツと一緒にランク4(特に《天翔ける騎士》)も出せる様になるので意外とシナジーが強かったりします。

パーピヤスを入れるとエクシーズ縛りが付くデメリットがありますが、元々展開力がないので殆ど気にすることなく使う事が出来ます。バースの継戦能力とは一長一短で、メインにゴミが増えるのも気になるかもしれません。
墓地効果持ちばかりのホーリーナイツモンスターですが、真面目に組もうとするとレイエルとオルビタエル以外ほぼ抜けるので実はアライズハートを出してもそこまで困らなかったりします。
地味に《聖夜に煌めく竜》の③の効果で飛ばした相手モンスターをアライズの素材にするなんてコンボもあったり。

フェンリル+ライズハート等からギャラトマ→スカルデットと行ってドローで無理やりキーカードを揃えに行く荒業も一応出来ますがややカジュアル寄りな動きになると思います。

余談ですが私はアライズハートが大好きで【クシャトリラ】を愛用してたりします。召喚演出がカッコ良過ぎるんじゃ。

 《深淵の獣マグナムート》他ビーステッド全般


他のビステもガッツリ入れてもいい

墓地コストこそ必要ですがエンドフェイズに《聖夜に煌めく竜》をサーチ出来るというかなりありがたい効果を持っています。エンドフェイズに持って来るのは遅いんじゃないかと思うかもしれませんが《聖夜に煌めく竜》は先攻1ターン目に出すのではなく手札に抱えておきたいカードなので基本的には気になりません。
墓地のオルビタエルを除外しないと出せないみたいな状況の場合は手札と相談して出すかどうか決めて下さい。
復烙印を入れるのも戦線が途切れにくくなる効果がロングゲームになりがちなこのテーマにとってありがたいので勿論ありです。

汎用としてはあまり入らないバルドレイクですが、レイエル初動だと盤面に残りがちでコストが用意しやすいので積極的に採用するのもありだと思います。

獣ルベリオン以外闇属性レベル6ばかりなのでホーリーナイツモンスターと合わせて完全体アンヘルを出しやすい点も相性がいいです。

 《幸魂》

ホーリーナイツの為に3枚生成しました

召喚権を使わないで場に出せるのでユニコーン同様リンク2が視野に入るようになる、光天使なので《聖なる降誕》のコストになる、レイエルと共にランク4に繋げられる…と色々噛み合いがいい便利な奴です。URなのがキツイ。

因みにオルビタエルと組み合わせると2枚初動として一応成立(?)します。
オルビタエルで幸魂をリリースして降誕をセットから発動→幸魂の強制効果で墓地の自身を回収→回収した幸魂を降誕のコストに当てて《聖夜に煌めく竜》サーチ
降臨を構えられていないのでサイクルが続かない上に動きとしてもかなり弱いので、こういう動きもあるという程度の認識で大丈夫です。

ランク4に繋げる場合は出張枠を設けるのも視野に入りますが長くなりそうなので詳しくは後述します。

 《ディメンション・アトラクター》

 【クシャトリラ】でいつもお世話になってます

相性がいいというよりは採用も視野に入るという程度なんですが記載。
墓地効果が腐るので一見相性が悪そう…と思いきや、展開力のなさから墓地に落とすのも一苦労なので言うほどでもないです。喜んでいいのか?
オルビタエルは自分から墓地に行くので噛み合いが悪そうに見えますが、フリチェで使えるお陰でアトラクターにチェーンしてオルビタエルの効果を使えば墓地に行ってくれるのでそこまで問題はありません。

このカード自体が光属性なのでマグナムートのコストになり、獣ルベリオンから入った場合でもサーチしたビステで獣ルベリオンを飛ばせばアトラクターがアクティブになるのでビステともある程度は共存が可能だったりします。
後者は獣ルベリオンにうららを貰うと4にますが……。

