光害カットフィルタを使ってみた
今週こちらは雨に見舞われて撮影に出かけるのも無理かな、と思っていたのですが翌日の夜は快晴。光害カットフィルタを試すべく早速秘密のスポットに出かけました。
使うのは先週のエントリに上げました、ナチュラルナイト。こちらの記事を見て購入を決めました。
もちろん新アイテムに関しては勉強済みですが、結局パラメータとのすりあわせは変わらないのですよね。
出かけた時間は22時。撮影場所は交通が極端に少ない道路沿いなのですが、深夜になるまではそこそこ車が通ります。到着は23時過ぎていました。2時には月が昇ってくるのでそれまでの勝負です。
光害カットフィルタは特殊ガラスなので取り扱いに気を使います。落とさないよう、無理な力をかけないよう・・・
このために滑り止めの手袋も準備しました。
フィルター装着してまずはシャッター30秒、F2.8、ISO3200からスタート。WBはオートです。
天の川は目をこらすと何となく見える程度。
画像の方はぼんやりと映ってる程度で非装着時よりは分かる状態でした。
強い光はレンズへの光は抑えても夜空を照らしている分は抑えられないですね。
天の川をはっきりさせたいのでISOを6400に設定。
こんなものかな。あとは月が昇る2時までにF値とシャッタースピードで調整してすりあわせをしていきます。
シャッタースピードが遅い分、事前に画像を見られるミラーレスではないのでパラメータ調整しながらだと時間もかかりますし時間制限下では撮れる枚数も少なくなります。
ステップアップする次はミラーレスを、とは思っているのですが、α7にすべきか、RPにすべきか。正直言うと性能はα7に及ばないものの扱いやすいRPを使いたいので対応したレンズが出そろってからでもいいかなと。安いし。
現在RPに使えてフルサイズ対応で手頃な広角レンズのSAMYANGのF2.8/14mmはケラレが出るらしいんですよね。まあトリミングしてしまえばいいんですが。あとLrCCのレンズ補正に対応してくれればなぁ・・・
しかし寒い。もう6月だというのに気温は12度、見晴らしのよい場所なので強風が吹いてて尚更です。耳が冷えきって痛い。念のため持ってきたモンベルのダウンと防寒帽を引っ張り出しました。時々通り過ぎていった車のドライバーは「変人がおる!」とか思ってただろうな・・・。
大失敗。
帰ってから早速現像してみましたが松田優作よろしく「なんじゃこりゃあ!」でした。
どの画像もノイズが酷い。私の腕前では処理できないレベル。
調べてみると光害カットフィルタはノイズが出やすいとのこと・・・そう言えば参考した記事にもちらっと「ノイズ処理して」と書いてありました。
さりげなく書いてあったから油断した・・・
まずISO6400で固定してしまったのが原因かもしれない。私はいつもだと光の強さにあわせてISOは400辺りまで落とすんです。
フィルターの取り扱いを勉強した時「シャッタースピードとF値、ISOは高めにする」と頭に入ってましたから、パラメータを調整するつもりが全く出来てなかったことになりますね・・・。多分いつも通りあれこれいじってたらもっと綺麗になったはず。無念。
次回はもっと綺麗になるようパラメータをいじり倒そう。このパラメータいじりがこれまた楽しいんですよね。