【受動攻撃】上司に告げ口する人の心理
人を管理する立場の人間が、上司に報告する行為は「告げ口」にはなりません。
でも…その立場ではないにもかかわらず、承認欲求を満たす目的で上司に告げ口する人がいますので、考察したいと思います。私(三島)の個人的体験談です。
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◆エゴが強い人は告げ口したくなる
どこの会社にも他人に目を光らせる人っていますよね?
人間の最大欲求は”幸福”ではなく”安心”です。不安が強い人は安心したいため、他人を監視して自分の身を守ります。
要は、エゴ(恐れ・不安)が反応して、告げ口したくなるのです。
エゴとは、不安から自分を守るために発達した「自分中心思考・思考のクセ・自己否定の思い込み」です。
被害者意識・自己正当化・責任転嫁・自己憐憫が強くなるため、苦しみの原因となります。
でも、エゴは悪者ではなく味方ですよ。誰にでもエゴはあります。
◆自己正当化(見せかけの正義)
告げ口する人は、自分を守るためには、告げ口してでも人を蹴落とすことが「正しい」と、思い込んで自己正当化する幼稚な人です。
仕事ができないうえに、努力もしないので自信がありません。自分の問題(エゴ)から目をそらすため、他人を監視することにエネルギーを費やしています。
生まれ持った可能性や能力を発揮して「本当の自分」で生きるには、自分を制限する「エゴ」に気づいて成長する必要があるのですが…
自分の問題に気づこうとせず、人の足を引っ張ることに生きがいを見出している状態です…。そうしなければ生きていけないのでしょう。
その結果、自分に甘く他人に厳しくなるので、よけいにタチが悪いですね。
◆被害者意識(劣等感と欠乏感)
私が以前勤めた会社で出会ったのは、人に嫌われたくない不安感から「本当の自分」を抑圧して、良い人を演じる告げ口女でした。
私も彼女に告げ口されましたが、他部署の人まで監視して上司に告げ口していたようです。(不安が強い人は支配欲求も強い)
生育歴に問題を抱える彼女は、劣等感の強さから「他者評価」に敏感でした。
本心では「本当の自分で生きたい!」と願いつつも、他人の目を気にして「理想の自分」を演じていたのです。
自立した人は他者評価が気にならないため、いつも自然体でいられますが、人から嫌われたくないエゴが強いと、そうはいきません。
「本当の自分」を押し殺して怒りを増幅して、自己実現している人に自分の怒りをぶつけます。
このように「自分の問題」を他人に投影しているのが告げ口女の特徴です。
自分で自分の首を絞めているのですが、本人はストレスの原因が自分のエゴだとは夢にも思っていません。(エゴを恐れているので)
「人から良く思われたい!でも自然体で生きたい!」という、アンビバレントな矛盾する欲求の葛藤から、他人に八つ当たりしています。
◆責任転嫁(受動的攻撃行動)
彼女の場合、表面的には賛同しながら、態度で「暗に怒りを表して」反抗する「依存的な自己主張」が見られました。
これは受動攻撃性パーソナリティ障害の特徴でもあります。
電話が多い部署だったのですが、彼女が一切電話に出なくなり、私一人で一日中対応した時がありました。(私はシステム担当で、彼女は庶務です)
その翌日、「急に大量の入力業務を言い渡されたのがムカついたから、抗議の意味で電話に出なかった」と、お菓子を配りながら謝ってきたのです🥺
いい大人が、自分の要望を言葉で伝える努力もせず、不満を態度で示そうとしたことを知って、私は衝撃を受けました…。
短絡的な考えで人に迷惑をかけた挙げ句、お菓子で機嫌を取る行動に、違和感を覚えたことを記憶しています。
感情で動く女とは、こういう人のことを言うのでしょう。
上司に良く思われたいエゴで、表面的には「良い部下」を演じておきながら、その裏では「受動攻撃」で同僚に八つ当たりする幼稚な解決策。
当の本人は”どこ吹く風”と、平気な顔をしていますからね。
上司からは良く思われても、同僚からは良く思われないことに気づかない鈍感さにビックリです。
受動的攻撃行動は、相手に嫌われたくない恐怖心と不安感(エゴ)が原因で回避行動をします。
自分の敵意を「反抗的態度」で表す「依存的自己主張」しかできない幼稚さは、とてもアラフォーとは思えません。
いま思い返すと、違和感を抱くことが度々あり、「ちぐはぐな行動」が多い印象でした。その原因は矛盾する欲求の葛藤だったのです。
今でこそ私も冷静に分析できますが、当時は、ここまでの「支離滅裂さ」を見破ることができませんでした。
なお、私のようにHSP兼エンパス(無意識に人の感情と同調する気質)の人は、強烈なエネルギーに憑依されて言動が変わることもあります。(私がそうでした)
とにかく違和感を覚えたら、「相手がすねない程度に」距離を置くこと。
◆告げ口されるスピリチュアルな理由
人の足を引っ張る人は勝手に自滅するので、相手は放っておきましょう。ここで大事なのは「体験からの学び」です。
人生では必要なときに必要なことが起こります。
信じたくないかもしれませんが、スピリチュアル的に言えば「現実は自作自演」「他人は鏡」です。
せっかく不快な現実を創り出したのですから、気づきを得ないと、もったいないですよ!自分の中に「答え」があります。
「誰が良い悪い」というエゴ視点ではなく、素直に「なんでこんな現実を創ったんだろう?」と自問してください。
そのうち「気づき」がありますから。ただし、自分を責めないでくださいね。
イヤな人は、あなたの中の「癒やしが足りないところ」を教えてくれる存在です。
私の場合は、私の中のエゴ(承認欲求や孤独感)を教えてくれていると気づいたとたん、彼女に対する怒りが消えました。
そうやって「体験からの学び」を重ねると、起こる出来事に一喜一憂することが徐々に減ってきて、心を安定させることができます。
自分のエネルギーを「他人を蹴落とすため」に使うか、「自己成長」に使うか。どんな行いをしようと天は見ています。
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