 《守護天霊ロガエス》

可愛い

ホーリーナイツモンスターが効果を使うだけで出て来れるのでリンク値の嵩増しに使ったり、このカード自体光天使なので降誕のコストにしたり、適当に打点要員にしたり…とそこそこ便利なカード。レベル7なので《聖夜に煌めく竜》やクシャトリラと7エクに繋げられるのも強みです。
ただこのカード自体が事故札になる、除外という除去効果持ちなのは偉いが妨害自体は持っていないという点で入れてもいいけど別になくてもいいかなという枠。

 《アーティファクト-デスサイズ》《アーティファクトの神智》他一部AF

モラルタまで入れるのもあり
神智は1枚しか持っないけど残り2枚を生成する勇気がない

基本的にユニコーンとバースを入れてダグザを作って持って来るか、神智を積んで素引きするかの二択。実はホーリーナイツと同じ光天使で統一されています。
ダグザで持って来た場合は《聖夜に煌めく竜》で叩き割って効果を起動します。
デスサイズはこのテーマに足りない拘束力を補ってくれて、素引きしても《聖なる降誕》のコストとしてデッキに戻せるので、特に神智と相性がいいです。
効果を使った後に盤面に残るので、除去されなければ2000ちょいというそこそこの打点を持つアタッカーとしても役に立ってくれます。
墓穴やビステ(神智ならうらら)が強烈に刺さるのが難点。


 《同胞の絆》+《閃光の結界像》

余りにも生成したくなさ過ぎる

自分フィールドのホーリーナイツモンスターを対象に同胞を使えばデッキから結界像を持って来れるので相性が良く、アステルとオルビタエルを持ってくれば《聖夜に煌めく竜》を手札に構えながら結界像を守る態勢に入れます。レイエルは特殊召喚に対応していないので注意。
特殊召喚縛りも使用後に付くので各種出張とも両立出来ますが、アステル同胞結界像を入れるとなるとデッキ枠が気になるか。

他にも《時を裂く魔瞳》が足りない展開力を補えて、ドロー枚数が増えるのも長期戦の構えを敷くこのテーマとは相性がよさそうなんですが、最早結界像ビートでええやんってなりそうなので正直無し寄り。結界像を入れないカジュアル用純構築ならいいかもしれないです。

同胞もモルガナイトもURな上に使いどころがなさ過ぎるので試せていません。多分一生生成しない。

 各種壺

EXにあまり依存していないので壺系との相性はいい方ですが出張するカードによっては強金は厳しいかも。強貪や強謙はほぼ純構築用。
とにかくキーカードを揃えたいので理由がなければ金謙強金くらいは採用したい。

 《御前試合》《サモンリミッター》《センサー万別》

罠パカキモ太郎

展開力のなさと妨害の薄さからキモい永続罠の採用も視野に入ります。

御前は光属性で統一されているテーマ内では気にならないんですが、クシャやビステとかち合うのが難点。

サモリミは持ち前の展開力のなさから相性が良く、クシャやビステとも共存出来るのが強み。後手で弱いという難点もありますが、そもそも後手の時点で絶望的なのでそこには目を瞑りましょう。

センサーは天使族の横並びが出来なくなったり、《聖夜に煌めく竜》が場に出ている時にもう一体の《聖夜に煌めく竜》やビステが撃てなくなるという難点こそあれど致命的に響く訳ではないので採用圏内。

あとは何とも言えないんですが《マクロコスモス》を入れるのもありかもしれません。
開いた後だとオルビタエルの効果が使い捨てになるデメリットも大きいんですが、それ以上に相手への拘束力が大きいなら一考の余地ありといった感じかなと。

ところで上記全部利きが悪いテーマが存在するらしいですよ。【粛声】って言うんですけど…。

EXデッキのモンスター達とか

依存度が低いと言っても入れておきたいカードや出張候補は割とあるので色々記載。
ダグザもといアーティファクトもここでよかった気がしないでもない。

 《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》+《烙印融合》or《フュージョン・デステニー》

闇の力

ユニコーン+バースを採用した場合に。デッキにゴミを入れる必要がありますが元のパワーの低さを鑑みると少量のゴミを入れてパワーが上がるなら有力な選択肢になると思います。アトラクターと噛み合わなくなるのはやや気になりますが。

