失敗すらしてない
課題インタビューが新たなフェーズに移り、海老名SAで極寒インタビューとは打って変わって実家近辺でのインタビューを行っている今日この頃です。
「乗り物酔い」というハードルの高すぎる課題に対しては、インサイトをどれだけ深ぼれるか、そしてそのインサイトが前人未到であるかが必要条件となってくる。ソフトウェアによるソリューションがなかなか想定できない領域なだけあって、イシュードリブン、カスタマードリブンに考えたとしても「そもそも可能なの?」という問いに立ち還らないといけないのは大変心がおれるし、なんの技術的なバックグラウンドもない自分たちがメカニックなソリューションを提示できるはずもないし、それはスタートアップの戦い方としては大変不利だと考える。(技術系スタートアップは別として)
ただこの状況に大変燃えるものがあるのも事実である。現在乗り物酔いに対してソリューションを提供している会社は多くが既得権益に守られた製薬会社か自動車会社である。彼らの思考パターンとして考えられるのは、「さらに即効性のある酔い止めを作るにはどの成分を使えば良いだろうか」または「乗り物酔いを誘発する車体の揺れをどのように極限まで小さくしようか」といったところであろう。でもこのジャイアント達に対して「これって実はこういうペインなんだぜ?」っていって関節技決めることができるのって今今良い意味でまっさらな俺たちだと思う。
PMF(Product Market Fit)を達成するまでは、失敗を経験することすらできない。それゆえに経営者としての学びもなに一つしていないことになる。ここで考えることをやめて、やっぱ違う事業考えようという思考になった瞬間に自分は今までに過ごしてきた時間を全て無駄にすることになる。なぜなら、失敗すらしてないんだから経験もクソもない。そんな気持ちでやってます。
でも楽しいですね。
楽しくなきゃ金も経験もないのに、内定先蹴ってないですよ、えへへへ
BYE