他人の人生に口出しする人の心理:特徴と対処法
会社の同僚や上司、ママ友や友人はもちろんのこと、たとえ家族であっても「超えてはならない一線」ってありますよね。
今回は、身近にいる「他人の人生に口出しする人」について、考察しました。
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◆他人の人生に口出しする人の心理と特徴
家庭・恋愛・子育て・仕事など、他人に干渉する人は「生きる目的」が不明確で依存的な人です。
自分の中にある「不安」を他人に投影して、自分の「弱さ」から逃げています。
自立した人は他人が気にならないのですが、依存的な人は支配欲求も強いため、無意識に「他人を思い通りにしたくなる」のです。
たとえば、子育てなど家庭に口出しする人は、劣等感が強く自分の人生に自信がないだけでなく、自分の生き方に責任を持っていません。
嫉妬も同じ原理。
最近よく耳にするママ友カーストやマウンティングも同様で、自分の人生が正しいことを他人を使って確かめたいだけです。
「不安と劣等感」が行動の動機になっています。
人間の最大欲求は「幸せになりたい!」ではなく「安心したい!」ですから、情緒的に未成熟な人ほど、安心感を得るために他人を支配したがるのです。
「自分のほうが上だと確認して優越感で心を慰めたい」「自分の存在意義を確かめたい」など、余計な口出しをする動機には「安心の欲求」があると言えます。
エナジーヴァンパイアと同様に、甘えやすい人(攻撃しやすい人)だけをターゲットにして、自分と同じ気が強い人(反抗しそうな人)には口出ししません。
強い不安と劣等感が、自分と他人の境界線を飛び越える原因です。
◆自己肯定感が低い人へのアドバイス
口出しされるのが苦手な人を2タイプに分けると
我が強い
または
自己肯定感が低い
に分けられます。
自己肯定感が低い人の解決策は以下の通り。
1)相手を変えようとしない
2)相手のエゴに反応しない
3)相手の不安を刺激しない
自分と他人の境界線が無い人には、こちらから線引きして「対応できること・できないこと」「こちらの都合」を明確に意思表示してください。
根掘り葉掘り聞いてくる人には、素直に答えないまたは毎回同じ回答をする。質問には質問で返す。こちらの情報を与えない。
他人の期待に応えなくていい権利をしっかり行使してくださいね。
支配的な人は「他人にこうあって欲しい」と思う依存心が強いので、「期待に応えてくれない人はツマラナイ」と、向こうから離れてくれます。
ただし、あなたから距離を置く場合は、積極的に挨拶と一言会話をして、サクっと話を切り上げる「付かず離れず」の距離を保つとベスト。
急によそよそしくすると、相手の不安を刺激して、被害者意識(=攻撃性)のスイッチが入ったり、余計に付きまとわれる可能性があります。
相手の不安を刺激しないよう、冷たい態度は取らないほうがいいでしょう。
この法則を胸に刻んでくださいね。
いきなり距離を取るのではなく、少しずつあなたが主導権を握るほうが、相手の抵抗(=分離不安)を最小化できます。
話が通じそうな相手なら、感謝の言葉と共に「ご心配には及びません」と伝えるか、率直に感じていることを伝えていいかもしれません。(相手を選びますが)
とにかく相手が変わることを期待しないこと。もしも本質的に解決するのなら、あなたが自立(エゴを克服)して本音で生きるしかありません。
「人からどう思われるか」
「人に嫌われたくない」
「相手と仲良くしたい」
というエゴ(期待・依存・執着)があると、相手につけ入るスキを与えます。
逆説的ですが、自分のエゴ(期待・依存・執着)を自覚することで、自己肯定感が高まり、人に嫌われたとしても「本当の自分」でありたいと思えるようになるんです。
【 舅姑の問題 】
旦那さんに間に入ってもらってください。旦那さんと信頼関係を築けていない方は、あなたが「自分のエゴ」を自覚すると状況は改善します。パートナーシップの課題を解消しましょう。
【 ママ友の問題 】
あなたの「孤独感と依存心」が原因です。友達になっていいのは子供だけ。ママ同士で友達になりたいのなら、卒園や卒業まで待つこと。それでも「ほどほどの距離」を大切に。
◆人に干渉されるスピリチュアルな理由
「他人は鏡」「類は友を呼ぶ」の法則と同じく、同じエゴ同士は反応します。
あなたの中にある不安(=エゴ)が、不快な体験を繰り返す原因です。
自己否定が強い(自己肯定感が低い)人は、幼少期に親から「ありのままの自分」を認めてもらえず、大人になっても他者評価に依存してしまい、人に干渉されるスキを与えます。
”親が期待する自分”を演じていると、「本当の自分」を出すことが恐くなり、無意識に人の顔色を伺って、「ノー」と言いづらい性格になってしまうのです。
一方、我が強い人は幼少期からプライドが高く、人に干渉されるのを嫌がるため、善意のアドバイスでも「被害者意識」を持つでしょう。
我が強い人は、与えられた「愛」にケチを付けておきながら、「私は誰からも愛されない」と自己憐憫にひたって、相手を攻撃していることに気づいてください。
結局のところ、口出しする側も口出しされる側も、過去に体験した『人間関係』を繰り返しているに過ぎないのです。
あなたに「本当の自分では受け入れてもらえない」という承認欲求、あるいは「自分の思い通りにしたい」という支配欲求があると、自分と同じ「不安」を抱える人を引き寄せます。
私もbossyな同僚にあれこれ口出しされた経験がありますが、自分では「人に振り回されている」と思っていても、実際には「自分のエゴ」に振り回されているだけなのです。
自己否定が強い(自己肯定感が低い)人は、もっと自分に愛を与えて「本音」を尊重してください。
「ノー」と言いたい時は「ノー」と表現しましょう。
自分を受け入れられないと、他人も受け入れられません。「鏡の法則」をしっかり理解できれば、あなたはもっとラクになれます。
◆我が強い人は「愛」を受け取れない
最後に、我が強すぎるゆえに「口出しされるのが嫌いな人」の心理と解決策です。
先日、この記事を読んで相談に来た人がいました。
「ママ友が口出しする」という相談でしたが、自分に都合の悪い話は「でも!」「だって!」と反論して、素直に聞こうとしません。(40歳児かな?)
人に相談しておきながら、自分が期待したアドバイスじゃないと攻撃的になるのは、強いエゴ(承認欲求と支配欲求)の表れです。
話を聞くように注意をすると「逆ギレ」されたので、仕方なく相談終了を告げました。
すると今度は「泣き落とし」をする始末。結局、開業以来はじめて強制終了することに…。
このように、我が強すぎる「でもでもだって病」の人は、「善意のアドバイス」であっても「余計な口出し」と受け取る可能性が高いでしょう。
悩みが大きくなるエゴは、被害者意識・自己正当化・責任転嫁・自己憐憫です。我が強い人は、あなたが成長することが唯一の解決策と言えます。
善意のアドバイスを”口出し”や”干渉”と受け取っているかぎり、誰からも「愛」を受け取ることができません。素直になりましょう。
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