烙印出張はメインに烙印融合とアルバスの2枚、EXにスプリンド1赤アルビオン1リンドブルム1ミラジェイド1アナコンダ1の5枚とコンパクトに纏まっている点、烙印融合素引きしてもEX展開があまり得意ではないので融合縛りがそこまで気にならない点が強み(?)
素引きした場合はリンドブルムが使えなくなる代わりにオルビタエルを直接墓地に送れたりします。

デスフェニはメインにダッシュ1ディナイアル1フューデス1~2の3~4枚、EXにデスフェニ1アナコンダ1の2枚と烙印と比べるとメインのゴミが増えますが烙印よりもEX枠に余裕があり、デスフェニ自体の継戦能力の高さが強み。
《聖夜に煌めく竜》は闇属性モンスターに対して破壊耐性を持っているので、デスフェニの破壊効果の的にすると盤面の数を減らさないで相手だけ除去をする事が出来ます。

 《天翔ける騎士》

MD実装がやたらと遅れてた記憶

ホーリーナイツとのシナジーを意識していそうな光天使のランク4。素材縛りがありそうでない。
手札から光属性を何でも出せるので《聖夜に煌めく竜》を出力する手段の一つにはなるんですが起動効果なのでどちらかと言えば後手用。
墓地効果での蘇生は忘れた時に役に立つかもしれない。場に余ったレイエルや蘇生したオルビタエルを素材に自身蘇生してそのままアーゼウスを狙ったり。
墓地へ送られたターンには使えないので注意。

地味ながらもホーリーナイツにおいては便利なカードなので2~3枚は入れておきたいです。

 《厄災の星ティ・フォン》

カッコいいけどこいつが出る時大体手遅れ

展開らしい展開をしないのと《聖夜に煌めく竜》の打点が2500なのもあってティフォンも縛りの影響をそこまで受けずに使うとこも出来ます。こいつを出す時は苦し紛れの悪足搔きみたいなところがありますが、悪足搔きの手段が増えることが手数のないこのテーマにとってはありがたいので一枚は入れておきたいです。

 各種汎用ランク4やリンク2

ビュート持ってない

汎用カードの多いランク4やリンク2ですがホーリーナイツでも当然無理なく採用できます。
マスカレーナはユニコーン+バース採用ならあり。打点を出す事が不得手なのでホープ+ライトニングもいいと思います。(持ってないけど)
ランク7はクシャトリラを入れない限りは無くてもいいですが、偶に欲しい時はあるので一枚は入れておいてもいいかな…という程度です。

 《転生炎獣アルミラージ》

転生炎獣で使われてるところ見たことない

幸魂やGうらら、通常召喚したオルビタエルをアルミラに変換してリトルナイトの除外効果を起動出来るようにする為に。なくてもいいです。

 《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》

ホーリーナイツの為に2枚目生成しました

チューナー無しでもシンクロ出来るというシンクロ召喚の常識を覆してきた脅威のシンクロモンスター。
ビーステッドを入れるなら容易に光闇素材で出せるので1~2枚は入れておきたいです。3枚あるならガン積みしても。(私は3枚目生成を躊躇っていますが。)
出しやすさも然ることながら《聖夜に煌めく竜》が破壊による除去なのに対してこちらは除外なのも偉いところ。打点も高い。

 《影法師トップハットヘア》+《影帽子》/《碑像の天使-アズルーン》(前者二枚MD未実装)

影法師(かげほうし)って清音だったのか

執筆現在MD未実装のリンク2と永続罠モンスター。アズルーンは実装済み。
妨害になる罠カードを持って来れて、素引きしたらそのまま使えばいいというコスパのいい出張です。いずれもホーリーナイツの足りない妨害数の嵩増しに貢献してくれます。

影帽子は名称ターン1があるので複数積んで被った場合に腐りますが、表側表示のカードを最大2枚まで無効に出来て、自身に戦闘破壊耐性があるので壁としても優秀という汎用罠モン。レベル4なので残ればランク4にも繫げられます。
相手の効果の発動に直接チェーンして出しても無効効果が間に合わないのが玉に瑕。

