2009年卒業式歌 《ぼくのたからもの》 〜こころの唄〜

m)こころの唄の3曲目は《ぼくのたからもの》でした。

t)たしか吹奏楽部の部室で録音したと思います。機材の関係かな?

tm)よく覚えてないですが。まだ、MTRの時代だったのかな。ところが録音したパソコンソフトが変わってしまってデータが使えなくなり、録音し直しとなった。それと、この歌は音程的にもかなり厳しくて、歌えるかどうか心配だった。でも思い入れのある学年だったので、なんとかしたかったですね。

y)この歌も普段の生活の中からできた詩のように感じるな。

k)高いだけでなく、技術的にも難しそう。t氏はとてもうまいね。

tm)この年の曲はどのように歌を作ったかよりも、どんな生活だったかのほうが印象的ですね。入試が終わって2月、最後に生徒と行った黙想会。プログラムは講師の先生に任せて、私は詩を考え続けた。そして、g氏にも大きな助けを借りて、この歌も何とか完成しました。

g)かなりしんどそうでしたね。追い詰められていた感じでした。

tm)その通り。はじめは《明日への道》って歌にしようと決めて作り始めた。なかなか歌詞から組み立てからアレンジから進まなかった。実は体調が悪くなって仕事を早退したこともあった。

f)プレッシャーが掛かっていたんですね。

r)それでも完成しましたね。

tm) 何年に1回はできないかもしれないという年があります。そのたびに何かにすがって、何とか仕上げる感じですね。作った曲を期限の2日前にボツにしたこともあります。やはり納得した歌を歌いたかったですからね。

m)同じテーマで歌を考えるのはなかなか大変ですね。やめたいと思ったことはありますか?

tm)何回もありました。でも、卒業生の顔を思い出すとなかなかそうもいかなかったですね。

m)毎年毎年生み出すのはパワーが要りますね。33きょ

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