一人の泡沫フォトグラファーとして
ご無沙汰をしております。
ここ最近台風などの影響で撮影はさっぱりでした。
それに加え、以前私も憤慨していた撮影マナーについて衝撃的な情報があり、しばらくカメラを置く選択肢もあったのです。
朝日新聞出版:アサヒカメラ10月号をご覧になられた方はいらっしゃるでしょうか?
特集記事に「本誌アンケート 400人超が怒りの告発 風景撮影マナー違反
ここまでやったら「犯罪」の境界線」というものがあり、私もアンケートに答えさせて頂きました。
あつまった声の中には「プロの講師が堂々と立ち入り禁止区域に入り込み撮影している」という話がいくつかありました。
オンラインサロンで堂々と違反行為、不法行為を教えている自称プロがいるというのは知っていたのですが、同一人物か、それとも別人なのかはわかりません。
ただ、怪しいオンラインサロンの主催者の自称プロではなく、本当に写真を生業とするプロまでがそれをしている可能性に失望しました。
誰なのか分からない以上、私は誰を目標にしていいのか、その作品は本当に適切な環境で撮られたのか。疑心暗鬼に陥りました。
追記:アサヒカメラ様がデジタル記事を公開してくだいました。
どこで心の折り合いをつけるか長い間悩みましたが、合間を見て撮った作品にもろに出ていますね。現像が上手く行かないと思っていたら撮影時に凡ミスしていたり、どうもはっきりしたイメージが浮かばない。
PCで写真を見るとなんだこれ?の連続でした。
結局、どんな素晴らしい作品でもアマチュア作品を評価するのはもうやめました。適切な環境で撮ったのかがわからない。
先のアンケートで400人もの声があつまったと言うことは、多くの人が常識を持った方なのでしょう。それでもほんの一握りの悪質なフォトグラファーの作品の評価をしてしまうかもしれない。
こういうときになぜか同じアマチュアの独りよがりな嫌な声も目にすることが多いです。
評価を求めることを目的とハッシュタグの羅列もくだらない物に見えてきましたし、評価を目的としたフォトグラファーサイトも交わりを捨てました。
それでも写真を楽しみたい私はプロの技術だけを参考にしつつ前に進むしかないんです。
これからも一人で撮り、自分だけ規範を守っていく。それしかないんです。
自分だけのロケーションで活動する以上、他の人と交わることはまずないでしょう。
別所先生に教えて頂いた余呉湖も私の活動場所でフォトグラファーには定番の撮影地ですが、人の少ないときに行くと思います。.