2002年卒業式歌 《旅立つボクらの詩》 〜自己を見つめて〜

m) 今日もネット会議にお集まりいただきまして、ありがとうございます。1992年に始まった卒業式歌も10年が経ちました。ここまで来ると同じテーマで作り続ける辛さがあるのではないですか?

tm) まるで大波に飲み込まれているような息苦しさとプレッシャーでした。もうできないのではないかと。そこで助けてくれたのが全面的に支援してくれている卒業生のg氏でした。アレンジだけでなく作詞作曲まで手伝ってくれて、あるときなんかは、ネタを送ったら、それをもとに歌を送り返してくれて、それをもとにやりとりを繰り返して完成、なんてこともありました。ここまで続けられたのもg氏おかげ。彼の活躍なしにはあり得なかったと思います。

g) それほどでもないです。

tm)それと、期待してくれている生徒たち。今年はどんなの?って聞いてくれるんですよ。できなかったら、どれほどがっかりするだろうと。

t) そうですよね。私も作っていましたから、よくわかります。

m) ところでこの年の、旅立つボクらの詩というのは?

tm) 初めて生徒に「なんで僕らの歌だけこんな曲なんですか!」と、納得されなかった歌。ショックだった。

y) そんなこといわれちゃったんや。せっかく作ったのに、ショックやなぁ。

tm) それからは完成させてから生徒と歌い込んで完成に近づけていくことにした。この歌もそれから歌い込んで変えていった。でもなんと言ってもg氏のアレンジ。メロディラインを変えずにコード進行を変えたり、いろんな楽器やリズムを駆使してセンス良く仕上げてくれた。実は題名もg氏の発案です。

h) 自己を見つめてという副題がついていますが。

tm) この頃から歌詞や曲調が変わっていったと思います。同じテーマの歌を作り続けるといろんなことを考えてしまうのです。この頃はまさに自分を振り返り、自分から湧き上がるものを見つめ、自分との闘っていた感じです。

ji) そんな感じがする歌だと思います。

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