怒りを感じた瞬間考えよう
人と話していると、たまに
「えみこ先生は怒ることなんてあるんですか?」と、聞かれる。なぜそんなことを聞くのか反対に尋ねてみると、だいたいの人が、私は普段ニコニコしていることが多くて機嫌が悪いところを見たことがないからだと言う。
ということは、機嫌が悪そうに見える人は怒った顔も想像できるということなのかな。
まぁ、それは良いとして。
さっきの質問に対する答えは
「今は怒ることは0に近い。ただ、6〜7年くらい前までは人並みにイライラしたり、怒ったりしていたと思う。」
腹が立たなくなった理由は何だろう。
子ども達が成長して叱る必要がなくなったから?
歳をとって人間が丸くなったから?
アンガーマネジメントを学んだから?
うーん、どれもあまりピンとこない。
そもそも人が怒る時ってどんな時だろう。
今どき面と向かって何か言われるとか、痛い思いをさせられることなんて、そうそうないように思うし、例えば強い言葉で何か言われたり、肉体的苦痛を与えられたりしたら、単純に「怒る」という感情にはならなさそうだ。
身近な人がどんなことで怒っていたか思い出してみると、だいたいの人が自分の理想の状態と現実にギャップがある時に怒っていたように思う。
子どもが言うことを聞かない。
旦那が育児や家事に協力してくれない。
友だちが約束を守ってくれない。
彼氏がまめに連絡をくれない。
上司が自分の意見を聞いてくれない。
同僚の仕事の仕方が自分とは合わない。
などなど。
ただ、それらについて何か対策をしているかといえば、せいぜい人に愚痴をこぼす程度で、実際は何もしていない場合が多い印象だ。
もちろん若い頃の私も同じで、いつも友だちや家族に愚痴って、相手が察してくれることに期待していた。今思えば愚かだったと思う。
今の私が怒らずにいられるのは、モヤモヤしたり不満を感じた時、できるだけ早く何とかしてそれを相手に伝えようとしているからだと思う。
どんな風に接したら良いかな?
どんなタイミングで話したら効果的かな?
と、徹底的に考えて行動に移すようにした。
そうしたら、怒る暇がなくなった。
そんな風に簡単にいくわけないでしょ?って思うかもしれないが、本当に効果的なので騙されたと思って試してほしい。
健闘を祈る!
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