アズルーンは名称ターン1がないので複数積んだ際に被っても腐りにくいです。自身をコストにチェーンを組まない特殊召喚を無効に出来るので、特にリンク展開への妨害が得意。こちらもレベル4なので残れば一応ランク4にも繋げられます。
コストで墓地に送る必要があるのでアトラクターと両立出来ないのが難点。

余談ですが、いつぞやのMDの光闇フェスの光陣営レンタルデッキ【ホーリーナイツ】にアズルーンが3積みされてたりします。

《幸魂》を採用した場合のランク4出張について

幸魂でチラッと触れたランク4出張についてここで解説していきたいと思います。
基本的に幸魂+レイエルが揃った時の上振れギミックとして考えています。
幸魂採用した際に「これ上振れ用にランク4出張入れてみてもいいか?」と思って試したものとなります。
レイエル被り/幸魂+レイエル/幸魂+オルビタエル(誘発食らった時)/幸魂被りのパターンくらいでしか狙えないので確率自体はそこまでなんですが、可能性の模索として色々考察してみた次第です。

飽く迄サブギミックということを念頭に置いておかないと元のパワーの低さもあってデッキが食われます。

 斬機出張

サーキュラーとかいう手厚いURバリアで生き延びし者

ランク4でサーチが出来る出張でパワーがあるやつと言えば斬機だよなあと思って考えたやつ。
出張内容はメインにサーキュラー1シグマ1ダイア1超階乗1の4枚、EXにディセーブルム1ダラン1ラプラシアン1アルミラ1デコーダー1メイジ1クリハ1トランス1ヒトソ1アクセス1ネオテン1アグリゲーター1の12枚。多過ぎる。

斬機出張と言えばナブラを入れてガガガガマジシャンから未来龍皇というのもありますが、素引きした時に召喚権食い合うし持ち前の展開力のなさならシグマの制約気にならなさそうだしこっち採用した方がよくね?となったのでシグマを入れてネオテン超階乗の構えまで行ける様にしました。
サーキュラー単体でネオテンまで行けたり、シグマ素引き+レベル4でも行ける様になったりするのでゴミは実質2枚に抑えられています。
ただその代償としてEX枠の殆どをサイバースで固めることになり、壺系が入れられなくなってしまったので安定性が逆に落ちている気もします。

もはやデッキが斬機に食われていないか?という疑問が浮かんで来ますが実際そう思います。
降臨+《聖夜に煌めく竜》の構えに加えて破壊を伴わない除去や万能無効が生えてくるのはホーリーナイツ的にはかなりありがたいんですが余りにも劇薬過ぎました。
(OCGでも結果を出しているランク4テーマの【ライゼオル】も出張採用出来るんじゃないかと思ったんですが、斬機と同じような事になりそうな気がしてます。)

 エクソシスター出張

この為だけにシクパを少し剝きました
エクソで一番かわいいのはソフィア

初ターンは特殊召喚をほぼしない(したくても出来ない)のでマルファの制約に引っかかりにくく、アトラクターとの共存も行けるので相性いいんじゃないかと思ったやつ。
メインにマルファ1エリス1リタニア1の3枚、EXにミカエリス1カスピテル1マニフィカ1(マルファやエリスを横に添えられた時の変身先各種もお好みで)の3枚以上。

マルファ素引きはリタニアを構えるくらいの事なら出来るので許容。レイエルや幸魂が居ればマルファを盤面に残す事も出来ます。エリスは来ないで。
一応エリス素引きはミカエリスを立てられるなら横に置いておけるので場合によっては許容出来なくもない…かも。

クシャトリラとの相性が悪くなりますが、アトラクターと無理なく共存出来る点、エクソ展開をするなら最終盤面にエクソ以外残らない点、属性の噛み合いから御前との相性がいい点が強み。センサーはマニフィカの変身が出来なくなったりするので諸説。
それとマニフィカの打点が2800×2で5600と《聖夜に煌めく竜》の2500と合わせて8000に届くのも偉い。

強金の採用はミカエリスとマニフィカを3枚ずつ持っているならありだと思います。エクソ側を引いたら泣こう。

こちらは斬機と違ってそこまで食われている感じがないので割と気に入っていたりします。
余談ですが、エクソのシクパの抱き合わせがホーリーナイツと相性のいいアーティファクトなんですよね。もしかして運営はホーリーナイツとの組み合わせを見越してこの抱き合わせを……?

