16.目に見えないものに惹かれて~「レイキ」~鞍馬山の風景
この投稿で、「spritwindの物語」の前半の「目に見えないものに惹かれて」の最後になります。
「レイキ(霊気)」については、wikipediaにかなり詳しく紹介されています。簡単に抜粋すると・・・
・レイキ(霊気 英:Reiki、Ray-Ki)、レイキヒーリングは民間療法であり、手当て療法・エネルギー療法の一種である。
・レイキは、臼井甕男が始めた臼井霊気療法(臼井靈氣療法、霊気)に始まり、これが海外で独自に発展・簡略化したもの。霊気は臼井の弟子の林忠次郎から日系アメリカ人ハワヨ・タカタに伝えられ、レイキとしてアメリカで行われ、タカタとその弟子によって世界中に普及した。
・補完療法として行われることもあり、2007年時点で世界で500万人が実践しているとされる。健康維持や自己啓発に有効であるとも主張される。宗教で行われる手当て・手かざしとよく似ているが、レイキ関係者はレイキは宗教ではないとしている。
・多くのレイキ関係者は、アチューンメント(伝授)という儀式でエネルギーのより効率的な回路となり、誰でもできるようになる、儀式を受ける側の知識やトレーニングは不要としており、これがレイキの特異な点となっている。アチューンメントはセミナーの形式で行われることが多く、有料であり、レベルが上がるほど高額になる。自分自身に施すこともでき、アチューンメントの段階を踏めば遠隔治療も可能とされている。
アチューンメントとは 、「エネルギーの回路を開く」、「エネルギーの流れを大きくする」、「エネルギーへのアクセスを可能にする」ものだとして、この儀式はセミナー(講習)という形で行われることが多い
セミナーでは様々なことが教えられるが、知識でレイキが使えるようになるわけではないと考えられているため、重視されるのはアチューンメントとシンボル、マントラである。レイキの能力の段階は、3段階または4段階である。アチューンメント(伝授)で伝えられるシンボル、マントラによって能力が向上し、遠隔ヒーリングも可能になるとされている。
レイキ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2019年9月24日 (火) 01:14
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「レイキ」でググると、今でも養成、講習の一般社団法人やNPO法人がヒットしますね。
1999年9~10月、日本ヒーラー&カウンセラー学院というところにレイキを習いに行きました(今ではググっても何も出てこない。運営会社も・笑)。まるまる二日。最後にアチューンメントという儀式を行って終了。ヒーリングステップ1(ファースト)、ステップ2(セカンド)、ステップ3~5とありましたが、ステップ2で止めました(たぶん時間と金の問題かと)。レイキについては、特に、数人で身体に手を置かれるとその温もりがものすごく気持ち良くて、コレは癒しの効果があるだろうとは思いましたね。しかし、当時は、そのような癒しの評価以上にはありませんでした。レイキをすると飲み物の味が変わって美味しくなるとかもありましたね。
グループワークのようなものでした。当時は個人情報にもあまりうるさくなく、今でも、その当時のメンバーの名簿があります(eメールを持っている人はあまり居なかったようです)。メンタル面で調子の悪い人が良くなったり、レイキを学んで併用して治療する鍼灸師が居たり・・・いろいろな人たちが居ましたね。遠隔ヒーリング実習というのもあったようですが、ほとんど憶えていません。
レベルが上がるほど高額になるのも??ですし、シンボルを授けられると云う秘儀に対する高揚感・自己満足感へと掻き立てられるのも??ですね。但し、それを知ることによってメンタルの「御守り」のようにも作用するのではないかと思いました。
あの世とこの世を繋ぐ「霊統」という考え方があります。血統は血の繋がりですが、霊統は精神的に近い、もしくは似たような霊魂が、あの世からこの世に生きる人たちに働きかけているというものです。修験者には修験系の、各々の宗教を信じる人たちには、その宗教の信者や教祖が働きかけている。宗教だけでなく、例えばこのレイキ、シンボルは御守りとしてだけではなく、レイキ関係者が、あの世からシンボルを通して見えないチカラを送っている・・のかもしれません。
手当法に関しては、「宗教」もありますし、「おばあちゃんの知恵袋」もありますし、その温もりを通しての効用・奇跡的な治癒の報告は、ググれば、あちこちに散見されています。ここでは触れません。
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レイキ創始者の臼井 甕男が、断食を行って、能力を授かったと云われている、鞍馬山へ行ってみたかったので登ってきました。
鞍馬山・双福苑・・・天に聳える杉を「玉杉大黒天」と尊崇し、傍らには、福徳の神である「玉杉大黒天」「玉杉恵比寿尊」の祠があります。
鞍馬寺・本殿金堂
鞍馬山・大杉権現社
この辺りは、大杉苑瞑想道場と呼ばれ、護法魔王尊のエネルギーの高い場所として知られています。
2017.8.26 鞍馬山・大杉苑瞑想場にて
臼井 甕男(うすい みかお、1865年8月15日 - 1926年3月9日)
現在レイキとして世界中に広まっている手当て療法を中心とした民間療法の一種「臼井靈氣療法」(臼井霊気療法)の創始者である。
職業は、公務員、会社員、実業家、新聞記者、政治家後藤新平の秘書などさまざまに経験する。
その体験から「人生の目的とは何か」という大命題の探求から、禅の道に入り、真の悟りともいえる安心立命の境地を目指し修行するも、どうしても悟りを得られず、悩みぬいた末に禅の師に相談したところ、「それなら一度死んでごらん」と答えられ、「自分の人生も、もはやこれまで」という覚悟を決め、1922年春に京都の鞍馬山にこもって断食を始める。修行のための断食と言うよりは、死を覚悟してのものだったらしい。
断食に入り3週間目の真夜中ごろ、脳の中心部あたりに落雷をうけたような激烈な衝撃を感じ、そのまま意識不明の状態に陥る。数時間後、ふと気がつくと夜が明け始めた頃で、心身爽快な気分に満ちて目覚め、その衝撃のときに感じたエネルギーが心身を貫き、体内との共鳴、一体感を達成し、求めていた悟りの境地を完成したことを知る。
悟りが得られたことに喜び勇んで山を降りる途中、石につまづき足の指の爪がはがれ、思わず手を当てたところ痛みが去り、血が止まり即座に治癒してしまったという。そして、山のふもとまで降りてくると、小さな食堂があり、主人が止めるのも聞かず腹いっぱい食べた。主人の孫娘が顔が腫れるほどのひどい虫歯で、頬に手を当てるとたちどころに痛みが引いた。さらに、家族にも試したところ即効的な効果があり、「広く世の中の人にこの力の恩恵を与えたい」との思いから、工夫研究の結果、この能力を他人に伝授し、心身改善に活用する方法を見出す。これが臼井霊気療法という手当て療法の始まりとされる。
1922年4月に指導法などを定めた上で臼井霊気療法学会を設立する。
現在世界中に広まっているレイキは、臼井が養成した21または20人の師範(レイキを他人に伝授できる資格者)の一人林忠次郎がハワイ在住の日系人高田ハワヨに伝授したものが広まったもの。
臼井甕男 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2019年10月14日 (月) 03:50