2017年卒業式歌 《いつか空の下で》 〜未来へ〜

m)そして2017年の卒業式の歌が『いつか空の下で』。この歌は卒業生徒の皆さんが作った曲だと言うふうに聞いていますが。

tm)そうなんですよ。私が卒業式の歌を考え始めようとした頃に、卒業生の女子生徒3人が職員室の私のところにやってきて、今年の卒業式歌は私たちが作りますと言ったんです。私は曲を作ったことのない生徒が果たして作れるものだろうかと半信半疑でしたが、とりあえずお任せすることにしました。はじめの頃は貸し出したキーボードで遊んでいたりもしましたが、そのうちに詩やメロディーを具体的に考え始めていたようです。

g)先生は全く手を入れなかったのですか?

tm)多少の手直しやピアノアレンジ等はしましたが、メロディーや歌詞は生徒たちが考えたものです。本当によくやったなぁっていうふうに今でも思います。

t)私も録音に関わりましたが、毎年に比べて特にこの年は熱心だったと思います。

k)何もないところから卒業式歌なんてできるものなんでしょうか?

tm)生徒たちが考えた歌の作り方は、集めた詩や単語から全体にわたって統一した構想を作り、そして具体的に部分を作り上げていくと言う形だったと思います。私が特に感心するのは、曲の形が自由であると言うことと、歌詞がとてもユニークだと言うことです。パターンを考えたり今までの曲を見返していては思いつかない発想だと思います。特に優秀な生徒がいたと言うよりもみんなでワイワイ考えながら作ったと言う印象です。

f)歌詞には季節の移り変わりや自分たちの思いなどが込められていて、本当に凄いなぁと思いました。

g)生徒たちに任せて、怖くなかったですか?

tm)そうなんです。心配もありましたし、歌える歌にならないと残念な結果になると思いましたが、最後はこちら(g氏?)のアレンジ力かな、と。笑

g)笑。また新たな歴史が刻まれた感じがしますね。

m)まさに昨年からのテーマ、〜未来へ〜にふさわしいですね。

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