なんとホーリーナイツ用のパーツとして見るとパークス以外当たりしかない豪華仕様


 ホープ出張

メインのZWは要らないかも

メインにダブルアップ1(ZW1)の1~2枚、EXにホープダブル1ホープ1ライオホープレイ1ZW1の4枚。ダブルアップチャンスやZWという素引き完全NGカードが入るのが気になる。
デッキのゴミ自体は少な目で妨害を追加出来るのは魅力的なんですが如何せん素引きすると完全に4ぬのが気になるところ。
サーバスとHRUMまで入れてドラグナーを採用するのもありかと思ったんですが、それならもうホープでいいじゃんってなったので見送り。

メインデッキのZWは入れておくと妨害が増えるんですが、なんとこいつもダブルアップと同じく素引きしたらほぼ4ぬという欠陥を抱えてます。ライオホープレイのZW装備効果がデッキ・EXデッキにしか対応してません。フィールドに出せさえすれば自身の効果でライオホープレイに装備出来るんですが召喚権が余らない上にレベル5なのが……。

出張枠自体はコンパクトでアトラクターやクシャトリラ等とも共存出来るので、ダブルアップ素引きを許容出来るなら選択肢としてはありだとは思います。

 《BK キング・デンプシー》+《バーニングナックル・クロスカウンター》

メイン1枚、EX1~2枚という少ない枚数で完結していてモンスター無効のカウンター罠を構えられます。
コストでBKエクシーズ(かナンバーズ)を破壊しないといけないので先にキングデンプシーが除去られたらコスト不在で罠が4ぬので注意。
無効にした後に破壊までしないとEXからBKエクシーズを出す効果は適応出来ない点も注意。
因みに出し先は碌なのがいないので無理に入れる必要はありませんが《BK 拘束蛮兵リードブロー》が実質破壊耐性持ちなので一番マシだと思います。

少ないスロットでモンスター無効破壊のカウンター罠を構えられるのは悪くはないとは思うんですが如何せんキングデンプシーがURなので試せないでいます。あとメインのゴミの枚数的にも妨害の範囲的にもホープでいい感が…。

 《フレシアの蟲惑魔》+各種落とし穴

昔は汎用だったみたいな話を聞いた事がある気がする

EXにフレシア一枚を入れればメインに任意の落とし穴(ホール)を好きな数だけ積むだけよく、罠を素引きしても普通に伏せればいいだけなのでゴミらしいゴミも実質0と他の出張とも両立出来そうなセット。

まあ自分は持ってなくて試せませんが。どうしてよさそうなパーツはURばかりなの……。

 その他

他にも《ヘルフレイムバンシー》を入れて炎出張や《スプリガンズ・メリーメイカー》等を入れたスプリガンズ出張、《キングレムリン》を入れた爬虫類出張なんかもありますが、ゴミやパーツが多過ぎてホーリーナイツでやる必要性が感じられなかったので不採用に。
その他にもランク4でサーチ効果を持っているモンスターはいくつかいますが、
・《銀河光子竜》《シトリスの蟲惑魔》《ゴーストリックの駄天使》
サーチしたところで何も起こらなさそうだったのでボツ。
・《御影志士》
なにをするのかわからなかったのでボツ。
となりました。

ホーリーナイツの基本的な動き

長々とテーマ内カードやその他カード達を紹介して来ましたがここで漸く動きについて触れて行きたいと思います。
展開らしい展開みたいな動きがないので本当に軽く触れるだけです。言ってしまえば、まともな初動が存在しません。

基本盤面:フィールドに《聖夜の降臨》と手札に《聖夜に煌めく竜》

この盤面がブラマジで言う墓地(手札)ブラマジ+えんたま+魔導陣
…これ画像要るか?

