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43歳で子宮卵巣全摘手術⑩退院日 術後説明(前編)


手術入院6日目の退院日、退院前に自分の受けた手術の動画を観せていただきました。医療に明るくない私が感じたままに綴ります。


退院前の診察

術後経過を診るための診察です。
子宮と子宮頸部を摘出して縫合した箇所を
診るための内診と
おなかの医療用テープを剥し、下腹部5mm程度が3箇所と、臍2cm程度1箇所の
縫合箇所の経過観察。
傷口も小さく綺麗で経過も良好との事でした。

手術、入院費、薬代のお支払い

病棟で受け取った明細書は
手術代、入院費で軽く100万円超え。
3割負担でも30万円は下りません。
限度額認定証を提出していたので、入院費、薬代も込みで8万円弱で済みました。

夫の到着待ち

看護師Oさんに急かされ針のむしろ。
夫が迎えに来られる時間が早くて10時なので10時頃に…と伝えていましたが
『先生がお待ちですよ』と急かされる。
退院前に夫婦で受ける術後説明の時間帯を知らされておらず時間になって大慌て。
どうやら夫到着時間が退院時間として伝わってしまったよです。

術後説明・手術動画の鑑賞(前編)

    今回の子宮卵巣全摘手術は、カメラを見ながら行う腹腔鏡手術だったのですが、その手術カメラの映像が録画されていて、術後説明を兼ねて観せていただけるとの事でした。   

・4時間を超える大手術

実際には4時間を超える大変な手術でしたが、早送りをしながら執刀してくださったS先生の解説付きで見せていただきました。
当方、医療に携わることのない一般人。
実際の手術映像を見たり、自分の内臓を拝むなんて滅多に出来ない経験です。
手術の様子をしっかりと眼と心に刻みました。

・まずは、、、

お臍からカメラが入るとぐるっと一周。手術を始める前に異常がないかチェックして下さるそうです。

肝臓は綺麗なピンク色、小腸には所々黄色い脂肪は見えるものの内臓脂肪は少なく、まるで鶏ホルモンのよう。もちろん生きているので鮮度は抜群です。

私はかなりの痩せ体型なのですが、今回の手術では脂肪が少なくて内臓がよく見えたので手術しやすかったです、とお褒めの言葉をいただきました。

・完全に飲み込まれていました

いよいよ手術に入るのですが、膜状の病巣に完全に埋まって見えなくなっている卵巣や子宮を手探り状態で探し出し、電気メスを使い焼き切っていきます。

摘出する子宮や卵巣だけではなく、尿管にも癒着があり、病巣に完全に飲み込まれていました。
尿管とは腎臓と膀胱を繋ぐ管で、手術で尿管を傷つけてしまうと自力で排尿出来なくなったり、排尿トラブルにも繋がります。小さなピンチ状のメスでとても慎重に丁寧に切り離して下さいました。
とても緻密で根気のいる作業です。
S先生はこの日、この手術の前に2件の手術の執刀されていて、私で3件目。
集中力と体力が必要なとても消耗の激しいお仕事だと思います。

長くなるので後編へ続きます。





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