基本的にこの構えを目指していく事になります。カード紹介にも書きましたが降臨は何故かメインフェイズにしか使えないので注意。
これといって明確な初動と言えるものがないので手札を見て足りないものを持って来る感じです。どうしても足りない時は諦めましょう。

《聖夜の降臨》で相手ターンに《聖夜に煌めく竜》を出して除去→自分ターンに《聖夜の降臨》で《聖夜に煌めく竜》を戻して再度除去…以降繰り返し
この構えが【ホーリーナイツ】における基本的な動きになります。
特定のカードに大きく依存している割に安定して揃える事が出来ないので当然事故率はまあまあ高いです。
墓地に送るだけでサイクルの準備が整うブラマジと違って、こちらはいちいち手札に戻さなければいけないのが辛いところ。

妥協盤面:フィールドに《聖なる降誕》と手札に《聖夜に煌めく竜》

手札にレイエルとオルビタエルが合計2枚しかない場合はこの盤面になります。オルビタエル+幸魂でもこの盤面を作れます。画像は面倒臭いし無くてもいいかと思ったので省略。
降臨と違って一度《聖夜に煌めく竜》を出したら手札に回収出来ないので、一破壊で止まる事を祈りつつ次のターンのドローに賭けましょう。
かなり苦し紛れなので、もし誘発等を持っていたらいっそのことサーチャーを降誕のコストにするのではなく手札にキープしたままお祈りエンドでもいいかもしれません。

展開紹介は以上になります。「え?これだけ?」と思うかもしれませんが本当に語る事がないんです…。
後は「降臨を素引きしてるから煌炎を持って来るか…」くらいしかないです。

ホーリーナイツの弱み

ここまででこのテーマの特徴について理解が深まったと思いたいんですが、ここからはこのテーマの抱える弱みについて触れて行きたいと思います。
もしランクマッチ等でホーリーナイツに出会った時の参考にどうぞ。(多分ないけど)

・召喚権がカツカツ

サーチャーであるレイエルとオルビタエルなんですが、どちらもこのテーマに欠かせない重要モンスターなのに同時に引くと召喚権をめぐって喧嘩し始めます。他にアステルもフィールドにいないと効果が使えないので喧嘩してます。どうして……。
なので召喚権を使ったところを狙われると大体終わります。【ホーリーナイツ】において貫通札という概念はほぼ存在しません。
《煌めく聖夜》を素引きしていればどちらも出せますがそんな何枚も入れていられないカードなので先ず喧嘩します。

・誘発がキツイ

先に書いた通り、初動が召喚権を使ったサーチと素引きに依存しているのでそれらを潰されるとかなり苦しくなります。レイエルにうらら泡ヴェーラーを当てられると降臨や篝火にアクセス出来なくてノーガードエンドになる事も珍しくありません。
オルビタエルはうららを食らわないんですが、篝火を持って来る事もそれなりにある点、泡やヴェーラーは結局食らう点で結局動きとしては細いままです。
篝火へのうららも当然キツイです。基本4にます。取り敢えず初動を潰せば素引きしていなければ止まると思います。

・破壊耐性や対象耐性がキツイ

このテーマの妨害は完全に《聖夜に煌めく竜》に依存しています。なので破壊耐性持ちや対象耐性持ちのデカブツが出て来たら大体頭を抱えます。
一応《聖夜に煌めく竜》の③の効果で無理やりライフを取りに行けるので場合によっては何とかなるケースも全くない訳ではないんですが基本的にかなり苦しいと言わざるを得ないです。

・《聖夜に煌めく竜》が墓地に落ちると立て直しにくい

一度《聖夜に煌めく竜》が除去られると、再度篝火や降誕で持って来ないと立て直せないので手札にそれらが引けていなければ動きが止まります。
墓地効果で《聖夜に煌めく竜》を墓地から回収の出来るフラムエルもいるにはいるんですが、①の効果が"相手の攻撃宣言時に手札に《聖夜に煌めく竜》がいれば発動出来る誘発"というどうにも扱いにくい効果をしているのでそう何枚も採用している余裕がないです。

・バック除去で4ぬ

テーマ内永続に依存した戦い方をするデッキなので当然羽根ライストで4にます。拮抗も盤面によってはかなり刺さります。
仮に降臨と煌炎を構えられていても、降臨がメインフェイズにしか使えない所為で優先権がこちらに回って来る前に羽根を撃たれるので、煌炎をアクティブにしようにも間に合いません。
これらが飛んで来たら大人しくデッキに手を置きましょう。

・リーサルが遠い

展開力がないので打点を揃えるのに時間が掛かる事が多く、ライフを取り切るのに手間取りがちです。仮に横にリンク3を素材にしたアクセスコードを添えられたとしても《聖夜に煌めく竜》の打点が2500なので8000に届きません。
《聖夜に煌めく竜》二体と何かしらのビステという並びでも2500×3で7500なので足りません。

・妨害に乏しい

妨害手段が単体除去を隔ターンでチマチマ飛ばしていくくらいしかないので、相手が事故気味じゃないと先ず足りません。
それと《聖夜に煌めく竜》を出した後に効果が起動して破壊というプロセスなので仕方がないんですが、永続魔法罠やフィールド魔法の効果に直接チェーンして破壊し効果を不発にするという事が出来ないのも地味に辛いところ。

ホーリーナイツの魅力

ここまで長々と弱点を挙げて行ったり合間合間にネガキャンを挟んだりしてしまいましたが、ここで自分が思うこのテーマの魅力について語っていきたいと思います。

そもそも自分がこのテーマと出会った経緯なんですが、某Ωさんという方の配信でホーリーナイツというテーマがどういうものなのかという事を知り、その暫く後にMDで開催された光闇フェスのレンタルデッキにこのテーマがあったので「あ、このテーマ前に配信で見たな。動きはなんとなく覚えてるし使ってみるか。」と触ってみたら思いの外楽しめてそのまま好きになっていった感じです。(実際に生成したのは大分後の事ですが)

元々毎ターンアドが取れるテーマ内永続カードというものが好きだったんですが、このテーマの降臨とオルビタエルでリソースを循環させていく動きが楽しくてハマったんですよね。

ただ正直なところ最初の方で動きが似ていると言った【ブラマジ】の方が強いです。《永遠の魂》+《黒の魔導陣》+《ブラック・マジシャン》(+《マジシャンズ・ロッド》)の構えの方が圧倒的に強いです。
除去の質、サイクルの速度共にあちらの方が勝っています。コンボに必要な枚数こそこちらの方が少ないんですがそれを差し引いても勝てません。

じゃあ上位互換に近いブラマジでいいじゃんと思うかもしれませんが、ちゃんとこのテーマにはブラマジにはない強みがあります。
"ビステと一緒に完全体アンヘルが狙いやすい"とか"アトラクターが積める"とかそういうのもあるんですが、やはり一番の強みとしては

《聖夜に煌めく竜》が全ドラゴン族モンスターの中でも随一の美しさとカッコ良さを持っている点です。

ドラゴン族カッコよさランキング堂々の一位タイ(個人調べ、同率にタイギャラ)

やっぱり(事実上の)テーマのエースが召喚演出持ちでめちゃくちゃカッコいいというのはかなり大きいと思うんですよね。うん。(ブラマジもカッコいいし好きですがベクトルが違うので。)
他のホーリーナイツのイラストも美しいものばかりでよき。

ホーリーナイツカテゴリの中だとこの2枚が好き

終わりに

思ったよりもかなり長くなってしまいましたが書きたい事を(多分)概ね書いたと思うのでここら辺で締めようかと思います。
このテーマは現状かなり弱いと言わざるを得ないんですが、イラストの美麗さや雰囲気が気に入った方は組んでみてはいかがでしょうか。テーマ内に限って言えば《聖夜に煌めく竜》3枚のURCP90で済みますし結構手軽に始められると思います。私は大分逡巡しましたが。

普段文章に触れないのもあって読みにくい箇所が多々あると思いますが、以上を以って終わらせていただきます。
ご精読ありがとうございました。


あ、あと最後に一言だけ。

コナミさん、ホーリーナイツと《聖夜に煌めく竜》に強化を下さい…。(特に降臨の強化リメイク)


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